訓練の後は…
まぁ、ざっと数千年位しごかれましたよ…えぇ、なんで訓練つけてとか言っちゃったんだろって最初の5年で後悔して訓練が楽しくなってきたのが大体100年、2000年過ぎた辺りから楽しいより眠たいが勝ってきて、ようやく訓練が終了した今では眠いと面倒くさいとかったるいが俺の心の半分を占めてる感じだ。
「ここまで強くなる必要ってあったの?」
マリエル「…正直に言うとやり過ぎたな、もう僕とミリエルで協力しても勝てなくなるとは思ってもいなかったよ…」
ミリエル「なんでしょうかね…一応私たちは神なのに500年前からは完全に遊び相手みたいにあしらわれるって…もう魔神とか一捻りなんじゃないですか?」
どこか呆れた感じでそんな事を言ってくる女神二人…
「いや、俺悪くないよね?やり過ぎたのって二人だよね?なんなの最初は戦いかたとかだけだったのに途中から「魔法もいっちゃいましょう!」とか言って全部の魔法覚えさせて来たけど戦力過多だよね?絶対。」
もうね、しんどいよね…しかも俺魔法より体術使った気を使う技の方が使いやすいから多分ほぼ死蔵になるしね…
時空魔法と回復魔法は普段から使い道多そうだから良いけど後のやつなんて普段から使うようなことないでしょ!って言いたいレベルだよ。
はぁ…フカフカの布団に丸まって寝たい…
「にゃにゃーにゃにゃにゃんにゃん…」〈フカフカの布団に丸まりたい…〉
とりあえずだらけるために猫に戻っとくか…
マリエル「うん、そうだね…あれだけ訓練を頑張ったんだ僕が添い寝してあげるよ。この羽は手触りが良いんだ。君も気に入るはずだよ!」
うぉ!?何だ?マリエルが若干顔を赤らめて主張してるけどとりあえず最後なんで強調した?ビックリして尻尾が膨らんだじゃないか…
ミリエル「姉さん抜け駆けは無しって約束してましたよね?勿論私も添い寝させて頂きますよ?私の羽は姉さんのとは違う手触りなのできっと気に入って頂けると思います。」
ミリエル…一瞬黒いオーラ纏ってたよね?あれ?君女神だよね?ちょっとチビりそうだったんだけど…まぁ、気にしない!
前から触って見たかったあの羽に包まれて寝れる…最高ですね!
「にゃー、にゃにゃにゃ?」〈じゃあ、寝るか?〉
マリ&ミリ「「勿論」」
うむ、二人ともそんなに眠たかったのか…気が合うな。
ミリエル「では、ベッドに行きましょう!」
マリエル「あぁ、そうだな!」
「にゃあーん」〈レッツゴー〉
ベッド!ベッド!フカフカベッド!しかも羽毛布団何か目じゃないくらい上質そうな羽に包まれて寝れるなんて…なんて素晴らしいんだ!
マリエル「布団に毛が着くといけないから人の姿になっておいてくれよ?」
ミリエル「そっ、そうですね!それに潰しちゃうといけないし!」
ん?確かにそうだな猫のままだと抜け毛とサイズ的な問題で潰されるかも知れないな…
「これでいいか?」
最近すっかりスムーズに変化できるようになったなぁ、これも訓練のお陰か…
後で二人が何故かガッツポーズしてるのは何でだろ?まぁ、いいかとりあえず眠い…
ミリエル「ここが私達の愛の…じゃなくて寝室です!ベッドは広いので3人でもゆっくり寝れますよ!」
マリエル「僕たちが君を挟むから真ん中に行くといいよ。」
おぉ、ついに待ち望んでいたベッド!
マットレスもフカフカ…これは凄い!さぞかし気持ちよく眠れるにちがいない!
早速…ふぉお!この適度な抵抗もたまらない!
そして布団の代わりに二人の羽に包まれて寝れる…
これはもうね、思い残すことは無くなるね。
ミリエル「でっでは…」
マリエル「うむ…失礼する…」
二人の羽…いったいどれ程の…
「おぉ!素晴らしい!マリエルの羽はサラサラとした手触りの中に適度に感じられる柔らかさが素晴らしい!そしてミリエルの羽はフワッフワの綿のような柔らかさが体を包み込んでくれるかのような気持ちよさ…これは至高と究極!こんなに気持ちいい羽があったなんて!」
二人の羽の手触りが素晴らしすぎて思わず撫で回してしまう…
マリエル「んっ…」
ミリエル「あっ…」
何だか二人とも顔が赤いな…暑いのかな?
とりあえず寝ることにしよう素晴らしい夢が見れそうだ!
「zzzzz」
マリエル「ねぇ、ミリエル?」
ミリエル「なんですか?姉さん?」
マリエル「僕少し自信なくなったよ…女として…」
ミリエル「言わないでください姉さん…私もですよ…」
瑞騎青年は二人を異性として見てないんですかねぇ?