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異世界行き!?ただ寝ていただけなのに…  作者: みずき
ぷろろーぐ
2/8

異世界に行く前にしっかり訓練!

「にゃぁ…にぁーにゃ…」〈ふわぁ…よく寝た…〉


なんかスッゴい長く寝てた気がする…

つか、携帯のタイマーならなかったのかな?

まぁ、晩御飯に間に合えば良いか…


「にゃんにゃ…」〈さてと…〉


ちょっと待て、さっきから猫の鳴き声と俺が声に出してるのが同じタイミングじゃないか?

いやいや、まさかそんな偶然だよね…

さぁ、家に帰ろ…う?


「にゃにゃにゃ?にゃん?」〈どこだ?ここ?〉


あれ?俺ちゃんといつものように森の広場でシートを広げてマイ枕を置いて寝たよな?

どこだここ?やたら見晴らしがいい…草原?浮島?これ浮いてるよね?

そしてやっぱり俺が声を出すと猫の鳴き声がするし目線は低いしこれってやっぱり…


「にゃにゃーにゃぁ!」〈やっぱりか!〉


結論考えないようにしてたけど俺が猫だった件について…

マジかぁ…猫かぁ…ん?けど昼寝し放題じゃね?

おぉ、人じゃなくなったけど俺は安寧(昼寝)を手に入れた!


???「あの~そろそろ良いですか?」


さっきから何か話したそうにしてたけど徹底的にスルーしてたコスプレしてる美人さんが話しかけてくる。

ちょっ、この人猫に話しかけてるんだけど…


???「こすぷれ?よく分かりませんけどスルーしてたんですね…ひどいです音風瑞騎さん…」


えっ?なにこの人心でも読めるの?


???「あっ、はいその通りです。私は今貴方の心を読んでお話をしています。」


マジかぁ…プライバシーって知らないのかなぁこの人…それよりなんで俺の名前知ってるんだろ?


???「あっ、すません申し遅れました。私は天界を治めている女神の一柱で創造神様より賜りし名はミリエルと言います。この度は私が管理しています世界に危機が訪れているため瑞騎様をお呼びしました。どうかお力をお貸し願えませんか?」


ふむ、ミリエル…聞いたことないな。

それより呼んだってなに?世界に危機?俺なんか呼んでもどうにもならないでしょ?


ミリエル「いえ、瑞騎様貴方の魂の器の大きさそして強さは私をも上回る程の力なのです。今貴方の姿が変わっているのは貴方の魂に最もふさわしい形をとっているからです。」


じゃああれか、つまり俺の魂は猫の姿でこそ最も力が出るってこと?

そしてこの状態だと俺はものすごく強いと?


ミリエル「はい、その通りです。どうかお力をお貸し願えませんか?」


ん…まぁ、確かにあっちにいても家族は居ないし言っても良いけど友達と幼馴染みが心配するから何か連絡できない?多分だけど一回行ったら帰れません的なやつでしょ?


ミリエル「その通りです。しかしお望みであれば今であるなら元の場所に戻すこともできますが…」


んにゃ、いいよ。

とりあえず心配するな、元気でやって来るって連絡しとけば良いでしょ。


「わかりました。では、手紙を送りましょう。文面は思うだけで自動的に書記されますので。」


ん、了解……………ほい、できた。

後はよろしく。


ミリエル「はい、必ずお届けします。他に何か聞きたいことなどありませんか?」


んー、俺が行くとこってもしかして魔法あり魔物ありのファンタジー世界?


ミリエル「はい、その通りです。今は新しい魔王が立ち人間と魔族との種族間に緊張が走っている状態です。」


つまり俺の役目は魔王を倒すこと?


ミリエル「いえ、魔王は特に倒す必要はありません。彼は魔神に操られ戦争を起こそうとしているだけなのです。」


魔神?もしかして戦争を起こして大量の血が流れると魔神が復活するとか?


ミリエル「はい、その通りです。先程から説明しなくても言い当てますけど知ってるのですか?」


いや、テンプレで考えたら当たってるだけだから…つまり俺の役目は戦争を回避させてかつ魔王の洗脳を解いて魔神を討伐または封印するってことかな?


ミリエル「はい、そうなります。どうか私の世界をお救い下さい。」


はいよ、どこまでできるかは分からないけどやってみるよ。

あっ、後1つお願いがあるんだけど…


ミリエル「はい、なんでしょう?」


父さんと母さん…後、千秋チアキの魂…それってどこにあるかわかるかな?

なんで俺1人残して逝ってるんだよって一言文句言っときたいからさ。


ミリエル「少々お待ちください……音風 駿シュン様、香織カオリ様、千秋様、お三方共に今から行って頂きます世界にて新しい人生を過ごされています。」


そうか、なら良いんだ。

じゃあ後はあっちに送ってもらう前に戦闘訓練とかさせてもらえない?

今のまま行っても多分まともに戦えないし…


ミリエル「確かに実戦を考えると訓練は必要かもしれませんね…わかりました。私の姉に戦神が居るのでお願いしてみますね!」


ありがとうミリエル宜しくね。

さて、問題はこの体でどうやって戦うかだよなぁ…


???「待たせたね、ミリエル僕に何か用かい?」


ミリエル「マリエル姉さんここにいる瑞騎様に訓練をつけて下さいませんか?」


マリエル「構わないけど…君、なんで猫の姿なんだい?」


あっ、はじめまして音風瑞騎と言います。何か俺の魂の一番ふさわしい姿が猫なんだとか…


マリエル「なるほど、それで肉体も魂に引っ張られているわけか…いいかい?戦闘の訓練の前に訓練ができる体の形を取ることから始めよう。」


体の形を取る…ですか?


マリエル「あぁ、今の君の姿は魂がふさわしいと感じている君の本質からとっている姿なんだ。だからそのままでも戦えるだろうが、君に覚えてほしいのは戦闘だ勿論武器の扱いも覚えてもらうからそのままでは訓練ができない。」


確かにこの手(肉球)で剣は握れませんねぇ…


マリエル「いいかい?人の形をイメージするんだそのイメージがしっかりできれば君は人の姿になれる。」


イメージだけで良いんですか?


マリエル「あぁ、今の君の体は魔力によって変化しているだけだからな、君のイメージによって変化する事ができる…と言っても3つだけだがな。」


3つ?猫と人と後はなんですか?


マリエル「獣降ろしと呼ばれる姿だな、詳しくは知らないが獣人の奥の手の1つで人の姿で獣の状態の能力が使えるようになるとか…要はちょうど真ん中だ。」


ほうほう、凄そうだ…とりあえず人の姿に…イメージするんだ。

人の姿を…


「おぉ、戻れた!」


マリエル「うむ、無事に人の姿になれたみたいだな…ではこれより訓練を開始する。一人前になるまで頑張るんだぞ?時間は心配しなくても大丈夫だ。ここは神域時の流れから外れた場所だ。」


「はい、宜しくお願いします。」


ミリエル「では、私は邪魔にならないようサポートに徹しますね。」



チート貰って無双ってズルいですよね…しっかり訓練して最強の力をつけさせます!

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