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僕は彼女にはかなわない  作者: ヲタクP
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告白

 遠藤元一。二十一歳。オタク、童貞、彼女いない歴=年齢。

 そんな僕に、今日、彼女ができました。



 僕はとある書店のとある少女にレジでお会計をしている際に声をかけられた。

「あ、あの・・・話があるのでしばらく外で待っててもらえませんか」

 真っ赤な顔で、目をそらして話しかけられた。

 僕は戸惑いながらも言葉を返した。

「わ、分かりました。外の自動販売機の前で待ってますね」

 僕は一例をしてその場を去った。

 ストレートな髪の毛で、垂れ目で、眼鏡をかけていて、その姿はまさに『地味』という感じだった。

 そんな彼女と出会ったのは二年前、よく来る本屋に彼女がアルバイトとして来たのがきっかけだった。僕が来ればだいたい彼女もいた。出会う回数も増え、よく目が合うため僕は変なことを意識してしまっていた。

(あ~。あの子と初めて喋っちゃった!嬉しいな~)

 たぶん今の俺はかなり変態に見えると思う。

 数分経ってから彼女は表れた。

「お、お待たせせてすみません。ここじゃ何ですので近くの公園にでも・・」

「そうですね、行きましょうか」

 一緒に歩くだけでも緊張してしまう。

 公園へ向かっている間、僕らは何も喋らなかった。

 公園に着きベンチに座ると彼女から話しかけてきた。

「あの、今日はその、お話がしたくて」

 んん!?

「一目見た時から気になってて。買う本もだいたい私が好きな本で、何かあなたのことが気になってしまって」

 え、ちょっと待って、これってまさか・・・

「なので、わ、わわわ私と付き合ってください!」

 まじか。まさか本当に告白だったとわ。アニメとかでよくこうゆうシーン見るけど実際なるんだな。

 しばらく続く沈黙。

「全く・・・何なんだよ」

 ふと気が付くと俺は泣いていた。普通は女性がこっち側だと思うんでけど。

一度諦めた人生、こんな大逆転があるなんて思はなかったな。

「はい。喜んで」

 僕は泣いていた。彼女も泣き出した。僕の、僕達の交際はこうやった始まった。

初めまして、ヲタクPです。初投稿になりますがよろしくお願いいたします。

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