君。
「さよなら。」
と伝えた筈なのに、君はまだ会いに来る。
「もう来ないで。」
そういった筈なのに、君は私のことを見つめてくる。
「そんな目で見ないで!」
といいたい筈なのに、
「もう忘れて!」
と伝えたいのに、
―――言葉が届かない。
ああ、どうして、どうして君は私の所に来てくれるのですか……?
どうして君は毎日、花を持ってきてくれるのですか……?
―――涙が止まらない。
ちゃんと伝えればよかった。
君に言えばよかった。
こうなることは分かっていたのに、私は最後まで君に言えなかった。
今からじゃ、遅い、かな…?
届く、かな…?ううん。届くといいな。
愛してま――
読んでくれてありがとうございました!!
「君」目線のものもあるので、ぜひ読んで欲しいです!