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境界線の上  作者: 神無 乃愛
世界観と登場人物
59/74

登場人物紹介

登場人物


孤児院異端組


トーマス(トーマス=バーカー)

 七歳の時に両親を失い、どこの孤児院でも引取りを拒否したため、軍立孤児院へ来る。

 茶色い髪にエメラルドの瞳。一見すると貴公子のように見える。射撃速度とレーダーの見方は定評がある。孤児院内においてもここ数年で見られないほどの知識を持つ。語学はもとより、全ての座学においてトップクラス。宝物は両親から渡された二枚の金貨と二つのペンダント。これがトーマスの人生を大きく変えることになる。


マルドゥラ

 栄養不足のため、年齢より幼く見える少女。視力はかなりよく、他者を圧倒する。

 訓練に邪魔にならないように短く切った黒い髪に茶色の瞳。ぱっと見は小さな愛玩動物を思い起こさせる。昔は飛行機等が苦手であったが、現在は自分が操縦するには問題ない。表情に乏しく、毒舌家。十年前に辺境国から軍立孤児院へ来る。その時のことがトラウマとなり、今でも夢にうなされる時がある。宝物はバッカス=ブレナンがくれたぬいぐるみ。現在は嫌がらせでぼろぼろになっており、何のぬいぐるみだったかは分からない。


メイナード

 カーン帝国とシャン・グリロ帝国の国境付近の出身。そのため王室と軍への忠誠は人一倍。金色の髪と青色の瞳。トーマスが貴公子ならメイナードは狼。射撃の精密度は凄く、当たれば百発百中。宝物は、毎月届く両親や兄弟からの手紙。


第二特別特殊部隊


ダレル(ダレル=アッカー)

 別名「半端者のダレル」。十歳の時に両親を亡くし、軍立孤児院の門戸を叩くが、兄であるガイに止められ操縦関係だけを孤児院に学びに行くことになる。そのため、己の軍は他部隊からの寄せ集め。要らないものを寄越され、育て上げると他部隊に取られていく。死守しているのはイーユンとベティ、それから三人の尉官のみ。規格外な人物をこよなく愛し、鷹揚に構えるため他部隊に比べるとやわらかい空気が流れる。黒色の髪に黒色の瞳。戦前は軍宰相を務めたアッカー家の出身。第二特別特殊部隊の隊長


ベティ

 軍立孤児院で女性初12歳で試験突破。別名「冷たい刃」。薄青の瞳とプラチナの髪。髪は肩まで。最近は年少組と佐官の間で苦労するハメになる。三人の能力を見て絶対部下に欲しいと思ったが、それは部隊内の満場一致の意見だったと後に気付く。イライザの悪戯にだんだん可愛らしさがにじみ出てくるようになる。


イーユン

 マルドゥラを軍立孤児院へ連れてきた人物。当時は26歳。全てを達観したようなマルドゥラに驚きを覚えた。別名「冷酷のイーユン」。茶色の髪に茶色の瞳。その名の通り、他者には厳しかったが、ここ最近は凄く優しくなっている。ダレルを抑える役目だったが、一緒に暴走してベティに苦労をかけることも。全ての特化型巨体を操ることでも有名。一応は副隊長という肩書き。


オスカー

 飛行特化型巨体「ガルタ」を自分の一部のように扱う


ビル

 潜水特化型巨体「リヴァイア」を自分の一部のように扱う


アーロン

 地下潜行特化型巨体「ノーム」を自分の一部のように扱う


セシル

 カーン帝国第三王子にして親衛隊隊長兼第二特別特殊部隊の最高責任者。知識と憶測から見抜く



開発室


イライザ=ブレナン

 恰幅のいい中年女性。開発室責任者。マルドゥラを妹のように心配している。


ベン=ブレナン

 イライザの弟でイーユンの専属メカニック。なんだかんだで苦労性


ガイ=アンダーソン

 開発室の薬品関係を扱う部署の責任者。イライザとは内縁関係でダレルの兄でもある。イライザのストッパー。


チャド

 開発室きっての「変人」。巨体に女性名を勝手につけ「俺の可愛い恋人」と称す。忙しくなったり、精神的に不安定になるとところ構わず言ってしまうため、開発室でも頭を悩ませている。


バッカス=ブレナン

 イライザ、ベンの父親で前開発室の責任者。マルドゥラの能力に惹かれ特訓を開始させる。故人。


軍立孤児院


ザガリー

 軍立孤児院の責任者。卒業生からは院長先生と呼ばれたりもするが、本人は「死にぞこない」と揶揄している。


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