始まりの声
このお話は、誕生前の忍視点のお話です。
総合PV1000突破!!ありがとうございますm(__)m
温かい・・・・・とても安心する・・・・・
ここが天国なのかしら?
・・・ずっと居たいなぁ。
お父さん、お母さんは何処にいるのかしら?
―――とてもやさしい声が聞こえる。
・・・お母さんかしら?
声を聞けなくなってかなりの年数が経っているけど、こんな声だったかなぁ?
今は何故だか身体がうごかないの・・・会いに行くから――――
―――うぅ苦しい。痛い。
ここはお母さん達のいる天国じゃなかったのっ!?
その時、不思議な声が聞こえてきた。
『貴方には、役目があります。他の人には出来ない役目が・・・心優しい愛し子よ。』
えっ!?誰??
私が何をしなければならないというの?
『時がくれば・・・』
切ない、何故か懐かしいような声が話しかける。
『時間です。行きなさい・・・』
待って!まだ、聞きたいことがっ
あぁ体が引っ張られるっ!!
忍が居なくなった空間に一人の女性が現れた。
白銀の髪、蒼天の瞳のとても静謐な空気を出している女性だ。
『今度こそ幸せに・・・・・・・』
忍がその声を聞くことはなかった―――