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序言

独りだった。

最強の名を恣にする彼の前には誰も残らず。

斬っても斬っても満たされぬ渇きと飢えを感じながら、それでも彼は人を超えた者との再会を求め刀を振るい続けた。



独りだった。

異形と呼ばれた彼女の前に足を止める者はおらず。

訪れては過ぎ行くとこしえに近しい時から目をそらして、ただ彼女は彼女の美しさに見惚れていった男たちを想って涙を流した。



独りだった。

家の業を捨てた彼を擁護する人間など存在するわけもなく。

決して皆が幸せになることのできない世を呪い、何度も倒れかける現身を必死に支え、夜行を根絶やしにするためだけに植えつけられた左手ですき腹を抱えながら歩き続けた。



独りだった……三人が出会うまでは。


てな時代小説を書きたいな、と思った次第でして(時代小説なんてかけるのか? 俺)

まずは時代小説を読むところから始めねば。

まあ、構想を固めつつぼちぼち、やっていきたいと思います。


『恣』は『ほしいまま』

『業』は『ごう』

『現身』は『うつしみ』

と読ませます。雰囲気が壊れるのは嫌だったので振り仮名はふりませんでした。

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