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ヌヒャービン

俺は、ゴールデンレトリバーって犬種?なんだけど……。


病気になっちゃったんだよね……。

皮膚病みたいな感じになってね……。

見た目があんまり……。


だから飼い主さんも結構ほっといてる。


ごはんとかはくれるけど……。

昔は部屋で温かかったな……。


ある女の子の学校の通学路なのか、いつも話しかけてくれる。


女の子「キミは……お顔いたそうだね……」

「でも大きくてかわいい笑」

「家のマンションペット禁止だからな……」

「でも、キミは……幸せだね」

「家族がいて……」


笑顔では話かけてくれるけど、その笑顔がどこか寂しい子なんだよな……。


いつも決まった服でリュックをかつぎ、俺のとこに来てくれる。


雨の日は、傘をさしてくれた。


女の子「キミ……寒いよね……お家の中に入れてもらいなよ……」

「風邪引いちゃうよ……」


俺は身体に纏う水滴をブルブルさせる。


女の子「ちょっと笑キミ笑もぉー笑笑びしょ濡れじゃん笑」


彼女は満面の笑みだ。

その笑顔、ずっと忘れない……。


いくらか時間がたち、雪が降る頃、女の子はあまり来なくなった。


寂しいな……。


女の子「キミ!雪積もってる笑」


女の子は僕の体に触れ、雪を払ってくれる。

彼女の手は温かく、とても心地よいものだった。


飼い主は雨が降ろうと、雪が降ろうと中には入れてくれなかった。

この顔のせいで、飼い主さんの子供ちゃんが怖がるからだ……。

分かってる。醜いのは。


でも、雪は凍えそうだよ。

彼女だけが優しかった。


また、桜の季節。


女の子「キミ……私ね、勉強しなきゃなんだ……。だからもう会えないんだ……」

そう寂しそうな顔をする。

「最近勉強が忙しくてなかなか会いに来れなかったんだけど」

「終わったらまた遊びにくるよ!」

そう、満面の笑みを残し、頭を撫でてくれた。


この温かい温もり忘れないよずっと……。


そう思いながらその夏俺はこの世を去った。

見ていただきありがとうございました!

アクション頂くと励みになりますので今後ともよろしくお願いいたします。

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