逃亡からの
とりあえず、外へ出るが、右も左も分からない。
真っ暗闇にひとり。
りゅう「あれ?彩美いなくない?」
カビロミ「え?お風呂とか?」
りゅう「ねー笑カビロミぃー笑」
カビロミ「…なっ…に?笑」
部屋から声が聞こえる。
そーいえば思ったんだけど、部屋から出るとあまり見えない?
外を探す気配は全くないんだよね。
なんか人間にしかないバリアみたいなものがあるのか?
いや、昼間は外に出てたよね。
夜は…出れないのか?
ほんとに謎すぎる…。
とりあえず、りゅうは怖い。
カビロミは本当は優しいやつなのかもしれない。
これから私はどうしたらいいものか…。
とりあえず前に進むしかない。
2人の声がしなくなるまで進むと明らかに違う空間みたいなものがでた。
彩美「…ここは…」
手を伸ばすとそのまま気を失った。
起きた時には元いた世界の自分のベッド。
え?
どーゆーこと?
今までの世界は?
〇〇「彩美ー?起きなさい。朝よー」
え?誰?
明らかに元いた世界なのに何かが違う。
そもそも母親が起こしに来たとしてもいままでそんな事はなかった。
おきたらもう母親はいない。
テーブルに5000円と置き手紙。
お昼代。とだけ。
走り書きのような手紙。
そもそもお昼に5000円は多すぎる。
そんな食べない。
でも、そんな事はきっと知らない。
親というよりお金をくれる人の認識。
お弁当なんて食べたことも作ってもらったことも無い。
これで夕飯も買いなさいって事なのかと思うが、学校へ行ってる時母親は1度帰り、10000円を置いていく。
いつものように走り書きの、夕飯代にしなさい。それだけ置いて。
帰りはいつも12時過ぎ。
夜の仕事では無いがいつも仕事に明けくれている。
だから朝そんな起こすなんて…
コンコン
〇〇「彩美?はいるよー」
え?男の声?
懐かしいような…
ゆうた「彩美ー起きなきゃだよー!遅刻するぞー」
私は目を半分開きみる。
!!!!
ゆうた「彩美ぃー笑起きてるでしょ?笑」
「おかーさーん笑起きてる彩美笑」
「彩美、早く起きて学校いきな笑」
そう言って部屋を出る。
私はガバッと起きて、
彩美「待って!ヌヒャービンがいる!」
「どーゆーこと!!なんでうちにヌヒャービンがいるの?」
混乱と共に少し安堵もした。
死んでなかったんだ…そう思ったら涙が出てきた。
私は何故かワンワン泣いてしまった。
そうすると
ゆうた「彩美笑どーさしたの?笑」
「怖い夢でもみたの?笑」
彩美「ヌヒャービン!」
ゆうた「しっ!」
「彩美、その名前で呼ばないで…」
ゆうたは小声で言う。
ゆうた「説明は後でする。」
ゆうた(ヌヒャービン)はそのままシーのポーズのまま私の部屋を後にした。
私は着替え、下に行く。
母親「もぉー笑彩美ったら笑」
「いつまでお兄ちゃんにたよってるの?笑」
「いい加減、一人で起きなさい笑」
だれ?
誰なの?
あなたは誰なの?
顔は母親。
でもこんな母親見たことない。
そもそも母親の顔ってこんな顔だった?
そのくらい見てない気もした。
ゆうた(ヌヒャービン)「お母さん笑、いーよ笑寝坊して遅刻するより俺起こすから笑」
母親「もーゆうたったら彩美に甘いんだから笑」
なんだろ…この違和感。
温かい世界。
この心地良さ。
ただ違ったのは父親の慰霊。
だいぶ若い。
この世界は元の世界なのか、また違う世界なのか。
ゆうた(ヌヒャービン)「彩美ー早く朝ごはん食べて学校いきなー」
にこやかなヌヒャービン。
ヌヒャービンは…前の世界と同じ。
母親「ゆうたも早く食べちゃいなさいー」
ゆうた(ヌヒャービン)「はいはーい笑」
いや、だから何故ヌヒャービンが私の兄になっている。
そしてよく見たら父親の顔がどことなく違う。
私だけ疎外感半端ない。
そして、温かいスープとパン。
ゆうた(ヌヒャービン)「おかーさん、このパンどーやって作ったの?俺も作ってみたいなー」
母親「コントローラー教えてあげるから早く食べちゃって笑片付かないから笑」
ヌヒャービンと母親?は2人仲良し…なのか?
というか、私話せない…。
母親「彩美?どうしたの?具合でも悪い?」
いやいやいや、そんな切なそうな顔で問わないで。
だれなのあなたは。
ずっとハテナのまま朝食も喉を…通りました笑
ちゃんとした朝ごはんはじめてかも笑
母親「ゆうたー?彩美送ってってちょうだいー」
は?
ゆうた(ヌヒャービン)「うん!危ないからねー」
急な過保護。そもそもヌヒャービンは学生じゃないのか?
ゆうた(ヌヒャービン)「彩美?いくよ?」
私は言われるがまま移動。
母親「いってらっしゃーい」
母親は笑顔で見送る。
覚えてない。そんな記憶今までにない。
でも、部屋以外のインテリアは昔より少し落ちた?というか一般的なものになっている。
そして、はじめてのお弁当。
うそでしょ。
ゆうた(ヌヒャービン)「びっくりした?」
ヌヒャービンは笑顔でいう。
彩美「え?ゆうた?ヌヒャービン?どっちなの?」
ゆうた(ヌヒャービン)「ここではゆうた。彩美の兄」
「そーゆー事になったの。」
彩美「よく意味が分からないんだけど。」
ゆうた(ヌヒャービン)「あの扉見つけたんだね」
彩美「なんか、明らかに違う感じのとこだった」
ゆうた(ヌヒャービン)「そこが出口だよ!」
「で、今いる世界は元いた世界とは、またちょっと違う」
「君のお母さんは、お母さんだけど、俺の親父と再婚した。でも、オヤジは他界した。」
「慰霊があっただろ?」
「あれが再婚して新しい家族になった父親だ」
「4人家族でとても仲良しだったんだ…」
「お父さん…オヤジ…は…殺された」
彩美「えっ…」
最後の言葉は暗く冷たい言葉だった。
急に背筋が凍るような冷たさ。
ゆうた「ここは、異世界っちゃー異世界かもな。」
「君のお母さんは、とても変わったんだよ。」
彩美「確かに…昔とは大違いだとは思った」
にしても学校がかなり遠い気がする…
果てしない道を歩いている気しかしない。
ゆうた「僕もどのくらいここにいれるかは分からない。」
「でも、ここにいる間は君を絶対守るから」
急にかっこいいじゃん…
ゆうた「ほら、着いたよ!」
そう言った場所は前通っていた学校とは違った。
ここどこ?
ゆうた「あぁ…そっか。ここも違うかもね」
「でも、普通の高校だよ」
でも…周りに人っ子一人いない。のは…なぜ?
彩美「誰もいない?」
ゆうた「中にはいるから!遅刻だから笑あやみは笑」
彩美「え?嘘でしょ笑」
そう言って私は駆け出した。
ゆうた「危ない笑危ない笑転ぶぞ笑」
ゆうたは門の辺りで手を振り見送る。
とりあえず、下駄箱もどこか分からないんだけど笑
そもそも私ここだと高校何年なの?
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