アルの家族
生まれてから何か月かが経った。
生まれた時、俺はまず最初にやることを決めた。
それは言語習得だ。
まぁ、言葉を知らなかったら生きていけないから当たり前なんだけどね。
そこから俺は家にある本を読みあさりまくった。脳みそが赤ちゃんなだけあってか、すぐに頭に入った。
本は、父さんが本好きのせいかたくさんあった。
最近知ったのは、この世界にはちゃんと魔法やらがあるらしい。まあ、これがなきゃ盛り上がらないもんね。
そして母さんのほうは魔法が使えるわけでもなく、ごく普通の主婦だ。
俺がもう一つ家族関係で驚いたのは、自分に姉がいるらしい。
「前世は一人っ子だったからな~。」
姉は今、王都の魔剣士学校の特待生で寮に住んでて帰ってこれないらしい。
「どんな人なんだろうなぁ」
「何を一人でしゃべってんだ?」
「あ、父さん!いや、姉さんってどんな人なのかなぁって」
「そういう事か、姉さんはかわいいぞ。」
「いや、そういう事じゃなくて」
「まぁ、会ってみたら分かるさ。」
「ふーん」
「そんな不機嫌になんなよ」
父さんは笑いながら言った。
「いつ姉さんとは会えるの?」
「今週中には帰るってよ」
「え?」
アルの異世界生活が本格的に動き出した。
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