飛んで火に入る夏の虫(別解釈)
今日も息を吸う。
きっと、これをあと何万、何億と繰り返すのだろう。
人生は希望などない事を本当に知るにはあと、何回心臓は動くのだろう
いつになったら僕は希望を無くせるのだろう。
未来なんて勝手にやって来る理不尽な弊害でしかないのに 人々は、僕は何故希望を抱いてしまうのだろう
答えは分からない
それが
人の性ならば理性は本能に勝てない事を表しているのだろう
それが
僕の心の弱さならこれ以上強くはなれない事だろう
このまま思考の渦に入ってしまえばどれほど楽なのだろう
しかし
余りにも周りが優しいから
余りにも自分が卑しいから
きっと僕は自分の為の未来に希望をもってしまった
それは後で辛くなる考えだとしても
それはまるで
月だと思い我が身を滅ぼす火に向かっていく虫のように
全く予想のつかない未来という暗闇に
何かもはっきり分からない希望に向かって
その時まで息を繋ぎ
心臓を動かし続けるのだろう
どーも杯です。
詩!
これで本命より人気でたら悲しいな。