表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
18/54

冒険者・魔法使い・聖職者・貴族

 そろそろ私の将来のために、どの道を進むか決断を迫られるときがきた。ちなみに彼女達の治療は終えている。ミルーナにおいては、常時鑑定魔法の使用による魔力欠乏症とでもいえばいいだろうか。彼女も小さい頃は普通に、鑑定の魔法を使えていたのだろうが、才能がありすぎたのだろう。そして魔法を停止できなかったことにより、鑑定魔法での使用MPが徐々に増えていき常時MP0状態になり、その代償が目の生命力を奪うという形になっていたんだと思う。ぶっちゃけ、彼女の目は最悪戻らなくても移植という、別の方法を考えてもいなくはなかった。もちろん彼女自身の視力が回復したことが最高に嬉しい。


 魔力を触手で供給していたことで、自然と魔力の流れがわかるようになり、制御までできるようになたというオマケつきである。魔封じの眼鏡が必要なくなったから、もういらないねっていったら、もの凄く悲しい顔をして泣きそうになったので、あやまっておいた。お詫びに、レンズの部分をくりぬいて伊達眼鏡として使用できるようにして、強制的な封魔の力は自分の意思で制御できるようにして、再びプレゼントしてあげた。とっても良い笑顔である。


 プラムの方はミルーナと違って半年もの歳月を費やした。これでもたぶん短いほうであると思う。彼女に植物魔法をあたえたものは、悪魔だったのか、たんなる親切心だったのか今ではわかりようがない。しかし、あらゆる植物が生み出せ操作できるようになれば、彼女ほど優れた能力はないかもしれない。ぶっちゃけ、私の能力と合わせると天下をとれるぐらいのチートではあるのだが。


 眼鏡で思い出したけど、リーディングストーンというのは知っているだろうか。新聞に虫眼鏡替わりにあてる石とでもいえばいいだろうか。ようは文字を読みやすくする石である。この世界には眼鏡がなかったのである。文字を読み、目をわるくする人は大抵、魔法使いや知識人である。眼鏡がないのにどうするかというと遠視の魔法を覚えるのである。まぁ近視や乱視など上手いこと、わかってないと思うので、ようは眼鏡魔法とでもいってもいいかもしれない。古より目というのは魔力を持つものである。魔眼がその最たるものだろう。日本にも古くから見鬼などもある。


 日本の定番で眼鏡といえば、眼鏡をとったら美少女というのがある。逆もまたしかり、ユリスさんには以前、媚薬の実験台になってもらったし誕生日プレゼントとして眼鏡を送ってあげた。視力検査とレンズの調整したからバレてたと思うけど。誕生日効果でバレが無効化された。目つきの悪いユリスさんが、眼鏡をかけると、ものすっごい美人にクラスチェンジした。駆けつけて思わず、大好きと愛の告白をした。私も大好きですよといってくれた。眼鏡をつけたユリスは若く見えて、本当に若かった。眼鏡がないことで、超々損していたと思う。ちなみに眼鏡の構造を父経由で、王へと謙譲しておいた。


 魔力なしでよくみえると、お褒めのお言葉をいただいた。王都での商業権と眼鏡を売ることを許可された。めんどくさいので大量に作ったサンプルを渡して、ハンナさん経由で売ってもらうことにした。簡単なフレームに、レンズ各種である。宣伝としては、試作段階でいずれはもっとよくなるということを伝えておいてもらった。腕の良い職人がいればマネて商業権を得れば商売できるが、こちとら触手チートでレンズを作ったので同じ錬金術師などではないと難しい。ちなみにリーディングストーンとか水晶とか色々試して作成した。ユリスさんのものが一番価値が高い。お礼もユリスさんのが一番嬉しかった。これで、眼鏡っ娘が増えることは確実である、眼鏡属性は私にないけど、王都では生まれているに違いない。眼鏡談義もすると、限りがない。ユリスさんのお礼は、秘密である。禁則事項です。


 ちなみに長い間、5歳の息子が王都で滞在していたので帰ったときに、母親に殺されるかと思った。特大マシュマロで死ねるのなら男の本能かもしれないが、痛くないけど痛いから放してといって、ようやく放してくれた。父から報告済みだったのだろうが、二人の呪い付の少女を助けるために奮闘したせいか、少々のお咎めですんだ。



 お父様に進路のことで呼び出された。


 「アレシュ進路のことはどうする。お前は長男だから、この領地を継いでもらわなくてはいけないが、若いうちは色々経験すべきだと私は考えている。領地を経営するにあたっても、他の貴族においても箔というのは大きな力となる。ちなみにお前には多数の推薦状が届いているので検討してみなさい。」


 父から与えたれたのは、大きく分けて4つ。ハンナさんや冒険者ギルド推薦による冒険者学科によるものである。母も元冒険者だし、実務方面で優秀な人材とめぐり合えることは間違いないだろう。


 そしてもう一つが宮廷魔術師様による魔術学科への推薦状である。なんでも昔おっぱいを吸った際に、疑っていることを未だに気に病んでいたらしい。すごい罪悪感がする。それに加え生まれながらフライの魔法を使ったとか、キラーマンティスを黒い炎で焼き尽くしたとかが洩れたらしい。


 もう一つが大聖堂からの推薦状である。心術学科で徳を積むことは結構大きな力をもつらしい。ヒーリングに加えてエクストラルヒールを使えるので目をつけられたらしい。こっちの方でも、昔、お胸を吸っているときにカルマの高さを認められている。


 最後は貴族学科である。ご丁寧に媚薬を売った、不能のご主人をもつ夫人が推薦してくださいました。自分の心の、背高魔法帽子さんに貴族学校は嫌、貴族学校だけは嫌と念じてみた。おや、嫌かね貴族学校へと行けば間違いなく、大貴族への道が開かれるのだけど嫌かな、貴族学校だけは嫌、貴族学校での泥沼展開だけは、勘弁してください。本当にお願いします。むむ、それじゃあ冒険者学校。


 「あなた検討だなんて、決めるのは何をしたいかだけでしょう全部学園都市への推薦状なんだから。」


 Why? 私の脳内会議は無意味ですか。冒険者の優れた肉体の美人さんをとるか、頭脳明晰な委員長タイプの美人さんをとるか、絶対に優しく清らかな美人さんをとるか、面倒ごとが多発するが洗練された美人さんをとるか真剣に悩んだというのに。よく見ると確かに全て同じ学校の名前が書いてあった。


 「ちなみに冒険者学科、魔術学科、神術学科、貴族学科全て推薦状があるので試験は免除される。受けてもいいがどうする。」


 「全部か、受験日は違うので受けれないことはないが大変だぞ。本当に全部受けるのか。」


 「どれに一番向いているかわかりませんし、それぞれの学科の試験にも興味がありますので。」


 「まぁ、けれどひどい点数だけはとるんじゃないぞ。一応、推薦を受けていくわけだからな。」


 「そうならないように、頑張りたいと思います。」


 「本当に大丈夫なのかしらねあの子。」


 実はユリスとナタリーは、肌を重ねた日から私専属メイドになっている。優秀なユリスが私の専属になったことよりも、眼鏡をかけたら超美人のユリスをとられたことの方がでかいだろう。一瞬、眼鏡をしたユリスに見惚れた父が、怖い母に奥へと連れて行かれた。あのときの母の顔は忘れられそうにないブルブル。


 私のぷちハーレムで、今後の相談会になった。


 「実は来年、学園都市に行くことになったんだ。だけどユリスとナタリーはメイドとして当然だけど、ミルーナとプラムはどうしようか。私のお金で、二人を学生にしてあげれないこともないんだけど。なんならユリスもナタリーも学生として学びたいことを学んでもいいけど。」


 ちなみに私は、ぷち左団扇になっていた。ハンナさんは冒険者ギルドを首になったというのは間違いで、私の女にした。眼鏡屋がとっても上手くいって、王国直属の店ができたので私の店舗は学園都市へと移動することになったらしい。ハンナさんに冒険者ギルド時代よりも高い給金と私の女にならないっていったら、口説き落とせた。ちなみに冒険者ギルドで後輩のこれまた美人さんもいっしょにである。ハンナさんだけで眼鏡屋は大変らしいから、従業員として後輩ちゃんを雇っていたらなし崩し的に私の女になっていた。ちなみに二人とも伊達眼鏡をしている。ハンナさんにいたっては、看破スキルもちなので能力的も良く似合っている。ちなみに、二人とも美人であるから、眼鏡属性を増やした原因だと思っている。


 「わ、私はご主人様のお世話ができれば、十分に幸せです。他になにもいりません。」


 ナタリーさんは、とってもいい女である。


 「私はご主人様さえお許しして下さるのなら、ご主人様のために色んなことを学びたいと思います。」


 クールな鑑定美少女ミルーナさんが答える。


 「私も、もっと植物のことを覚えてご主人さまのお役に立ちたいです。」


 植物魔法をつかえるモジモジ美少女のプラムが答える。


 「私はいついかなるときでもご主人様のものですので、お世話でも、ご主人様が望むのならどんな知識でも学び、ご主人様のお役に立ってみせます。」


 うん、眼鏡系美人のユリスさんが答える。ちなみユリスさんは、美味しいところをさらっと奪っていく。媚薬を錬金で作ったときに、触手で出せるのではないかという話になった。だせるよたぶん、でも無理やり媚薬でどうのこうのは私がいやだし、相手を惚れさせてこそ男の浪漫という話をしていたら、ユリスさんがご主人様はそのままで十分に魅力的ですので媚薬など必要ないですと、鳶が油揚げをかっさらうように、おいしいところ奪っていった。さすがに年上の女性はしたたかである。


 とりあえずこういったものは情報戦である、試験の傾向と対策をねらなくてはいけない。学園の仕組みの情報なども仕入れて、よりよい学園都市ライフにしよう。


 ちなみにユリスとナタリーよりも早く学園都市行きを決めたのは、ノワールである。ノワールが行けないなら、学園都市には絶対に行かなかっただろう。

聖騎士を目指す機会・騎士補正

無限チート…サイの目の0と0が合わさり∞(無限大)

大いなる(胸の)祝福、色妖精の祝福

使い魔 ノワール 猫竜(仮契約)

妖精 ポイン 色欲のハイフェアリー(仮契約)

体重-100Kg=軽量化

触手…ヘビー触手、パワー触手、千本触手、生命探知触手、電気ショック手、魔力探知触手、錬金触手、透過触手、魔力供給触手、触口(蛇口)、ブラシ触手

格闘、剣術

剣製作、料理

言語習得能力増加、哺乳能力、幸運、隠蔽、緑の手、魔力回復力増加

魔法…ボイス、ヒーリング、エクストラヒーリング、ダークフレイム

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ