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逆レイプ未遂 101Pの危機

 庭で剣術の稽古をしていたときのことである。師範をフル(スイング)ボッコしてしまって、王国剣術の初級認定をもらってしまったらしい。しかし、それではいけない。騎士の剣というのは優雅であるべきなのだ。もちろん私はそこまで頭が固いわけではない。なぜならば実践において綺麗な剣というのはカモでしかないのだから。真面目に剣術を10年ならったとしても、暗殺といった方面を1年、いや半年でも習ったものと、綺麗な対決をした場合、絡めてで負けてしまうことなど安易に想像できてしまう。しかし、一定の礼儀とは必要なものである、父から基礎の型をならい練習していた。それに、戦いとかってあまり好きではないので素振りをすることは性にあっている。


 広すぎる庭で稽古していたら微かに女性の悲鳴のようなものが聞こえてきた。急いで駆けつけると、なにかフェアリーみたいなのと、キラーマンティスの幼蟲がいた。フェアリーは鎌で羽を押さえられ、今まさに命の大ピンチであった。ちなみにフェアリーの大きさは握り拳程度で、キラーマンティスの幼蟲は大きめの中型犬といったところだろうか。エロ同人みたいなことになるのなら見てみたい気もしないでんもないが、先にあるのはスプラッタなグロである。前世で螳螂が飛蝗をむしゃむしゃ食べているのを見たことがある。飛蝗の内臓でも、ひいたのでそれよりも人間に近いフェアリーなんてホラーものである。


 もしも私の装備が木刀のままであったなら勝率は低かっただろう。自分の命を優先するならば、屋敷へと戻り父が治安維持のためのモンスター討伐から帰ってくるのを待ち、報告するのが正しい行動である。しかし、いま女の子がピンチなのである、それを助けずとして騎士と呼べるのだろうか、いや呼べない。前世では体も大きく力も強かったので絡まれることは少なかったが、少ないだけで私は自分より大きく強そうな相手にも立ち向かう勇気があった。


 今まさにフェアリーの頭に、食いつこうとするキラーマンティスに叫んだ。


 「やめろー、この虫やろうが。」


 キラーマンティスが、私の魔力のこもった声にこちらを振りむく。フェアリーの羽は、鎌でボロボロになり飛べそうにない。フェアリーを放ると、キラーマンティスがこっちへむかってきた。相手が成虫ならば人間大の大きさで勝つことは難しいが、あいては幼蟲である。こちらにも勝機は十分ある。


 私の剣は王国剣術初級を認定してもらったことによって、木刀から少々良いショートソードを与えられていた。結果は圧勝だった。体重を軽量化して、触手のパワーにより地を蹴り、相手の背後にまわると同時に切り裂いた。パワー触手とでも呼べばいいだろうか。今、一番重いのはショートソードである。パワー触手の力は圧倒していたので、目にも見えないスピードで移動して相手を一撃で仕留めることができた。


 「ありがとう、あなた私が見えるのね。私が見えるってことは、いい人間さんね。」


 ファンタジーキターと内心思いつつ、フェアリーのことを見つめる。たしかにフェアリーらしく幼い顔をしているのだが、例の祝福がついていたらしい。幼いベビーフェイスなのに、お胸が大きく服からこぼれ落ちそうになっている。彼女は、エロい方面のフェアリーさんでした。せめてお花のフェアリーとかならよかったが、エロ関係に力をもったフェアリーらしい。うん、性欲って大事だよ。どっかの哲学者が人間の三大欲望が性欲、食欲、睡眠欲っていってたもんね。性欲がなければ生物は子孫を残していけないからね。


 「フェアリーをみるのは初めてだよ。それよりも助かってよかったね。でも、羽が傷ついているけど大丈夫。とても痛そうだよ。」


 「えぇ、ありがとう命が助かったんだもの。私っていつも、どじばかりなの、くすん。媚薬になる花の蜜を飲みにきたんだけど、いきなり背後から襲われてしまったの。誘惑できれば、怪我をせずにすんだとは思うんだけど、誘惑する前に羽をだめにされてしまったの。」


 やっぱりエロ同人みたいなことになる要素はあったらしいが、無理やりというのは私の美学に反する。体格差もあるし、あいては所詮虫である事が始まれば自分勝手にやるに違いない。


 「一応、僕ヒーリングが使えるけど、どうする。」


 「だめなの、フェアリーの羽は大事なものだからハイヒールでも治らないの。エクストラヒールクラスじゃないと。それか契約ぐらいしかないの、でもこんな駄目なわたしじゃ誰も契約してくれないわ。」


 「契約ってどんなの。」


 「あなた契約を知らないの。私達妖精族は、相手と契約することによって力を得たり与えたりするのよ。あなたは子どもだから、今は仮契約しかできないけれど、契約すれば力を得てこの傷を治すことができるかもしれない。それに繋がりを持つことによって、相手の相性がよくなり魔力の通りもよくなるわ。」


 「じゃあ契約しようか。傷ついてるのをみていられないし、何かデメリットがあるわけじゃないんでしょ。それに仮ならば破棄もできるんでしょ。」


 「いいの。たしかに正式な契約じゃないから破棄はできるけど、契約が原則一つまでだから私と契約している間は、他の精霊との契約はできないのよ。」


 「うん、大丈夫。他の精霊と契約できないのは辛いけど、君みたいな可愛い女の子が傷ついているのをみるのは、もっと辛いんだ。」 


 手に乗せて顔に近づけて欲しいといわれ、彼女を手のひらに乗せ、顔の近くへもっていく。

 

 「ありがとう、では仮契約するね。チュッ。あぁ、なに力があふれてくる相性よすぎだよ。私だめになっちゃう助けて。」


 いきなり、ほっぺにキスをされた。彼女の体が輝いたと思ったら、いきなり悶えだした。羽の方はどうかというと、どうやらなんとか飛べるぐらいには回復したらしい。


 「おねがい、指を貸して体がうずいてしょうがないの。このままじゃ、命が助かったのに死んじゃう。」


 急いで指を立てたら、彼女が全身を指になすりつけてくる。


 「ところで羽はもう大丈夫。あと、僕の名前はアレシュ。君の名前は何。」


 「あぁん、私達に名前はないわ。普通、契約した相手が決めるの貴方もそうして、マスターアレシュ。」


 「じゃぁ、ポインで。あとできるかわからないけど、エクストラヒールを使ってみるね、えい。」


 「だめぇぇぇぇぇー、私死んじゃう。」


 なんかエクストラルヒール使えたみたいだけど、ものすごい疲れちゃった。これがいわゆる魔力切れってやつかな、仮契約したことによりヒールの効果も増大したみたいなのに、最上位のヒールを受けたことで、指でポールダンスをしていたポインが絶頂し気絶した。腹上死してなきゃいいが、助けるつもりが殺妖精なんて目覚め悪すぎる。


 ふらふらしていたところ、仮契約のときにでた光やらエクストラルヒールを使ったときにでた光でナタリーがすっとんで来た。そのまま担ぎあげられ、お姫様だっこで、私の寝室に運ばれ深い眠りについた。


 「奥様、アレシュ様がお庭の方でふらついていらっしゃいましたので、お部屋のベットに運んでおきました。お隣に変に幸せそうな顔をした妖精がいたのでいっしょに寝かせて置いたのですが問題なかったでしょうか。」


 「大丈夫よ、でもアレシュったら妖精と仮契約したみたいね。じゃないと貴方が妖精をみることができないわ。しかも、この妖精は色を司るみたいねしかも、かなり高位のハイフェアリーみたい。でも濡れてるわね、なぜかしら。アレシュの部屋に、ぶどうジュースを運んでおいて、彼女が気がついたらそこで体を洗い流すでしょ。」


Sideナタリー


 妖精は結構お酒好きらしいです。でも、ぼっちゃまが間違って飲んでしまわないようにとのことで、ぶどうジュースらしいです。そこそこ価値の高い、透明度の低いワイングラスにぶどうジュースをそそぎ、ベットの横の方に置いておきました。



 「うぅ、ひどいよ。私契約はじめてなのに、いきなりあんなことになっちゃうなんて相性良すぎだよ。しかも、あんなに相性がいいのに、あんなに極上な魔力を注ぎ込まれたら本当に死んじゃう所だったよ。なんか、羽もりっぱになっちゃったし、階級もあがったみたい。落ちこぼれの私が、ハイフェアリーになっちゃうなんて。感じすぎて濡れちゃったから、体洗いたい。あ、いいところにワインが、ってぶどうジュースみたいだけど、まぁいっか。」


 私がぶどうジュースで体の、愛液を流していると部屋にフェアリーの集団がなだれ込んで来た。


 「ねぇ、大丈夫なの。偶然みんなと、夜間飛行していただけなんだから。全然、あんたの心配なんてしていなかったんだから。」


Sideポイン


 幼馴染からツンデレを頂きつつ、今日起きた経緯を話していった。みんな私が高位のハイフェアリーになって驚きつつも、祝福してくれた。しかし、忘れてはいけない、私達は色を司る妖精であることを。しかも目の前には魔力を行使しすぎた男の子がいる、人は命の危機に瀕すると子をなそうと、あそこが元気になったりするものだ。よくレイプ被害者が高確率で妊娠してしまうのはそういったことがあるかららしい。


 「ねぇ、みんなこんな小さな子は襲わないわよね。」


 「「「えぇ、いくら私達でもこんな子供は襲わないわよ。でも、味見ぐらいはしちゃう。」」」


 私を除いた99人の妖精がマスターに襲い掛かる。


 「マスター、起きてください。貞操のピンチです。」


Sideアレシュ


 大きな声がしたので、起きてみるとたくさんの妖精が自分の部屋にいて、今まさに私の服を剥こうとしていた。


 「あぁん、少し汗臭いけどそれが興奮しちゃう。」

 

 「はぁはぁ、ショタっ子キター。」

 

 「お姉さんが気持ちいいことしてあげる。」


 あっというまに全身を剥かれ、なんとか股間だけは死守する。ギラついた目をした妖精99人は、ある種のホラーである。こんなところで初めての貞操を奪われるわけにはいかない。股間を死守しながら、触手をだして妖精を捕まえていった。複数の触手をだしたことはあるが、一度に99はなかった。しかし、これまた、命がけの戦いである、負ければ貞操を襲われ初めての経験が妖精との101Pという恐ろしいことになってしまう。そんなことになったら普通の生活は送れない。


 なんとか99人の妖精を触手で捕まえた。名付けて千本触手。妖精たちは、今から性の大宴が始まるのね、とよろこんでいる。この世界に綿棒があるとは思わないが作ることはできるだろう。まぁ、私の触手ならばエロ特化触手の、10や20は再現できてしまうだろうが。捕まえた妖精が身悶えしていると、扉が開かれた。そこにいたのは、とても怖い顔をしたママンであった。


 「あらあら、私の大切な息子が色ボケ妖精にかどわかされているわ、駆逐しなくちゃ。」


 背後には火の中位精霊をつれて、ママンが妖精たちを睨んで、仁王立ちしていた。桃色の雰囲気は一瞬で青冷めて凍てつく氷のような空気がが吹きすさぶ。


 「「「きゃー、ころされる。同じ燃えるなら愛欲に身を焦がしたい。」」」


 いっせいに窓から、妖精達が逃げていった。


 「まったく妖精使いがいて、あんなに妖精がきて気づかないわけがないでしょう。そこの貴方も息子の、息子からはやく離れなさい。ちゃんと主を守りなさい。」


 「あぁ、またトリップしちゃってました。」


 「ぼっちゃまのエッチ。」


 ナタリーさんが手で顔を隠しながら、指の間から裸の僕を見ていた。


 「なかなかご立派なものをお持ちで。」


 メイド長のユリアさんが、小言でつぶやいていた。


 「剣術の稽古より、魔術の稽古を優先しないといけないわね。」


 優しい笑顔のママンがいた。

 

 私はベットの隣にあったぶどうジュースでのどを潤した。ぶどうジュースは大人の味がした。

聖騎士を目指す機会・騎士補正

無限チート…サイの目の0と0が合わさり∞(無限大)

大いなる(胸の)祝福、色妖精の祝福

妖精 ポイン 色欲のハイフェアリー(仮契約)

体重-100Kg

触手…ヘビー触手、パワー触手、捕獲触手

格闘、剣術

剣製作、料理

言語習得能力増加、哺乳能力、幸運、隠蔽、緑の手

魔法…ボイス、ヒーリング、エクストラヒーリング

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