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【お金を稼いで悪いんですか?】(俣彦『短編ぼくのまち』)

世界のサッカーのトップを決める選挙を前にしまして

その幹部と言われているかたがたが

逮捕される事態に陥りましたニュースを見聞きしながら

思い出していましたのが


タイトルに使わせて頂きました


【お金を稼いで悪いんですか?】


であります。

別段なにかしているわけではないけれども

このままにしておくと

いつかとんでもないことをしてしまうかもしれないから

今のうちに

お灸をすえておこう

の意味も込めて

で囲い込まれることになってしまったかたが

記者会見の場で述べられた言葉なのでありますが


これがあり

活動が制限されたがために

彼はリーマンショックに巻き込まれることが無かったことを思いますと


(……人間万事塞翁が馬なのかな?)


とサッカーのニュースを見ながら思い出していたのでありますが


今回の事案を見まして

まず感じたことはなんであったのか?

と申しますと


(……別に公的機関でも無い組織での出来事で

何故逮捕されなければならないのだろうか?)


でありました。


……どうやら

アメリカ合衆国に住んでいるかたが

アメリカ国内の法律に違反する行為があり、

それをキッカケとしまして

アメリカが取り締まることの出来る範囲のところに踏み込んだ結果。

あれだけの逮捕者を生むことに繋がった。と……。


内政干渉とも受け取ることも出来るのでありますが

国を越えて捜査しなければならない事案が

過去アメリカにあったのかもしれません。

仮にあったとしました場合

二度と同じ轍を踏まぬよう

出来た法律なのかもわかりません。


捜査を担当されているかたがたは

否定されておりますが

……たぶん

会長選挙に影響を与えたい

意図は存在していたと思いますよ。


で。結果は報道の通り。

現職が5回目の当選を果たし幕を閉じたのでありましたが

そのかたの支持母体は

どちらかと言いますと

サッカー後進国と呼ばれる地域であります。


なぜか?

を見ていきますと

当選されましたかたが初当選を果たすのに用いた戦術がありまして

その時の本命は当時のヨーロッパの連盟を代表されるかたでありました。

普段でしたら

そのままスンナリ本命のかたが当選される運びになったのでありましたが

その選挙の当日に

これまで会場まで足を運ぶことの無かった層のかたが参加されまして

それが主にアジアとアフリカの加盟国のかたがた。


実績に乏しい国々であり

ワールドカップの本戦なんて

遠い別次元の出来事であるため

誰が会長になろうとも関係無い。

そもそも会場まで足を運ぶだけの予算を組むのも大変なんだし……


とこれまでは

棄権を決め込んでいました加盟国・地域でありましたが

投票の価値は

サッカー強豪国同様。1票が与えられている。


そこに目をつけまして

会場まで足を運ぶメリットを与えることにより

今日の地位を確立されましたのが

今回再選されましたかたでありまして


そのおかげもありまして

ヨーロッパと南アフリカの優勝クラブ同士の戦いでありました大会が

全ての加盟国が参加することの出来る大会になりましたり、


それまで開かれることの無かった

アフリカでワールドカップが催され、


またサッカー後進地域に資金が流入し

発展の一助となり、


どんなにグループステージで

酷いパフォーマンスを展開したとしましても

出場枠が減らされることが無いなど


様々な恩恵が与えられ

現在に至っております。


その厚い支持基盤に支えられ当選されたのでありましたが

その資金を稼いでいる側としましては

当然、面白く無い話でありますし、

多選の弊害がモロに出ている現在であることを思いますと

理解出来るところあるのでありますが


この辺りは

戦前日本の政党政治

(我田引鉄など)に近いところがありまして


そっちに投票してほしいなら

今まで以上に

甘い汁を吸わせてくれよ。

そうすれば考えてやらないこともないよ……。


と一票の価値が平等であることを良いことに。

が今後しばらく続くことになるのかな?

と感じました

サッカー界の選挙でありました。

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