作戦会議、そして運命の日
しばらく経ったある日太陽と葵は会社に出向いていた。今日は社長、上司、ツッキー、渡辺先生と両親に対する今後の対応を話し合う日だった。全員が集まって会社の応接室に集まっていた。
「皆さん私のために集まっていただきありがとうございます。」と葵は丁寧にお礼を言う。みんなは大丈夫と返し話し合いが始まった。
「今回の件なんだが葵さんのの両親はうちの会社の取引先全部に脅しをかけていたそうで取引の中止を迫ったそうだ。けど私の方から説明したら取引は引き続きしてくれるそうだ。不当な脅しには応じないと全部の会社が言ってくれたからまずそこの部分は安心してくれ。」
社長の話を聞いて葵は驚愕した。まさかここまでやってくるのは想定外だった。
そして渡辺先生が話を続けた。
「この話を知り合いの弁護士に言ったところ弁護するところとかあったら全面的に協力すると言ってくれました。法廷とか弁護士が必要になったら声をかけてくれれば私を通して話を進めておきます。」と渡辺先生は弁護士に話をつけてくれてたそうだ。
その話にツッキーも続く。
「俺の知り合いに国会議員がいる。厳密にいうとその奥さんが私の患者にあたる人だが相談したところ知り合いの議員にも話をして葵さんの父親の悪態も暴いてくれるそうだよ。」
この話を聞いて太陽も驚いた。太陽の知り合いに国会議員がいること自体初めて知ったことだったのでそんな知り合いが居たことに驚きを隠せないで居た。
みんな様々なところで行動してくれてとてもありがたいと思う。このみんなの行動を無駄にしたくないと葵は心の中で思った。
「話を聞くと皆動いてくれている。葵さんの行動もここから決めていこう。大丈夫。見方は多くいる。だから葵さんがしたいように動いてくれ。」と上司も答えた。
「私はこの結婚は絶対にしたくないです。これからもこの会社、そして陽くんと一緒にいたいです。」と葵ははっきり言い切った。
「よくぞ言いました。その気です葵さん。」とツッキーが笑顔で言った。他の人も笑顔で頷いて居た。
「なら行動は早いですね。両親にその思いをぶつけましょう。それで何かしてきたら弁護士とか読んで法で対処しましょう。私も医者としてできることはなんでもします。」
渡辺先生は任せろと言わんばかりに自信を持って言った。よほど自信があるのか笑顔にも自信が満ち溢れて居た。
「なら直接親の前できっぱりいうのが一番だな。確かにいうまでは辛いかもしれないかもしれないが言ったら多分スッキリすると思う。大丈夫。葵さんならできる。」と上司は言って葵の肩を叩く。
「皆さん本当にありがとうございます。私勇気が出ました。親にちゃんと言って自分で幸せを掴みます。」
葵の言葉に全員が頷いた。全員が葵を応援している。それは葵にも伝わってきた。
「あおちゃん。計画は決まったね。いつ決行する?」と太陽は行動を起こす日についてたどり着いてきた。
「それについては決めているよ。7月14日。私と陽くんが初めてひまわり畑に行った日。私にとって忘れない日。だからこの日にしたい。そして両親に自分の思い伝えたらひまわり畑に行きたいの。自分の思いと正直になった後のひまわり畑絶対綺麗だもん。行きたい。」
「うん。行こう。」
そう言って決行する日が決まった。全ては今後の未来のために。過去にとらわれず未来のために今行動する。そうすることで幸せをつかむことができる。
話し合いが終わりそれぞれ仕事や家に戻っていった。太陽と葵は会社で少しだけ仕事をし家に帰ろうとして居た。そこに美咲が来た。
「葵さん。無事でよかったです。本当に心配しました。また遊び行きましょ。」
美咲の目は若干赤くなっていた。美咲も葵のことをとても心配した一人だった。美咲は葵の顔を見て心底ホッとしていた。こうやってまた青いと話せることが嬉しかった。
「心配かけてごめんね。でももう大丈夫だよ。これからも一緒に出かけたりしようね。」
「うん。絶対だからね。」
二人は笑顔で答えた。その笑顔はひまわりのように明るかった。
二人は家に帰ってテレビを見ていた。テレビを見る時間、二人でソファーに二人で座っている時間。ただ雑談をしている時間。全ては二人はこうしたいと思ったからできている時間であり二人が向き合ったからできる時間であった。少しでも二人が違う選択をしたらこの時間はこなかったと思うと二人とも今までの選択は正しかったと感じる。選択した結果が正しかったのか今までの選択を正しいと思っていたのかそんなのはどうでもよかった。今。そして未来が明るかったらそれでいい。このまま二人で幸せに入れるだけでいい。ただそれだけで。二人はその気持ちを噛み締めていた。
そうして時は流れて行く。会社や病院に行き上司や社長、ツッキーや渡辺先生にもなんども話をして今後のプランの再確認をしていった。
葵が両親に言いに行く3日前。6人は再度会社の応接室で最後の作戦会議をした。そこでは当日付き添いが必要なのかそうでないかの確認をし合っていた。
「当日は一応僕もついて行くつもりなんだけど皆さんどう思います?」と太陽はみんなに聞く。
皆は一度考えた。そしてツッキーが口を開く。
「もしものことがあったときのために太陽がついて行くのは賛成。また葵さんの精神が調子悪くなった時にすぐに対おいできる体制は作っといたほうがいいと思う。」
ツッキーの意見に他の人も頷いていた。もしまた葵に何かあった時は
その時すぐに対応できるようにするべきだと全員思っていた。
少しして葵が口を開く。
「皆さんの私に何かあった時にフォローしてもらうのはとてもありがたいです。ですが今回は私一人で行きたいです。」
「でもあおちゃん。」
太陽が何か言いたそうだったけど葵は言葉を続ける。
「今までみなさんのおかげで色々乗り越えてきました。本当に感謝しています。今回もだれかのフォローがあったのはいいのは承知しています。しかし今回は一人で行きたいです。私の親の前に誰かいたら余計私の思いが伝わらない気がするんです。それに最後は私が蹴りをつけたいんです。ですから一人でいかせてください。」
葵の言葉にみんなは考えた。葵の気持ちも良くわか。けど葵に危険な目は合わせたくないそう思っていた。
しばらくして社長が口を開く。
「葵さん。。葵さんの覚悟はよく伝わった。一人で行ってみよう。みんな思うことあると思うが葵さんの意思を尊重しよう。葵さんも何かあったらすぐに連絡してくれ。それだけ約束してくれ。」
社長は葵の目を見て話した。そして割の方を向く。
「はい。そうしましょう。葵さんなら大丈夫です。」と渡辺先生も続いた。
太陽は考えた。葵の意見も確かに尊重したい。けどもう葵に何かあって欲しくない。その考えが交互によぎる。
「陽くん。私陽くんのおかげでここまで強くなれたんだよ。今の私は昔とは違う気がする。私立ち向かいたい。そして幸せになりたい。」
葵は太陽をずっと見つめそう言った。目からその意思が伝わる。
太陽は深呼吸をした。
「わかった。葵に任せる。」
「うん。ありがとう。」
そう言って太陽は葵の頭に手を置いた。
「葵は大丈夫。絶対に大丈夫だよ。」
おまじないのように言葉を唱える。葵はそれを聞いてすっと心が楽になった。絶対に大丈夫な気がする。
周りのみんなも頷く。葵ならできる。ここにいる人全員がそう思った。
そしていよいよ親に自分の本音をぶつける日となった。数日前まで太陽と色々話した結果葵一人で行くことになった。
「本当に一人で行くの?大丈夫?」と太陽は確認する。
葵は笑顔で「大丈夫。今の私ならできる。両親に伝えてここに帰ってくる。そしてひまわり畑に行こうね。」
そう行って葵は家を出た。
夏の日差しが地面を照らす。明るい未来が待っているかのように”太陽”が葵を照らす。




