ちり紙の束を当てる
昔、学校で生理になった、
あるいは、生理中に登校した子は、
あそこにちり紙の束を・・
当時の和式汲み取り便所。
男女別ではないのがほとんどで、
女の子がおしっこをすると、
音は木製の戸から外へ筒抜け。
戸をロックする部分も木製で、
今のように「使用中」(赤)の表示はなし。
もれそうになってあわてて、
ロックしないでしゃがみ、
ほかの女子が知らないで戸を開けると・・
昔の歌謡曲と同じ?!
♪ あら、見てたのね・・
さて、当時の初潮。
女子の発育は今より遅く、
ほとんどの子は、中学生の頃、
それも、中2か中3で初潮をむかえる女子が大半。
小6以降の頃、
学校では毎年「女子だけの時間」が。
体育館で「子どもからおとなへ」のスライド(モノクロ)を見せられて、
養護教諭(女性)の補足が。
「急に生理になったら、保健室に来てね」
保健室にあるのは、
「ちり紙」と「洗濯されたズロース」
後はわかるでしょ?
借りたズロースは、洗濯して返却。
ちり紙の束を交換するのは、
特定の個室。
そこに、替えのちり紙と、
捨てる容器が置かれる・・
ホーローびきの、白い円筒形で、
ふたには取っ手が。
ふたの表面や取っ手に
血が付いている場合も。
女の子にとって、最も深刻な状況は、
お腹をこわしたとき。
生理の間、下痢する子も同様。
おしっこの音が筒抜けだけでも
チョ~恥ずかしいのに、
(/-\*)
ピ~だと、その音も外へ。
これにまつわる悲劇が時々あったみたい。