2.ライカの密会
僕の手元に届けられた報告書には、信じがたい事実が記されていた。
——ライカは複数の男と関係を持ち、彼らを「ご主人様」と呼んでいる。
——タトゥーはご主人様から与えられた「マーキング」。
——彼女は「調教」を受け、その証を刻まれている。
報告書には、ライカが他の男と会っている写真が添えられていた。
指定されたホテルの一室。
男の前に膝をつき、まるで忠誠を誓うかのように頭を垂れる彼女の姿。
その身体には、僕が見たことのないタトゥーが刻まれていた。
「……この印、よく似合ってるよ、ライカ。」
ソファに腰掛けた男が、彼女の顎を掴む。
年齢は僕よりずいぶん上か、40前後だろうか。
粗野な仕草とは裏腹に、どこか品のあるスーツ姿だった。
「ありがとうございます、ご主人様……」
ライカの声は甘く蕩け、まるで恋人に囁くような響きだった。
「お前は、俺のものだってこと……ちゃんと覚えてるよな?」
「はい……私はご主人様のものです。」
ライカは静かに笑い、彼の指先に唇を落とす。
男は満足そうにライカの膣に確かめるように手を当て撫で、いつも通り準備はできているな、
股間からしたたり落ちる蜜を確認し男は言う。
彼女の首筋にキスを落としたところで。
「そろそろ、新しいマーキングをしてやるか……」
彼の言葉に、ライカは恍惚とした表情を浮かべる。
「……私の身体に、もっとご主人様の証を刻んでください。」
その瞬間、男はライカをベッドへ押し倒した。
——これが、彼女の"本当の姿"なのか?