これからのWEB小説について、あること無いこと語ってやる
『書くことは考えることだ』
政治哲学者・ハンナ・アーレントの言葉を胸に。
思ったこと。考えた事を書いてみた。
Twitter(X)でも、いくつか述べましたが…。
(足りない)
と、思ってエッセイにしてみた次第です。
なろう系小説は大人気!
なぜ!?
結論を言えば…。
『悪貨は良貨を駆逐する』
逆選択〘グレシャムの法則〙
名目価値は同じでも、実質価値の異なるモノが、市場を席巻する。経済学に登場する法則だ。
つまり【なろう系の人気】は〘ファースト・フードの人気〙に似ている。
つまり描きやすい提供しやすい作品が、WEB小説市場を席巻した。
また、売るのも技術。
広報戦略・販売戦略。
作家個人で全てを賄うのは不可能だ。
読者も読んでみるまで、好みの作品かは分からないこともある。
ただ流行る小説ジャンルには一定の法則がある。
それは〘わかりやすさ・手頃さ・読みやすさ〙
面白さ(味)はソコソコでも構わない。
まさにファースト・フード。
反論もあるだろうが……どんなモノでも量産化は質の低下を招く。
商品価値を保てる範囲で妥協する。
基本〘質より量〙の生産体制が出来上がる。
だからと言って、創り続けるのは簡単か?
と、言われれば…。
答えはNOだ。
なろう系は言わばライトノベル。
ライトノベルのあり方について
ラノベ作家【あかほりさとる】は〘あとがき〙でライトノベル創作の難しさを説いていた。
要約すると。
ライトノベルは内容を【重く】してはイケない。
だからと言って内容が【軽過ぎ】てもイケない。
つまり。
『マニアックな作品はダメだ』
誰が読んでも分かるエンタメに仕上げる事が求められる。
学校の成績で言えば…。
常に平均ソコソコを保てと云うに等しい。
それ以外は認められない。
読者の守備範囲が広くて浅い。
だからと言って読者のせいには出来ない。
商売人が客がモノを買わない事を、客のせいにしない事と同じだ。
この先のなろう系を含めたライトノベルの命運は、編集者に掛かっていると思う。
読者の守備範囲を広げて、さらに底を深くするためには、流行を起こすしかない。
その仕掛け人は編集者だからだ。
作品が波を起こすのではなく。
編集者が起こした波に作品が乗る。
編集者は読むプロであり、最初の読者であり、読んだ瞬間。
(面白い、ヒットさせてやる!)
と、思って行動を起こせる人でないとイケない。
ライトノベルが誕生して約30年…。
ライトノベルが親子二代で読まれるようになった。
ライトノベルは大きな転換点に、差し掛かっているのかもしれない。
書きながら考えたら……。
何だかグチャグチャな文章になってしまった。
言いたい事を纏めてないな。
言いたい事を集めて押し込んだ文章だ。
Twitter(X)にも挙げた文も参考にしている。
要はWEB小説の今の状況と、これからの発展について書いてみた。
信じるか信じないかは読者しだい。
当たり障りの無い文章は、毒にも薬にもならない。
だからと言って毒を吐けば良いワケではない。
ただ言いたい事を書いてみた。
何事も経験。
(足りない)
と、思ったら。
また、書くとしよう。
楽しんでいただけたら幸いです。