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家庭内断絶

作者: Aju
掲載日:2022/09/28


 いつの頃からだろう、娘と話をしなくなったのは。

 声をかけても返事もしなくなった。

 妻とは楽しそうに話もするが、俺とは目を合わせることさえしない。


 年ごろの娘の父親とは、こんなものなのだろうか?


 娘だけじゃない。最近は妻も似たような態度になってしまった。

 母娘だけの世界が出来上がってしまい、俺は家の中で一人浮いた存在・・・。話の中に混ざることさえできない———。

 メシも独りで食べるようになった。

 仕事で遅い時は仕方がない。しかし、休日の日でさえ、いつの間にか2人だけで食事を済ませてしまい、俺の分だけがテーブルに残っている。

 呼んでももらえない・・・・。


 いつからこうなってしまったのか———。



「いつまで続けるの? お母さん。」

「まだ、ひょっこり帰ってくるような気がしてね。」

 今日もテーブルに1人分の食事を用意して、母娘は仏壇に目をやった。

この短編は2021年3月、アメーバブログに投稿したものです。


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― 新着の感想 ―
[良い点] そういうことでしたか。 断絶も当然のことですね。 ですが、こちらの原因の方が救われる気がします。
[一言] 眠りそうになりながら、この小説を読んでいましたが、最後の最後で衝撃の展開が待っていました。この短い文章でこれだけ伝えられるなんて、すごすぎます!貴重な経験、ありがとうございました。これからも…
[一言] えっこういうオチ!? 油断して読んでいてびっくりしました。 超短編でありながらしっかり展開があり、素晴らしいですね。タイトルも絶妙です。 お母さんの主人公への愛情が胸を打ちますね。 Ajuさ…
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