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いつも通りと少しの波乱

4月、それは進級の季節。

今年で高校2年生になった俺は玄関に貼られたクラス表を見てため息をついていた。

「今年もか…」

そう、俺には幼稚園からの幼馴染みが2人いるのだが、中学生の時に再会して以来毎年同じクラスなのだ。

「おはよう、今年も同じクラスだね。」

「あぁ和馬か、彩音は?」

「そんなにガツガツするなよ、すぐ来ると思うよ。」

ガツガツなんてしてねーよ。

「ガツガツしてるの?」

「してねーよ!てかいつからいたんだよ彩音。」

「ちょうど今来たとこ。」

そう言って座った彼女に、見知らぬ男子が近づいてきた。

「お、久しぶりー。彩音さん。」

なんで呼び捨てにしてるんだこいつ。

「知り合いか?彩音。」

「あ、あぁうんちょっとね…」

なんかちょっともやっとするな…確かに四六時中くっついているわけじゃないから、知らないやつと関わりがあってもおかしくはないが。

それでも…いやこれ以上考えるのはやめておこう。

ここまで拗らせてしまうのだから、恋というものは難しい。

あんまり詮索して引かれるのはごめんだ。

でも、いい加減に告白しないとな。

こんな関係をだらだらと続けて、他のやつにとられたとなったら笑い事じゃすまない

しかし、そんなことをいって告白出来たのならこんなに苦労はしていない。

今さらデートに誘うのもなんか恥ずかしいしな…

あー、どうしよう。

「あ、あのさ大輝、デートしてくれない?」

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