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プロローグ
俺には幼馴染みが2人いる。
1人は荻原 和馬。
イケメンで頭が良く、スポーツ万能、且つ性格もいいと、非の打ち所のないどこに出しても恥ずかしくない俺の親友だ。
もう1人は藤沢 彩音これまた頭も良く、運動神経が良い。そして何より可愛い。流石に漫画などであるような、周りの高校からわざわざ告白しに来るということはないが、100人に聞けば9割が可愛いというような美少女だ。町を歩けば必ず2度見されるし、1週間に1度に1度は誰かに告白されている。ただそれを受けていたことは1度もないが。
もちろん俺も彼女のことが好きだ。だが、フラれて関係がギクシャクするかと思うと足がすくんでまだ告白できないでいた。
彼らのことばかりで自己紹介が遅れていた。
俺の名前は、河村 大輝
この関係がいつまでも続くと信じていた底抜けの阿呆だ。