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2話 始まりの転生

 少し長くなっております。

「さて、そろそろ本題に入るかの」


 そういって老人は話し始めた。


「まず、おぬしがここにいる理由じゃがこれは儂が呼んだからじゃ」

「呼んだ?じゃあ普通はここには来ないってことですか?」

「そうじゃ、死後の世界と言っても普通は来ることはないんじゃ。で、本題というのは呼んだ理由じゃな。呼んだのはおぬしに頼みたいことがあったからじゃ」

「頼みたいこと?」

「そうじゃ。実はおぬしに異世界に転生してほしくての。」

「異世界?」

「地球とは違う世界じゃな、まぁ、おぬしには記憶がないから地球がどんな場所かわからんじゃろうが、転生してもらいたい世界には地球にない『魔法』や『ステータス』という概念があるんじゃが、それも行ってもわからんじゃろうな。まぁ行けばわかることじゃ、今は気にしないでいい」


 なんだかよくわからない言葉が出てきたが、どうやら今は気にしなくていいらしい。


「頼みたいことは分かりましたが、なぜ転生してほしいんですか?」

「それはな、実はわしのほかにも何人か神がおるんじゃが、最近人を転生させるのが流行っているらしいんじゃ。今までは自分たちだけで楽しんでいたんじゃが最近になって誰が転生させた者が一番強くなるか勝負しているらしいんじゃ。わしは今までむやみに人を異世界に転生させることで世界のバランスが崩れることを恐れていたんじゃが、あやつらはわしにも参加するように言って来たんじゃ。当然わしは断ったんじゃがあやつらも譲らんくての、結局一回限りで転生させることになってしまったんじゃ。こっちの勝手な事情に巻き込んでしまってすまないと思っておるが、転生してくれないかの」


 まぁ、自分はもう一回死んでしまっているわけだし、別に問題もないしいいかな。


「いいですよ」

「本当か!では転生するまえに、諸々の能力を決めていこうかの」

「能力を決める?」

「うむ、転生した体の能力を決めていくのじゃ。これはさっき言った転生してもらいたい世界にある『魔法』や『ステータス』じゃな。」

「その『魔法』や『ステータス』というのはどのようなものなのですか?」

「『魔法』は『魔力』と呼ばれるものを使って様々な事象を起こす能力のことじゃ。『ステータス』というのはその人物の身体能力などを数値化したものじゃの」

「なるほど、それで、どうやって決めるんですか?」

「それはの、これを使うんじゃ」


 そういって老人が出したのは、スロットマシンだった。


「これをどうするんですか?」

「これでおぬしに授ける能力を決めるんじゃが…まぁ、説明するより実際にやった方が早いじゃろ。まずは、ほれ」


 老人がそういった瞬間、自分の目の前に薄い板のようなものが現れた。それはいくつか文字が書かれており、後ろが透けている。それにはこう書かれていた。


名前:

種族:

年齢:0

Lv:1

HP:

MP:

STR:

DEX:

VIT:

INT:

AGI:

MND:


 スキル


 属性



「これは?」

「それはおぬしのステータスじゃよ」

「自分の?」

「そうじゃ、と言っても、まだ何も決まっていないがな」

「なるほど。つまりこの空白に自分のステータスが入るんですね。ところで、これは意味しているんですか?」


名前や種族、年齢は何と無くわかるがそれ以外のLv、HPなどは全く分からなかった。


「じゃあ説明していくかの。名前と種族、年齢は分かるじゃろ?」

「はい、それは分かります。でもそれ以外は全く分からなくて…」

「ふむ、まずLvはおおよその強さを表しておる。Lvが上がるにつれてステータスは上昇していくから一般的にLvが高いほど強いとされる。もちろん例外はあるがの」

「その例外とは?」

「おぬしのような転生者がその例外の一つじゃな。転生者はたいてい神から力を授かっておるからたいていはLvが低くても強いの。次に、HPは生命力を表しておる。簡単に言うと攻撃を受けるとHPの数字が減っていき、0になると死んでしまうんじゃ。次にMP、これはさっき言った魔法を使うのに必要な魔力を表しておる。残りのSTR、DEX、VIT、INT、AGI、MNDじゃが、これはそれぞれ筋力、器用さ、頑丈さ、知力、素早さ、精神力を表しておる。STRが高ければ力が強くなり、DEXが高ければ手加減などもしやすくなる。VITが上がれば状態異常に強くなるし、INTが上がれば魔法の威力が上がる。AGIが上がれば素早く動けるようになるし、MNDが上がれば精神異常に強くなる。」


 なるほど。聞いている限りだと言っている通りステータスが高ければ高いほど強いようだ。


「もちろん、多少の上下なら覆すこともできるし、HPがいくら高かろうが心臓を貫かれたり首を切られたりすれば死ぬ。あまり過信しないことじゃ。じゃあ決めていくかの、このボタンを押してくれ」


 そういわれて、自分はボタンを押した。するとスロットマシンが起動し、ゆっくりと回りだし、次第に加速してくる。表示されている文字を見ていると、魔人、人狼、ダークエルフ等の文字が回っている。


「あの、なんか全部悪役っぽい気がするのは気のせいですか?」

「いや、気のせいではないぞ。わしは向こうの世界では魔族を司る神じゃからの。転生先は必然と魔族になるんじゃ。止めるときはもう一度ボタンを押すのじゃぞ。自分のタイミングで押してくれれば大丈夫じゃ」


 そういってくれるのだったら、自分のタイミングで押そう。そう決めて、自分はボタンを押すタイミングを見計らう。………いまだ!


「えい!」


 するとスロットは回転するのを止めた。そこに映っていた文字が浮かび上がり、種族のところの空欄に入り込む。


種族:吸血鬼


 吸血鬼。それが自分の向こうでの種族だった。


「吸血鬼か。弱点が多い代わりに長所も多いしステータスの伸びもいい。弱点や長所を把握しなければ逆にそれに振り回されてしまう種族じゃが中には水中じゃないと実力が発揮できない種族もおるからそれに比べたらいい方じゃないかの」


 どうやら結構大事な項目だったらしい。しかし、過ぎてしまったことをあとから言ってもどうしようもない。


「さぁ、どんどんやっていくのじゃ」


 そういって老人が急かしてくる。次は順番的にHPかな?

 再びボタンを押す。スロットマシンが起動し、スロットが回転を始める。スロットには1000~10000の文字が1000毎に並んでいる。自分はボタンを押して止める。回転が止まり、HPの空欄に入り込む。


HP:5000


 1000から10000のちょうど真ん中か。次はMP。ボタンを押す。スロットには同じく1000~10000の文字。ボタンを押して止める。回転が止まり、MPの空欄に入り込む。


MP:10000


 MPは最大値のようだ。次はSTRだ。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


 ステータスはすべて埋まった。結果、こうなった。

名前:

種族:吸血鬼

性別:

年齢:0

Lv1

HP:5000

MP:10000

STR:400

DEX:300

VIT:500

INT:800

AGI:700

MND:200


「さて、次はスキルと属性じゃの。属性というのは魔法のことじゃの。この二つはまず数を決めてから何を手に入れるか決めるんじゃ」


 ボタンを押す。スロットが回り始める。表示されているのは1~10。ボタンを押す。この作業も慣れてきた。回転が止まり、表示された数字は7。


「スキルの数は決まったの。じゃあさっそくどんなスキルを手に入れるのかを決めていってくれ」


 ボタンを押す。回る。止める。表示された文字がスキルの欄に入り込む。


 スキル

・吸血(種族スキル)

・霧化(種族スキル)

・高速再生Lv1(種族スキル)

・飛行(種族スキル)

・吸血吸収Lv1(ユニークスキル)


「吸血吸収か、珍しいものが出たの」


 そういって老人はこのスキルについて詳しい説明をしてくれた。


「吸血吸収はの、その名の通り吸血をすることで吸収することができるスキルじゃ。吸収するのは吸血対象の能力、ステータスとスキル、属性じゃの。吸収するといっても相手が使えなくなったりはしないから安心せい」

「あの、この種族スキルやユニークスキルというのは?」

「種族スキルというのはその種族が皆扱うことのできるスキルのことじゃ。ユニークスキルというのは生まれたときから持っているスキルのことじゃ。普通は後天的に手に入れることは不可能じゃ」


 つまりこのユニークスキルというのは当たりのようなものらしい。

 二個目のスキルを決める。スロットを回し、表示された文字がスキルの欄に入り込む。


 スキル

・吸血(種族スキル)

・霧化(種族スキル)

・高速再生Lv1(種族スキル)

・飛行(種族スキル)

・吸血吸収Lv1(ユニークスキル)

・オールウェポンLv1


 二個目はユニークスキルではなかった。さすがにそうそうあたりは出ないらしい。けどこれはこれで強そうだ。

 残りのスキルも決めていく。七個目のスキルを決め、自分のスキルはこうなった。


 スキル

・吸血(種族スキル)

・霧化(種族スキル)

・高速再生Lv1(種族スキル)

・飛行(種族スキル)

・吸血吸収Lv1(ユニークスキル)

・オールウェポンLv1

・隠蔽Lv1

・隠密Lv1

・大鎌術Lv1

・無詠唱

・テイムLv1


 ユニークスキルは結局一つしか出なかったが、他にも強そうなスキルは出たからこれでいいか。


「スキルは決まったようじゃの。次は属性じゃ」


 属性の数を決める。出たのは3。


「3か。転生者の中では少ない方じゃの。さぁ、種類を決めるのじゃ」


 一個目の属性を決める。ボタンを押し、止まった文字が属性の空欄に入り込む。


 属性

・闇魔法Lv1(種族属性)

・召喚魔法Lv1(ユニーク属性)


「この種族属性とユニーク属性というのは種族スキルやユニークスキルと変わりませんか?」

「そうじゃの。属性というのは基本的に後天的に増えたりしないのというのを除けば同じじゃの」


 どうやらまた当たりを引いたらしい。


 二個目、三個目の属性を決める。表示された文字が空欄に入り込む。


 魔法

・闇魔法Lv1(種族属性)

・光魔法Lv1

・召喚魔法Lv1(ユニーク属性)

・時空魔法Lv1(ユニーク属性)


「決まったの。それがおぬしの生まれたときのステータスじゃ」



名前:

種族:吸血鬼

性別:

年齢:0

Lv1

HP:5000

MP:10000

STR:400

DEX:300

VIT:500

INT:800

AGI:700

MND:200


 スキル

・吸血

・霧化

・高速再生Lv1

・飛行

・吸血吸収Lv1

・オールウェポンLv1

・隠蔽Lv1

・隠密Lv1

・大鎌術Lv1

・無詠唱

・テイムLv1


 属性

・闇魔法Lv1

・光魔法Lv1

・召喚魔法Lv1

・時空魔法Lv1


「他には称号があるんじゃが、まだ反映されておらんの。転生者には『転生者』の称号が送られるんじゃが、その称号を手に入れると上級鑑定というスキルが手に入るからうまく活用してくれ。さて、ステータスも決まったわけじゃし、そろそろ転生してもらおうかの」

「はい、いろいろとお世話になりました」

「では転生してもらう前に謝罪の意味も込めて助言と贈り物をさせてくれ。まず、助言というのはおぬしのステータスについてじゃ。比較対象として一般的な人間の平均的なステータスを出すぞ。これじゃ」


 そういって老人は自分の目の前にもう一つ板を出した。


Lv:1

HP:100

MP:50

STR:10

DEX:10

VIT:10

INT:10

AGI:10

MND:10


「…え?」

「見ての通り、おぬしのステータスは異常じゃからの。それは覚えておいてほしいのじゃ。そして贈り物というのは、転生するときにおぬしのスキルと属性のLvを最大の10まで上げさせてもらうことじゃ。さぁ、そろそろ転生してもらうとするかの。行ってくるのじゃ」


 そういって老人は自分に手をかざした。そして自分の意識は闇に包まれていった。

 こちらの都合ですがテストがあるため続きは7月になる可能性があります。改訂前の作品を少し変えるだけなのでそんなに時間はかかりませんが話によっては物語が大幅に変更になる箇所もありますので誠に申し訳ないですがお待ち頂けると幸いです。

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