表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
東方黒霊夢〜Do you like Black or Red ?〜  作者: 風波
第一章 異変の始まり
2/15

第一幕 異変の始まり

 ◆

 第一幕 異変の始まり

 ◆

 1

 ある日のことだった。私はいつも通り、境内の掃除をしていると、空から魔法使いがこの境内目掛けて突っ込んできた。

「よう霊夢」

 彼女は霧雨魔理沙。極めて普通の魔法使いである。彼女と私は、むかしからの付き合いであり、たまに、異変解決の取り合いをしている。

 私は、博麗神社の巫女にして、この幻想郷と外の世界を繋ぐ博麗大結界の管理人でもある。

 ただーーこの頃、外来人を多く見かける。最初は人里の人間かと思ったが、どうもそうじゃない。結界が緩むのは一定周期のはずーーーと思い、現在は注意しながら、監視を続けている。といっても、人里まで降りてくるのは流石に厳しいので、山の上からの監視をしている。

「で、何の用なの、魔理沙」

「これ見ろよ。さっき天狗が号外を配っててよ」

 天狗とは、ここ、博麗神社から、東方向にある妖怪の山に住み、この文々(まる)の発行者でもある射命丸文のことだ。彼女の新聞は幻想郷一の情報の速さを誇っている。

 私は、その新聞の表紙の大見出しを読んだ。

「『妖怪の山で死骸を発見。』?」

「そうだ。妖怪の山で、死骸があるっておかしいだろ?しかも、その死骸、傷が見当たらないんだ」

「餓死したんじゃないの?」

 すると魔理沙は、首を横に振って答えた。

「いや、その死骸を永遠亭の奴らが持って帰って、司法解剖したらしいんだ。すると、死骸は餓死はしていなかったらしい。」

「なるほど…。自殺の線は?」

「そこなんだけど、山の中をくまなく探索したけど、そういう自殺できるポイントはたくさんあるんだが、そこに自殺のアイテムらしきものはなかった。」

「なるほど、じゃあ自殺の線はないとすると、やっぱり殺人?」

「としか考えられないよな?」

 魔理沙はそう言った。

「でも、まあ一応事件の真相は私も調べておくよ」

「わかった」

 そうして、私は魔理沙と別れた。

 ◆

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ