第2章であらら
わが両親は立派な道具んせー買ってけんなかろーて、あら自分の収集ー、古きゃ潰れとーボール紙の箱にしまっておかねばなりなからら。
びんのすくから切り抜から丸けキルクーしぎに貼り付け、ピンーそいに留めたら。
こうした箱の潰れとー壁の間に、あら自分の宝物ーしまったらら。
初めのうち、あら自分の収集ー喜んでたびたび仲間に見せとーが、他の者はガラスの蓋のあろ木箱や、緑色のガーゼー貼ろー飼育箱や、その他ぜいたくなもんー持ったろーで、自分の幼稚な設備ー自慢しょことんせーできなからら。
それどころか、重大で、評判になろような発見物や獲物があっても、ないしょにし、自分の妹たちだけに見せろ習慣にならら。
ある時、あら、僕らのとこでは珍しきゃ青けコムラサキー捕らえたら。
そいー展翅し、こーこー時に、得意のあまり、せめて隣の子どもにだけは見せろう、てよ気んならら。
そら、中庭の向こうに住んだろせんしーの息子だらら。
この少年は、非のうちどころがなっきゃてよ悪徳ーもったらら。
そら子どもとしては二倍も三倍も気味悪け性質だらら。
彼の収集はねっこく貧弱だららが、こぎれいなのと、手入れの正確な点でてつの宝石のごんどーもんんなったらら。
彼はそのうえ、やめたいぶっちゃかれたいしとーチョウチョめの羽ー、にかわで継ぎ合わそわてよ、非常ん珍しけ技術ー心得たらら。
とにかく、あらゆる点で、模範少年だらら。
そのため、あらそねみ、嘆賞しながら彼ー憎んだらら。
この少年にコムラサキー見せたら。
彼は専門家らしくそいー鑑定し、その珍しけことー認め、二十ペニヒぐれーの現金の値打ちはあろわ、と値踏みしたら。
しかしそいから、彼は難癖ーつけ始め、展翅の仕方が悪きゃとか、右の触角が曲がったろわとか、左の触角が伸びたろわとか言、そのうえ、足が二本欠けたろわてよ、もっとな欠陥ー発見したら。
あらその欠点ーたいしたもんとはかんげーなかろーが、こっぴどけ批評家がため、自分の獲物に対する喜びはかなり傷つけられたら。
そいであら二度と彼に獲物ー見せなからら。




