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失恋こそ至高の恋、学校一の美少女は失恋したい!振られるために【ぼっち】の俺の恋人作りに協力している――失恋青春計画  作者: アリティエ
3章・水着回

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恒常的に起きるスケベはラッキースケベと呼べるのだろうか3


 詩にゃんの可愛いお山の洗浄を終え水着を正した。

 

「奏、詩子は可愛かったわよね」

「詩にゃんが可愛いのは世の摂理だろ」


 まりんは平常運転だ。

 俺もそれに便乗する。


「もう、お嫁にいけないよぉ」

「奏が、結婚してくれるわよ」

「メェー君が貰ってくれるの?」


 人生の決断を突然迫られる。


 失恋計画の目標としては万々歳だ。

 今すぐにでも「結婚しようぜ」と返事をするところだ。


 まりんを振る名目としては十分。

 後はまりんの恋心。


「俺が十八歳になるまで待ってくれ」


 イエスともノーとも捉えられる曖昧な返答。

 まりんの問題もある。

 今後の方針について話し合いもしないと、人生の決断はできない。


「ちなみに、詩子を泣かせたら殺すからね」

「メェー君その時は一緒のお墓に入ろうね」


 俺が詩にゃんと結婚しないと死ぬみたい。その場合、詩にゃんと心中することになるらしい。


 まりん、俺が断るように誘導している。君は失恋したいんだよね。させたいわけではないだろう。


 まりんの恋のハードルを上げることになる。


 その前提があると、俺がまりんを選ばない理由を「死にたくないから」と判断されてもおかしくない。


 中身の証明に影響を及ぼさないだろうか。

 否定の理由が『必要ない』のではなく、『生存したい』から選ばれなかった――になりかねない。


 考えすぎかもしれない、単にノリで言った可能性のほうが高いと思う。


「一緒の墓には入りたいけど、思い出も沢山持っていきたいからね」

「あら、ラブラブね。寂しくなるわね」

「リンちゃんも一緒だよ」

「え?」


 詩にゃんは無垢なる者だ。

 この会話はガチではなく、ノリとして機能していると認識している。


 つまり、俺が一人で盛り上がってただけだった。


「詩にゃん、次はお腹を洗うよ。いい?」

「は、はい。よろしくお願いします」


 ラッキースケベのおかげで、前より詩にゃんに触れるのに抵抗感がなかった。

 不思議と心が軽くなっている。

 心理的距離が縮まったせいだろうか。


「まりんもサボるなよ。背中と腰、あと髪の毛もしてあげないと、俺はお腹と足を担当するから」

「随分と積極的ね。そんなに詩子の体を堪能したいのかしら?」

「当たり前だろ。詩にゃんは俺の天使だからね」


 だいぶ、桃色ドキドキお風呂タイムにも慣れてきて、いつもの調子が戻ってきた。


「お腹を素手で触られるのは、こそばゆいですね」

「詩にゃん、真剣な質問なんだが、へそは指を入れてもいいのかな?」

「おへそ!?」


 へそフェチの俺からすれば、触ってみたい。

 これは知的好奇心から来る欲望だ。


「ちょっと奏、私のときは許可を取らなかったんだけど、どういうことかしら!」

「まりんの時は、気を使う余裕がなかった。すまん」

「ふーん、釈然としないけど、まぁいいわ」


 正直、まりんのときは胸の感触とシークレットパーツの衝撃が強すぎて、理性を保つのに必死だったからな。

 今は、理性のほうが優勢だ。


「リンちゃんもおへそ洗ったんですか?」

「洗ったよ。たぶん」

「そっか……なら、お願いしてもいい、ですよ?」

「ありがとうございます」

「洗ってもらうのは私ですよ!?」


 水着姿の推しの、おへそを洗う権利を得る。

 これ以上に幸せなことがあるだろうか。

 なんなら謝礼として、赤スパ投げてもいいくらいだ。


 泡立てた手の平で、詩にゃんのお腹を撫でる。

 そっと、親指をおへそに向かわせ、優しく入れた。

 力を入れず、爪が当たらないように慎重に指を動かす。

 デリケートな部分だから、集中力が必要だ。

 

 詩にゃんは声を抑えながら両足を閉じ、肩を震わせた。

 

 ずっと触っていたいが、あまり触ると炎症するからほどほどにして終える。


 ほんの数秒だが至福な時だった。

 欲を言えば、息など吹きかけても見たかったが趣旨が変わるから今回は見送りした。


「詩子大丈夫、まだ震えてるわよ」

「大丈夫、だよ」


 詩にゃんは体の力が抜けたようにまりんに寄り掛かる。


「詩子、後に倒れてる」

「リンちゃん、ごめんね」

「奏、何したのよ」


 マタタビで酔った猫みたいにとろけた顔をする詩にゃん。


「おへそを洗っただけだけど」

「リンちゃん、おっぱい柔らかい」

「詩子!」


 詩にゃんはおへそが弱点だったみたいだ。


「メェー君、もっと、してほしい、かも」

「あんまり触りすぎるのは駄目だよ。痛くなるから」

「そ、そうなんですね……」


 そう言いながら、両手でおへそ周りをそっと撫で始めた。


「メェー君、またお願いしてもいいですか?」


 期待の籠った熱い眼差し、喜びの笑顔をも相まって可愛さの暴力だった。


「俺ももっと指さばきを鍛えておくよ」


 天ネェのおへそを借りて練習しよう、そうしよう。


「詩子、私もおへそ触っていい?」

「リンちゃんはダメだよ」

「なんで!?」

「リンちゃんがスケベだから」

「先っちょだけ、指を入れるだけよ」

「指しか入らないよ」

「舌もいけるわ」

「……やっぱりダメ」


 会話内容はアレだが風呂場だからか、百合百合しい仲を見てると心が安らぐ。


 でも、舌はダメだ。衛生的によろしくない。

 健全ではないと俺は思う。

 オーラルケアを怠ると跡が怖い。


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