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第十四話 第三章「デート?」

ブブブブブブブ、ブブブブブブブ、・・・・


誰だ?

こんな時間に携帯に掛けてくる奴は・・・?


「真、出てくれ」

おそらく俺の部屋にいるだろう。しかし返事はない。

んだよ、まったく、しかも電話かよ。そろそろ切れてもいいころなんだが、よほど大事なようなのかさっきからずっとマナーモードのバイブ音が鳴っている。

しかたない。


「はいもしもし・・・」

電話に出た。というか誰からかかってきたのかわかった時点で出たくなかったが・・・


「よぉ〜きょ〜へ〜元気かぁ〜?俺はげんk・・ピッ。」

切る。

秋元だ。しかも絶対どうでもいい話なのだ。とりあえず電源を切って電話を放り出し、身を起こす。部屋には朝日が差し込み、真の姿はなかった。とりあえず寝る時は部屋にいたが

(といっても同じベットで寝てるわけじゃないぞ)朝はたいていいないのだ。まぁ俺が起きるのが遅いためか。


「あ〜あ、今日は約束があったか・・・」

昨日はいろいろありすぎたため、忘れていたが今日は桜井含め数名と遊ぶらしい。

何をするかも知らないが、とりあえず待ち合わせは駅前の喫茶店に12時なので、まだ時間はある。

俺の部屋は二階なので、下の部屋に下りて朝食をとることにする。


「あ、母さん、今日出かけるわ。」

リビングにテレビを見ている母がいた。

金城智子(母)は年の割りに若く見え、俺の母らしく適当なところがあるが、一応信頼できる人だ。


「あ、そう。ふ〜ん、最近友達でもできたの?」

いつもはフラ〜っと出かけるだけなので珍しいといえば珍しい。


「どうだか・・・」

ちなみに父はいない。

離婚したわけでもない。が、いろいろあっていないのだ。

真はいた。ソファに座って、テレビを見ていた。

昨日は大変だったが、何事もなく終わったのでよかった。それに俺は結局何も悪いことをしていないのに被害にあったわけか。


「(真、少し出かけるぞ)」

俺は昨日新しいスキルを身につけた。

こそこそ話す。内緒話だ。

まぁどうでもいいが。


俺は朝食を口に放り込んで片付け、着替えて外室の準備をした。

待ち合わせまでは時間があるが、家にいてもすることがないので外に出ることにする。

家を飛び出すと、すぐそこに秋元がいた。暇な奴。


「よぉ京平、奇遇じゃん。」

明らかに奇遇じゃない、待ってただろ。つーかこいつ俺が出てこなかったらどうするつもりだったんだよ。


「なんか用か?」

秋元はニヤァっと笑って絡んでくる。

俺は家の前でなにやってんだか。


「おいおい〜京平〜そんな態度じゃもてないぞ〜」

うるせぇ、とりあえず肩に手を回すな。


「で、どうすんだよ、まだ2時間は余裕あるぞ。」

秋元は俺を放し向き合う。

意外とつぶらな目の奴だ。


「・・・とりあえず、歩こうぜ」

そうして秋元と一時間歩き続けたのは言うまでもない。


2時間後・・・・


「い・・・ぃよう・・・」

桜井含め三人の女子が待ち合わせの喫茶店に来た。

当然俺と秋元は、一時間この喫茶店でコーヒーいっぱいで粘って、もうすでにだるくなっていたところだ。


「だ、大丈夫か〜!」

桜井の友人だろう、体育会系のショートヘアの子と、こちらは文科系のロングの女子。わかりやすいね。とりあえず女子三人も席についてオーダーをし、早速本題に入る。


「で、どうすんだよ、これから」

秋元が早く行きたい!的なニュアンスを含め言った。


「まず自己紹介しようよ。」

・・・そういえばお互いよく知らないのに遊びに行くなんて不思議な関係だよな。

体育会系のほうは、大竹さやか。

文科系のほうは、谷木実理やぎみのり

そこに桜井優希と俺と秋元。秋元のフルネーム?どうでもいいだろ。


とまあ自己紹介を終えた俺たちはようやく本題に入る。


「ねぇ知ってる?この辺にショッピングモールって言うの?その新しい奴ができたんだって。」

そこに行こう。という話だ。ショッピングなんて普段しないからなぁ・・・

などとぼんやり考え、司会進行は大竹、男子会話担当は秋元で俺は暇してた。

店の雰囲気が薄暗いため、外が明るく見える。忙しそうにかけてくサラリーマン。友達と楽しそうに会話する女子高生。部活帰りの男子学生。ゴミの山のような悪夢。どれも何気ない生活のいち・・・・っておい。


悪夢がうろうろしてるじゃねぇか!


やはり空気になっていた真の方を見る。

目が合った、


「大丈夫、こっちには気にしてないし・・まぁ悪夢はよくあること。」

確かに、みんな守護霊がついてるわけだから危険というわけではないが・・・

やっぱり気になる。

ゴミの山のような悪夢、棍棒を重たそうに引きずっている。ちょうど俺たちがいる喫茶店の前で止まる。ちょうど男が喫茶店に入ってくる。それと一緒に悪夢も店の中に入ってくる。

やめろ、コーヒーがまずくなる・・・


!、悪夢が桜井に向かって棍棒を振りかぶる。

当然桜井は気づくはずがない。


「あぶねぇ!」

思わず叫んだ。・・・俺はバカか・・・


「え?」

もちろんみんななんだかよくわからない顔をする。

悪夢のほうは、というと棍棒が途中で受け止められ、・・・それと同時に俺には桜井の守護霊が霧が晴れるように見えた。守護霊は棍棒をはじき返し、手に持っていた細身の剣で思いっきり切り上げる。一撃だった。一発で守護霊は悪夢を消してしまった。


仕方なさげに真が桜井のコーヒーカップを落とす。


「ああ、カップが落ちちゃった・・ごめんね、金城君」

真には状況的に助けられ、桜井を助けた(というか守った)守護霊はこちらに向き合いハンサムスマイルをくれる。彼を一言で表すのであれば、白馬にまたがった騎士(馬はいないが)。ナイトらしく薄手の鎧とマントをつけ、きらきら後光がひかっているイメージがある。実際光が反射しているように見える。


「我が名はヴァリエ。以後、見知り置きを。」

キザなナイト君は俺に向かって自己紹介してきた。

なんか馬鹿にされてる気がする・・・


「まぁまぁ、この辺でこの店を後にして目的地へいこうじゃないですか!」

大竹が仕切って、みんな会計を済ませ店を後にする。

桜井がぺこぺこ謝っていたが、俺がズバッとカップの弁償代として札を手渡し(店側はいらないですよといっていたが押し付けた)店を出る。


なんか今日も波乱の一日になりそうだ・・・


・・・さて、今回悪夢「ゴミの山」が登場しましたが、最初に出てきた悪夢「少女」と決定的に違う部分があります。それは一般人に見えるかどうかです。

悪夢にも感情があり、それがこじれて悪さをします。

ちなみにこじれなければ普通の霊として成仏します。

少女のほうは、誰かに気づいて欲しい、かまって欲しいという感情から一般人には見えますが、ゴミの山さんは、その姿がコンプレックスですから、見ないで欲しいという感情から、それぞれ特性が異なるわけですね。

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