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短編:詩&エッセイ

月と地球と 時々太陽。

作者: 尖角

廻る廻る、小さな世界。


僕と君との、小さな世界。


嘘も偽りも何もない二人だけの世界。


僕は月で、君は地球。


僕は君の周りをクルクル廻る。


楽しい楽しい愉快な生活。


二人だけの楽しい世界。


だけど、君は知らない、 僕の裏。


僕の裏の顔を君は知らない。


それでも、僕は君の周りを廻っているよ?


君が見ていないところで、僕はどんな表情をしているのだろうか?


太陽のようにカッコいい彼に君が心を向けている時は、僕は暗く、


君と話している時の僕はとってもとっても明るく見える。


月が見えるほんのわずかな時間。


君は僕を求めてくる。


彼が、太陽が、いなくなるから。


僕は彼のピンチヒッター。


僕は彼の代役的な存在。


あぁ、僕は一体なんだろう?


僕の顔はなんだろう?


僕の裏はどんなだろう?


あぁ、心の奥底で笑い声が聞こえる。


そして、そんな僕で笑う様々な星たち。


キラキラと無駄に僕を蔑んでは、また僕に囁く。


僕は馬鹿だって・・・わかってるんだよ。


そんなことはわかってるんだけど、僕は君のことが。


僕は君にしか笑顔を見せられないんだよ。

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