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#33 仲介者不在の空腹
(2026/02/18)
お腹は空いているのに、食べたいものが思いつかない。
そんな日が、たまにある。
今日はその日だ。
朝から何も食べずに作業をしていたら、時計はすでに20時を回っていた。
どうりで腹の主張が激しいわけだ。
昨日はカラオケに行き、結局オールナイト。
文字通り寝食を忘れて没頭していた。
だが、忘れていても腹は減る。
グーキュルルルルル。
胃が収縮し、喉の奥がキュキューと脈打つ。
空腹がある種の快感に変わってきたところで、ようやく何か食べようと思う。
だが、作るのは時間がもったいない。
外食も同じ理由で却下。
そうだ、UberEATSだ。
目に付いたものをぱっと注文し、20:15〜20:30に届くと確認して、また作業へ戻る。
文学フリマ用の原稿を整えている。
ついでに書き下ろしの案出しもしている。
完全なるハイ状態。
だが楽しいのでモーマンタイ。未来の自分には軽く謝っておく。
過去の作品を読み返していると、この三週間だけでも少しは表現力が上がっている気がする。
成長を感じられるのは、素直に嬉しい。
伸びしろ、ありまくりじゃないか。
腹の音を無視して、またキーボードに向かう。
少しくらい空腹のままでも、ダイエットになるし。
そうやって、私の中の私が自分を納得させる。
この勢いを、止めてくれる私はいない。




