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#31 無きハンバーグ、満たされた欲
(2026/02/17)
今日やりたいことを三つ掲げていた。
結果、できたのは一つだけだった。
新作の続きを書くこと。
七話の途中まで書いていた物語を、十一話の終わりまで進めた。
数字にすると四・五話分。
文字数にして約六千五百文字。
客観的に見れば十分かもしれない。
だが私としては、不満だ。
もっと書けただろうに。
スマホを睨みつけ、登場人物たちに念を送る。
動け。
動け……。
私はプロットを用意せずに書く。
とくに群像劇は、頭も体力も容赦なく削ってくる。
それでも――楽しい。
気づけば、今日いちばんの目的だった「ハンバーグを食べる」は未達のまま終わった。
あの溢れ出す肉汁に、また会えなかった。
しかも満席でもなく、時間の都合でもなく、完全に自分のせいだ。
頭を使いすぎて、いつの間にか眠っていた。
今日は、食欲から創作欲へと優先順位がシフトした日だったらしい。
Caitaのレビューや、カクヨムでの♡や☆。
反応をくださった皆様、本当にありがとうございます。
承認欲求が満たされるというのは、こういうことか。
最高に気分がいい。
私の作品、いいだろう?
だから共有したかったんだよ。
そんな欲望が、じわじわと満たされていく。
――この時間になっても、お腹はまだ満たされていないけれど。




