#29 ★3の衝撃と、迎合したくない私
(2026/02/16)
あんなにあった熱が、急速に冷めていった。
理由は分からない――と言えたら格好よかったのかもしれない。
だが理由ははっきりしている。
CaitaのAIレビューだ。
良かれと思って書いた作品が★3。
そこまで力を入れたわけではない作品が★5。
おいおいおい。なんでだよ。
……いや、そこまではいい。
評価がばらつくことなんて、よくある話だ。
問題はその中身だった。
低評価の理由が、「説明不足」。
いちばん考えて、削って、削って、削った部分だ。
雰囲気や空気で伝わると信じて、あえて説明を省いた箇所が減点対象になっていた。
あの流れで、これ以上何を足せと言うのだ。
説明したら冗長になるだろう。
そう叫びたくなった。
もちろん、こういうことが起こる可能性は想定していた。
それでも――人間ではなくAIに言われるとは思っていなかった。
レビューは重要だ。
口コミや評価を参考に作品を選ぶ人は多い。
時間を無駄にしないため。
自分の感覚が世間とずれていないか確認するため。
少なくとも、私はそういう使い方をしてきた。
だからこそ気になる。
あのレビューを見た人間は、どう受け取るのだろうか。
「説明不足」と書かれた作品を、どう判断するのだろうか。
所詮AIだと頭では分かっている。
それでも、AIが示した“世間一般の面白さ”と、私の面白さの乖離は想像以上に大きかった。
分かっていたつもりだった。
けれど思っていた以上に、クリティカルヒットだ。
はあ、と息が漏れる。
譲れない自分にも、少し嫌気がさす。
それでも迎合したくはない。
そこだけは、ほんの少し誇らしい。
だがAIレビューよ。
せめて最初に、採点基準を見せてから語ってくれ。




