#28 4時間の眠りと、終わらない問い
(2026/02/16)
いつから眠っていたのだろう。
おもちゃの電池が切れるみたいに、私はぱったりと落ちていた。
テレビは自動で消え、電灯はついたまま。
目を覚ましたとき、明るいワンルームを見て「うたた寝か」と思ったが、最後に時計を見た記憶から四時間も経っていた。
……夢の中でも執筆していた気がする。
けれど何も覚えていない。
少しだけ、もったいない気分になる。
ひとまず風呂は明日の朝に回すことにして、消灯。
体勢を変えてベッドに沈む。
寝られそうで、寝られない。
さっきまでの創作意欲は湧いてこない。
かといって何か行動する気力もない。
なんとも言えない、ムズムズした居心地の悪さ。
私よ。
せっかく眠れるチャンスなのだから、四時間で満足するな。もっと寝ろ。
のび太くんの爪の垢でも煎じて飲め。
彼はあやとりも射撃も天才級だぞ。
で、君は何ができる?
自問自答のループが始まる。
これは長くなるやつだ、と察したので、今日のことを振り返ってみる。
なぜだか今日は、承認欲求がよく満たされた日だった。
作品を書けたこと。新作に着手できたこと。
それもあるが、何より「読んでもらえた」という実感が確かだった。
カクヨムで♡やフォローをもらい、Xでも♡やリポストをいただき、最近始めたCaitaではレビューまで。
ありがたい。
正直、ここまで反応をもらえるとは思っていなかった。
自分の作品は届きにくいと、どこかで思っていたからだ。
どこで知ったの?
最後まで読んでくれたの?
反応までくれるなんて、あなたは神か?天使か?
のび太の次は、画面の向こうの誰かを想う。
……ああ、今日はこういう問いを重ねてしまう日なのだ。
ならば頭が諦めるまで、己と語り合ってやろうじゃないか。
まだまだ夜は長い。




