#22 分かっちゃいるけどやめられない、という才能
(2026/2/12)
今日は朝から、やけに時間の流れがゆっくりだ。
一日は24時間と決まっているはずなのに、起きてからの6時間がもう12時間くらい経ったように感じる。
これが相対性理論というやつか……と、つい口にしてみる。
もちろん分かっていない。
物理も数学も、ほとんど学んでこなかった。
アインシュタインが証明した、という事実だけを知っている。
中身はとんと見当もつかない。
それでも使いたくなる。
なんだか賢そうだから。
こういう時、勉強を放棄してきた人生のツケを感じる。
とはいえ、学び直すだけの体力も集中力もあるかと言われれば、答えは否だ。
今だって、頭の中にはやりたいことが山ほどある。
市役所。
ギター。
積読。
録画番組。
皿洗い。
部屋の掃除。
エトセトラ。
「やりたい」ことにも手をつけず、
「やらねば」なことにも手をつけず、
「やらなくてもいい」ことにだけ手を出す。
この日記がまさにそうだ。
私は現状を分析することで、思考している気になり、どこかで安心しているのだろう。
変わりたいと思う自分を鑑賞用に飾り、現状を抜け出したい欲望を大事に飼っている。
そのくせ、行動は変えない。
いやぁねぇ。
分かっちゃいるけど、やめられない。
さらに厄介なのは、現状にそこそこ満足していることだ。
欲望はある。
不満もある。
それなのに、まあいいか、と思えてしまう。
それは本当の満足なのか。
自分に問いかける。
自分が答える。
「うーん、まぁ、そうなんじゃない?」
芯を食わない返事が、今日も返ってくる。
YouTubeで大好きな「オモコロチャンネル」を流しながら、私はまた日記を書いている。
ワンルームに響く「地獄に落ちろ!」という叫び声。
それすらも、どこか心地いい。




