第八章:海を制する者たち――ティレオン加盟交渉&南海防衛戦
第八章:海を制する者たち――ティレオン加盟交渉&南海防衛戦
――南へ――
ティレオン――南海の自由都市。
大国に挟まれながらも、独自の航海技術と交易で繁栄してきた都市国家。
しかし今、帝国ヴァルトリア海軍と、王国ガルデンの海軍部隊が同時に圧力をかけ始めた。
「ティレオンを抑えれば、ルミナス連合の海路を断てる」
敵は明確にティレオンを狙ってきた。
司とレナタは、すぐに動いた。
ルミナス使節団 → ティレオン入り
ダンジョン兵団 → 海岸線防衛
情報班(ムミョウ指揮)→ 敵艦隊の動向監視
助太郎の密使網 → ティレオン内部の親大国派を洗い出し
――ティレオン加盟交渉――
ティレオン港に到着した司たちを迎えたのは、
重厚な石造りの海の都。
市民たちは警戒していたが、
ティレオン元老院の代表、エリシア・マールが直接出迎えた。
若くして元老院の指導的立場に立つ女性。
理想を持ちつつも、現実を鋭く読む政治家。
エリシアは最初、はっきり言った。
「ルミナス王国陛下、江口司様。
理想だけで国は守れません。
……あなたに、ティレオンを守る“現実の力”があるのですか?」
司は即答した。
「ある。
心で国を作り、影で国を守り、剣で国を支える力が、ここにある」
そして。
「俺たちの力だけじゃない。
あなたたち自身が、未来を選び取る覚悟を持つなら――共に行こう」
沈黙。
そしてエリシアは、静かに笑った。
「……その言葉を、信じます」
ティレオン、加盟決定!
――南海防衛戦、開幕――
だが、その夜。
ヴァルトリア帝国とガルデン王国の連合艦隊が、
ティレオン沖に現れた。
総艦数、約200隻。
対するルミナス・ティレオン連合艦隊、80隻。
圧倒的不利。
司は作戦を即決した。
ティレオン港周辺に機雷網を展開
ゴーレム部隊を海底に潜航させ、敵艦下部破壊
ダンジョン兵精鋭の“特殊潜水部隊”投入
夜間に逆侵入して、敵旗艦を急襲
「正面からぶつかれば潰される。
なら、こちらから壊していく!」
夜明け前。
敵艦隊の旗艦が爆破。
機雷による大混乱。
潜水部隊による奇襲成功。
敵艦隊、指揮系統崩壊!
ルミナス・ティレオン連合、逆転勝利!!
敵艦隊、壊滅的打撃を受け撤退。
ティレオンは守られた。
――海を手にした者たち――
翌朝、
ティレオン市民たちは歓喜の声を上げた。
「ルミナス万歳!」
「司陛下、ありがとう!」
「レナタ王妃様、最高だ!」
港に、ルミナスとティレオンの連合旗が高く掲げられた。
司は、レナタとエリシアと並び、
静かに誓った。
「ここから、世界を繋ぐ海を作る。
自由と、希望と、誇りを運ぶ航路を」




