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身体を売って生活していた私が、デスゲームの参加者に選ばれていじめっ子と手を組む  作者: トムとゼリー


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19話 黒幕 (挿絵あり)

3人は一般人と別れ、翌朝ついに板橋に到着した。


一般人達がねがい星から逃げ切れるかは不明だが、特に狙われているポノコ達といるよりはまだ安全だと言う判断だ。


ポノコ達はしばらく板橋を歩くと、ついにカードを作った会社を見つけた。二階建てのビルに佇む小さな会社だった。


中を探すとついに顧客データの入ったパソコンを見つけた。

ペルナがパソコンを操作する。

「ついに見つけた、これで間違いないはずですわ。」

ポノコとクシアも覗き込む。

そこにはカード一枚一枚のデータが大量にあった。

ポノコが話し出す。

「ちょっと待って!ということは全員がどんな能力を持っているのかこれでわかるんじゃないの!?」

ペルナが答える。

「それもですし、依頼主の名前。ありましたわよ。」


「名前は、鎌倉(かまくら) 剣斗(けんと)、27歳。

住所は神奈川県の江ノ島の……」


名前、年齢、住所、電話番号がわかった。しかし、顔写真はなかった。


「顔もわかればよかったのですけれど、まあこの程度の依頼ではそこまでは教えませんわよね。」


ポノコは思い立つ。

「ちょっと待ちなさいよ!電話番号がわかるならもう直接かけちゃってよくない!?」

ペルナが反論する。

「いえ、迂闊にそういうことはしない方がいいですわ。私達が彼に繋がる情報を手に入れた事が本人に伝われば国外に逃亡されるかもしれないですわよ。もっとも、住所も神奈川ですしどこにいるのか見当もつきませんが…。」

クシアは喜んだ。

「でもよかったぜ…私が考えた首謀者を直接潰す計画に少しだけ希望の光が見えてきた…机上の空論じゃなかった!」


「・・・何が希望の光なのですか?」


それは男の声だった。3人は一瞬耳を疑った。ここには3人の気配しかないからだ。

3人が声のする方向を向くと、東京侵略宣言をテレビでしたローブの人物が窓に腰をかけていた。


挿絵(By みてみん)


「気になっていたのです。あなた方の立場を考えれば我々のアジトを探すはず。しかし、そんな様子もなくどこか別の方向へ真っ直ぐ向かっている。気になったのですよ。何が目的なのか。」


「あんた誰よ!!」

ポノコが構える。

男はローブを脱ぎ捨てた。肩にはテレビに映っていた同じ何かのマーク。そして短く後ろに流した髪の毛、口髭、タンクトップトップでマッチョの屈強な男が現れた。


「私がねがい星の(トゥインクル)戦士たち(ソルジャーズ)のリーダーです。」


ペルナが驚愕した。

「黒杉…イツキ…!?」

クシアが困惑してペルナに聞く。

「なんで名前知ってんだ!?誰!?」

ポノコが飛び出す。

「ええい!よくわかんないけどとりあえずぶっ飛ばせば済む話だ!!」

ポノコは体を八の字にウィービングして勢いをつけた右フックを黒杉の顔面向けて発射したが、黒杉はその拳を薬指で静止させた。

「なんで!?私の超絶身体が効かない!?」

今度はクシアが飛び出したが、ペルナはそれを咎めた。

「待って!!迂闊にコピーするのは…!!」

「コピーすれば全部わかることだ!!」

クシアが黒杉の素肌に触れると、体からペルナのそれとは違う異質な青白い稲妻が全身を包み、クシアがのたうち回る。

「ぐわああああああああ!!!」

ペルナは咄嗟にクシアの手を握り、敏捷帯電をコピーした事で青白い稲妻は治った。

「大丈夫ですの!?」

「コピー…できなかった……」

「え!?」

「あなた方の能力はワタシには効きませんよ。現にあなた達はワタシの気配を感じ取る事ができなかった。能力の次元が違うのですよ。」

薬指でポノコを弾き飛ばし、ポノコ体が壁にめり込む。


「少し他より頑丈なだけの能力で粋がりすぎでは?あなた達は自分の置かれた立場を理解した方がいい。」

黒杉はパソコンの方に視線を移す。

「全て聞かせていただきましたよ。まさかこのゲームを始めた首謀者の情報を割り出して直接殺しに行こうとは。愚かな考えだ。」

黒杉は目から真っ赤なビームを放ちパソコンを破壊した。


ペルナは青ざめる。

「そ、そんな!!」

黒杉は子猫を見つめるような目で3人を順番に見ながら話す。

「やろうと思えばあなた達程度、簡単に殺せます。しかし、それではねがい星のシードシステムをワタシ自ら崩すことになってしまう。組織を率いるものとしてワタシの信用を失わせるわけにはいきません。だからワタシが直接あなた達の元に出向くことはこれまでできませんでした。願いを叶える権利は皆平等であるべきだからだ。幸せになる権利はこのゲームに選ばれた全員にあります!!」

ポノコは壁から出て膝をつき、呼吸を整えてから反論する。

「何が言いたいのよ…!!」

「ですが、あなた達のその態度には罰を与えるべきかと。」

黒杉の目が真っ赤に光り、体から白い光が発生して、ポノコは体が何かに強く押しつぶされる感覚に陥り、気を失った。


挿絵(By みてみん)


目を覚ますと、空には青空。辺りを見回すと見たことのない街並み。そして、クシアの気配もペルナの気配もない。感じる気配はポノコ自身の気配ただ一つ。


「何が……起こったの…??」




挿絵(By みてみん)

以前の話で記載させていただいた通り、不定期連載となっていますが、前回を書いた時はまだある程度のスパンで続きを書くモチベがありましたが、今は完全にモチベーションがなくなってしまいました。申し訳ございません。

続きが書ければ書きたいのですがモチベーションが保てないため無期限の連載休止とさせていただきます。

次回の掲載は未定です。

申し訳ございません。

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