表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
呪われし転生者  作者: 青いヒヨコ
第一章
44/66

42 僕が悪いから


大きな爆発があった。


山を何度か越さなければならない程遠い場所からでも見えた。


頭で考えるより先に体が動いた。

爆発の方向へ走っている時に分かった。


そうか。

あの方向は、アヤノから預かった子供が居る、私の家か。



◆◆◆◆


side ルナ


アヤノは賢い。だから、爆発の前兆にもすぐに気づいた。

妾は気づかなかったというのに。


爆発は大きかった。

前兆に気づき、妾が子供二人を抱えてすぐにその場を離れても、その爆風は木を薙ぎ倒し、逃げる妾達にまで届いた。


離れていてもあの子は持ち前の頭脳で爆発や妾達の行動を分析するだろう。


そして、気づくだろう。


妾が子供を盾にするような愚行をせず、子供らに覆い被さるようにしていることで気絶し、その後は守ってやれないということを───



◆◆◆◆


side 主


アヤノさんが珍しく取り乱していた。


外へ出ろと言われたけど、僕は動けなかった。アヤノさんの叫びへの驚きと、恐怖。


何故?


ずっとそれしか考えられなかった。


何故そんなにも叫ぶのです?

何故そんなにも焦っているのです?

何故そんなにも苦しそうなのです?

何故そんなにも驚いているのです?


何故、何故、



何故───



     ───ああ、そうか。



僕が悪いんだ。



僕が弱いから叫ぶんだ


僕が弱いから焦るんだ


僕が弱いから苦しそうなんだ


僕が弱いから──




ルナさんが血を流しているんだ。



「ルナさん!?ルナさん!!」


隣で誰かが叫んでいる。


僕はそれを見ていることしか出来ない。弱いから。


だから、目の前に仮面を被ったヒトがいても、驚いても、怖くても、何も言えない。


何も、感じ取れない。


唯、心が警報を鳴らしているだけ。




僕は、何も出来ない。




短くてすいません。


お読み頂きありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ