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化け猫はきょうび眠れてない。《——さーせん、ただの化け猫ですけど、今日の祭の会場はここであってますかね?》

作者:もくめちゃん
 化け猫ってのは、常に不安定に生きている。
 まあ、獣道っていうやつだ。独りよがりだし、暗い道をのそのそ歩く。そして、そのあとを誰かがついてくる。
 俺——化け猫の任猫ランモは、そのついてくる方だ。

「まあ、お金なんて、なんとでもなるよ、ねぇ兄貴ぃ?」

 異常なくらい天然で、あほで、間抜けな我が愚妹、任猫オーミ。
 こいつはたしかにあほだが、その馬鹿げた力を持って、どんな窮地だろうと乗り越えて見せる。

「……とりま、えろげ、やろ」

 そして、俺たち化け猫のお世話役、言氏千堵世は変人だ。
 酔狂とも、物好きとも、お人よしともいう。
 とりあえず、何にも考えずに突っ込むような、あとさきを考えない性格だ。いいやつではあるんだが、もう少しその一途な情熱をちゃんとしたベクトルに直してほしい。
 でも、なんだかんだ、俺を救ってくれていることに間違いはない。

「んで、これからどうしようかぁ、兄貴ぃ」

「……しばらく、バス、暮らし」

 でも、ひょんなこと———ではないな。
 だれかは無駄に課金するし、誰かはあとさき考えずにパチスロに金捨ててくし。
 そりゃ、借金かぶるのは当たり前だ。

 (さすがに、これ以上、こいつらに任せっきりじゃいかん。)

 そう思いつつ、俺は布団を頭からかぶるのだった。

 大丈夫なのかなぁ……この道。
 
一の毛
2020/02/22 20:12
二の毛
2020/02/22 20:21
三の毛
2020/02/22 20:25
四の晴
2020/02/22 20:31
寝るよ。その1
2020/02/22 20:32
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