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1「双子のkiller」

ここは、架空の20世紀




<1920年>

ここは『グリーンヒル』と呼ばれる広大な緑の土地と険しい谷がある村だ


ここには1つの大きな建物がある



それは

『ハンターkiller養育所』


ここには5歳から19歳までの少年少女が

悪事を働く(ハンター)を狩る(kill)ハンターkillerになるべく学ぶ学校のような所である


クラスは

5〜9歳までの

「アマチュア」

10〜15歳までの

「セミナー」

16〜19歳までの

「セミプロ」

の3つだか゛、1つだけ

「ベテラン」と呼ばれる特別クラスがある

このクラスは年齢を問わず実力のあるkillerたちのクラスだ



どうやら今は

「アマチュア」の実技授業をしているようだ




「では、これから実技授業を始める、ルールは3つ

1つ、武器は自分の得意な物を使うこと

2つ、降参する場合は、武器を捨てること

3つ、何があってもこの校内からでないこと、以上だ」

実技担当の五行(ごぎょう) (つよし)先生はクラス名簿を取り出した

「これから対戦相手を決める」

強先生は、後ろにあったホワイトボードに生徒の名前を書き出した


そして100人あまりの子供たちが順番に見にきて

それぞれの対戦相手を探した


「これより実技戦を始める

No.9とNo.40は中心部へ」


すると1人のぽっちゃりした男の子が出てきた


「No.40 鳥居(とりい) (あきら)です!」

明は大声で言った


しかし出てきたのは、明1人だった


「あれっ?もう1人は?」

生徒たちは辺りを見渡すと

1人の男の子が大きな木の下で昼寝をしていた


すると強先生が男の子の元へ行った


「おいっ!神代お前の番だ、さっさと中心部へ来なさい」


すると神代と呼ばれた男の子はむくっと起きて

「相手…誰」

男の子は中心部を見て言った

「No.40 鳥居 明だ」

男の子は立ち上がってお尻の砂を落とすと中心部へ行った




「やっと来たなNo.9」

明は、ちょっとふてくされた男の子に言った

「僕はNo.9 神代(かみしろ) (しゅん)

瞬が名前を言うと辺りにいた生徒たちがざわめいた


「あの子の家って名門のハンターkillerなんでしょ」

「しっ!静に」

「名門の後取りってどんなのかしら」

「きっとすごいか、その逆」

そしてまた静まった


「それでは始める、武器を取れ」

2人は互いの武器を出した


「俺は、このハンマーだ」

明は木でできた丈夫そうなハンマーを取り出した

「僕は、これ」

瞬は小さなパースエイダーを取り出した

「2人いいな、それでは始め!」

赤の旗が合図と同時に上がった

瞬は同時に自分の四方に弾を撃った


「なにやってんだよ!この下手くそ!」

明は瞬の行動を馬鹿にした

「来ないなら俺から行くぞ!」

明はハンマーを振り上げて走ってきた


「おりゃっ!」

ハンマーを振り下ろしたが瞬は綺麗にかわすと


「発動!」

すると明の足元が光り出した


「な、なんだ!」

明は驚いて足を止めてしまった

そして地面から岩が出てきて

たちまち明の周りを岩が囲んでしまった

「お、おいっ!これなんだよ!」

「勝負あり」

白い旗が振り下ろされた


「先生!何で終わるんだよ!俺まだ降参してないぞ」

「負けは負けだ」

「くそっ!こんなもの!」

明は岩でできた檻を一生懸命に蹴っていた


「無駄だ明…それは僕が作り出した錬成弾によって完成されている」

瞬は自分のパースエイダーを見ながら言った

「じゃあ、あの時地面に撃ったのは…」

「もちろん錬成陣を作るため」

「くそ〜」

明は諦めたように座りこんだ

そして瞬は岩でできた檻に錬成弾を撃ち込んで消した

「よしよし…では次の対戦は、No.10とNo.28は中心部へ」

No.を呼ばれたのは1人の少年と少女だった

すると辺りの生徒が再びざわめいた


「えっ!瞬!」

「皆さん静かに」


「No.10 神代(かみしろ) (じん)です」

「No.28 白木 まゆ(しらき まゆ)です」

「では、武器を取って」

2人は同時に武器をだした

迅はパースエイダーをまゆはステッキを取り出した

「では始め!」

赤の旗が振り上がった


「瞬くんのようには私はいかないわよ」

まゆは笑った

「そんなことしませんよ…まゆさん」

迅が目を開いたときと同時にまゆが倒れた


「えっ!なにが起きたんだ!」

生徒たちは騒がしくなった


「勝負あり」


白い旗が振り下ろされた

迅は瞬のところに行った


「兄さん…怪我はない?」

「ああ、大丈夫さ」


「先生!一体なにが起きたんですか」

明は強先生に言った


「これは『瞬殺』といって相手を気絶させるパースエイダーでの技だ」

「よ、よかった」

明は胸をなで下ろした


「ではこれで授業を終わる」

そして生徒たちは校内に戻っていった




次の日、校内新聞に神代兄弟のことが大きく取り上げられていた


神代兄弟は名門ハンターkiller神代の後取りで双子の兄弟

兄の迅は

「瞬殺」パースエイダー使い

弟の瞬は

「錬成弾」パースエイダー使いで

「瞬裂」ナイフ使い

ただものでない兄弟の幼い日々はあっという間に過ぎ去った


迅・瞬 7歳


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