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 昨夜、寮のベッドの中で必死に考えて、セチロルートの脱出方法を思い出そうとしたのだが、いかんせんセチロルートに携わったのは、後にも先にも一度きり。攻略サイトは、愛読書のようなものだったので、目にしているはずだが、残念なことに瞬間記憶能力なるカメラアイなんてすばらしい特殊能力を、前世の風雅は持っていなかった。ちなみに、今世のアルサルミンも、隠しステータスの中にそんな便利な能力は含まれていないようである。本当に残念なことに。

 それでもなんとか思い出せたのは、セチロルートでのアルサルミンの役どころ。それは「いくら条件が揃ったとしても、平民を生徒会役員にするなんて!」とヒロインの生徒会役員入りを大反対するところから始まる、ということであった。そして、セチロに諭されるのだ、「この学園内では、貴族も平民もないはずですよ」と。

 それも、一巡目。だけでなく、三巡目くらいまでなら、それなりに課金していても、無駄にスペックの高い悪役ライバルキャラであるアルサルミンのステータスの方がヒロインよりも上回っていて、会話として成立するが。五巡目くらいには課金の効果が発揮され、ルートが分離するころには、ヒロインのステータスの方がアルサルミンのステータスを上回るようになってきて、ゲーム上変化のないアルサルミンの発言が空しく響くようになってしまうという、悲しい現実があったりするのである。

 とはいっても、セチロルートに突入することを避けたいアルサルミンにとって、本当にどうでもいい、全く役に立たない記憶であった。

 そんな訳で、有益なことはなにも思い出せずに、徒労で終わってしまった一夜。

 開き直って、いずれその内に思い出すだろうと、ひとまず本題となるセチロルート脱却の方法は棚の上に置くことにする。

 それよりも、先ずやらなければならないのは、生徒会役員の助っ人役の確保である。

 現在は2人でも可能な事務処理だけだが、試験後は、開放感溢れる生徒たち――主に対象は貴族となるのだが。そんな彼らの渇望を満たすためのイベントを、生徒会先導の元で行わなければならないのである。

 さすがにそれは、上級生の生徒会役員が役目を放棄している現状、2人きりでは乗り越えられないのは考えるまでもないことであり、助けてくれる人が必要なのであった。

 ならば、前世で立派に育て上げたネーヴェを活用することに、躊躇う必要がどこにあるのというのだろうか。平民だ、貴族だ、なんてことを言っている余裕なんてどこにもないのである。前世の投資分を、ここで返してもらってなにが悪い。そんな気分で、勇むようにして、貴族用の女子寮。それも上位爵位専用となる寮の食堂にてひとり朝食を済ませると、アルサルミンはいそいそと学校へ登校していった。



 取り巻きの乙女たちがアルサルミンの周りから消え、平民であるネーヴェの周りに場所を移した。といった類の噂が、ネーヴェ入学一日目にして既に流れているらしいことは分かっていたので、朝の挨拶も減るかと思ったが、どこか気後れしている感じはあるものの、すれ違いざまに学園の生徒たちから「ごきげんよう」とか「おはようございます」と声を掛けられるのは相変わらずのようであった。

 公爵令嬢という立場はやはり強みであるし。なにより、ネーヴェには劣るが、それなりに高い魅力やカリスマを、アルサルミンが持っていることに変わりはない、ということなのかもしれない。

 そう思い、声を掛けられる毎ににっこりと「おはよう!」と元気に応対しながら到着したのが、我がクラス。中に入ると、いつも通り先に到着しているクレストールが一番前の席に腰を下ろして、相変わらず小難しそうな本を読んでいるのを視界の隅に入れつつ、本命であるネーヴェの姿を探していく。

 彼女にとっては、登校二日目。未だまだ学園の空気になじめないでいるだろう。と、ゲームのヒロインを操作しているときに出て来た、ヒロインの心細く戸惑いのある思いを表す文面を思い出しながら、乙女ゲームのヒロインだけに、課金力で手に入れた∞な行動力や極悪なステータスに魔力。それから隠しステータスの数々は別にして、本編の文章や台詞的には健気な少女だったなぁ。と、感慨深くしていたのだが、現世のネーヴェは全く違っていた。

 平民用の女子寮からすでに登校してきていたネーヴェは、昨日の朝までアルサルミンの取り巻きであった乙女たちにすでに囲まれていて、キャッキャウフフと華やかで賑やかに楽しそうに交流していたのであった。

 ――なに、あれ。

 アルサルミンの記憶に頼ると、アルサルミンの取り巻きだったころは、朝が苦手だと、登校時間ギリギリに教室に到着する乙女も多くいたようなのだ。なのだが、今日はどうだろうか。ほぼ全員すでに集合しているよう見受けられた。

 ――これが、鬼畜なほどに上げた魅力と、ピンクの制服の効果によるとても高いカリスマの効果ってやつか。

 現実って正直だなと、ちょっと感心してしまう。

 そして、これでは話し掛けられる雰囲気ではないと思い、席に着くことにしようかとこっそりと嘆息し、教室の入り口から中へ入ろうとしたところで、肩をポンと叩かれた。

「よう! なにを朝から溜息ついてんだ、お前ってば」

 不景気だなぁと、語り掛けてきたのは、最愛の一推しキャラであるサイレースであった。

 途端にアルサルミンの瞳がキラリと輝く。

「おはよう、サイレース。あなたは朝から元気ねぇ」

 並んで踏み入った教室。夢みたいだと、アルサルミンは心を躍らせる。

「そうか? っていうか、本当に見事にお前の取り巻きだった連中が、根こそぎ新入生に引き抜かれたな」

「それはしょうがないよ。私よりもずっと、ネーヴェの方が魅力的で人を惹きつける力が強かったってことなんだろうから。自然とネーヴェの周りに人が集まっちゃうんだよ」

「そうかもだけど、そのせいで、あの席の居心地が一気に悪くなっちまってさぁ」

 不意に嘆くサイレースの台詞に、そういえば、ネーヴェの席はサイレースのすぐ近くだったことを思い出す。

 ――でも、なんでわざわざ一番後ろのサイレースの近くの席を選んだんだろう。

 他にも、途中に空席はいくつもあったはずなのに。

 ――って、もしかして。

 サイレースとの親密度100%が、ネーヴェの中で生きているからなのだろうか。そうだとしても、不思議はない。というか、それが自然なのかもしれない。

 ――だとすると、つまり……。

 ネーヴェが恋敵になるわけ? そんなことになったら、勝ち目なんてないじゃないかと、アルサルミンの気持ちは一気に急下降してしまう。

 その様子に、サイレースは呆れたように呟いた。

「あのなぁ。なんでお前が落ち込むんだよ」

「えー。だって……」

 理由なんか言える訳ないじゃん。と、思いながら、ちょっぴり拗ねた口調を作り出す。

 そんなアルサルミンの額を、サイレースは軽くではあるが、人差し指でつんと突いた。

「お前、本当に高熱だしてから、変わっちまったな」

「悪い?」

「いや。今のお前の方が、バカっぽくておもしれーよ」

 カラカラと笑うサイレースに、つられるように、サーレースが触れた額の部分を熱く感じながら、アルサルミンも笑みを浮かべる。

 ――あぁ。絆創膏が欲しい! サイレース様が触れた場所を、一生洗いたくないよー。

 まさに、偶然得られた、魅惑の時間。

 ステータスはアルサルミンの方が上回っているし、隠しステータスに関してもアルサルミンの方が数も加算も多いだろう。更には、サイレースの隠しステータスに魅了なんてものはないはずである。

 それでも、アルサルミンの心は完全にサイレースに奪われていた。

 ――どうすれば、アルサルミンが、サイレース様のルートを開けるんだろう。

 いくら前世の記憶が強かろうと。今世でのこれまでのアルサルミンの言動が尊大で、風雅的にはいくら公爵令嬢だからってそれはちょっと……。と思ってしまうような我が儘なところが多くあろうと、アルサルミンが公爵令嬢として。更には、生徒会の副会長として。そして、嬉しくはないが、クレストールの婚約者として、恥ずかしくないようにと、日々努力してきたものに関しては踏みにじるようなことはしたくないというのが、現アルサルミンの考えである。

 だから、これまでのアルサルミンが必死になって行ってきた影の努力とも言うべき勉強や自分磨きに、手を抜くことをしていない。彼女が日課にしていた事柄は、メイドのリテラエにも協力してもらって、継続していた。

 それが、本音を言うと、結構大変なのだが仕方ない。

 救いを述べるなら、前世の風雅も勉強は嫌いではなかったことくらいだろうか。ただし、女性として美しくあろうとする努力に関しては、かなり手を抜いていたので、その点はアルサルミンの頑張りに遠く及ばず、リテラエの協力無くして持続するのは難しいといったところであった。

 ――あぁ、いっそ。アルサルミンが隠しステータスに魅了を持っていたらなぁ。

 そうすれば、サイレースを振り向かせられる可能性だって、あるはずである。たぶん。

 そんなことを考えながら、サイレースと共に教室の中へどんどん入って行き、ついには2人の席の分岐点へと到着してしまう。

「そんじゃ、またあとでな」

「うん」

 軽く手を掲げ、別れを告げるようにして、自分の席へと向かって行くサイレースの背を見送り。サイレースが席に着いたのを見届けた後、アルサルミンは自分の席に腰を下ろす。

「おはようございます」

 座るのとほぼ同時に掛けられてきた、クレストールの朝のあいさつ。声音が何故か、常よりも低く感じたのだが、それはきっと気のせいだろう。と、そう思い、アルサルミンは、直前までサイレースと交わしていた会話などを思い出しながら、クレストールに挨拶を返した。

「おはよう」

「ずいぶん機嫌がよさそうですね」

「え? そう?」

 やっぱりわかっちゃうのかな。とか、きっと顔に出てしまっているのだろうな。なんてことを思いながらも、アルサルミンは婚約者であるクレストールに対して空惚けてみせる。

 けれども、アルサルミンが浮かれていることを、誤魔化すことはできなかったようであった。

「今の君は、すぐに忘れてしまうようだね。婚約者がいることを」

 そう言いながら、クレストールは人差し指をアルサルミンの額に押し当ててきた。しかも、最悪なことに、クレストールが触れてきた位置はというと、サイレースが触れてくれた場所と同じところであった。

 ――ちょっ!

 一生洗いたくないと思った矢先に、なんてことをしてくれたんだ。と、アルサルミンは慌てて額に手を押し当てる。

「女性に、みだらに触れるなんて、王族的になしでしょ」

「婚約者にちょっと触れただけじゃありませんか。王族的にも許容範囲内ですよ」

 アルサルミンの苦情にも、気にすることなく受け応えてくるクレストールに、思わず「ぐぬぬ」と小さな怒りが湧いてくる。

 ――絶対これは、意地悪だ!

 分かっていて触ったに違いない。と、クレストールの態度から確信する。

 しかし、変えられない現実として、ペアリングも交わしているクレストールが、アルサルミンの婚約者なのである。表現を変えれば、恋人とでもなるのか。

 となると、優先されるべきはクレストールである。残念過ぎることに。だから、文句を言う訳にもいかず、アルサルミンは口を閉じるしかなかった。

 そして、この怒りをどうやって発散しようかと頭を巡らせていたら、脇から飛び付くように、ふくらみのある柔らかな感触が側頭部に押し付けられてきた。

 ――この感触は!

 身に覚えがあると、焦りながら、現状で動かすことの出来る視線だけを移動させ、押し付けられている胸の持ち主を確認する。

「ネーヴェ」

 やっぱりと思いながら、犯人の名前を口にする。

 どうやら、取り巻きの乙女たちの中から抜け出して、ここへ来てくれたようであった。

「アルサルミン、おはようございます。今日も髪もお肌もつやつやで素敵ですね。お手入れ、大変でしょう」

「そういうネーヴェの方こそ、髪も肌も私なんかよりずっとつやつやでキレイじゃん。どんなお手入れしているのか、教えてもらいたいよ」

 現実は、お手入れなんてしなくても、ヒロイン特有の和らかな可憐さを維持できるくらいに、極悪なほどに高い数値の魅力の持ち主なのだが。会話の都合上、そんなこと言えるわけがないので、ネーヴェに話を合わせるよう、アルサルミンは呟いた。

 途端に、とても幸せそうな口調になった、ネーヴェが応じてきた。

「うふふ。アルサルミンにそう言ってもらえると、なんかとてもこそばゆくて。でも、うれしいです」

「それはいいけど、そろそろ解放してくれないかな」

「あ、ごめんなさい。アルサルミンて、とても魅力的で。つい抱き着きたくなっちゃうんです」

 謝罪しながら、とんでもないことを言ってきたネーヴェのことを、アルサルミンは見つめてしまう。

 悪役ライバルキャラに懐くヒロイン、ってどうなんだろう。

 ――これって、つまり、アルサルミンの魅力の高さの効果ってことなのか?

 ネーヴェよりも全然低いが、アルサルミンだって普通に考えれば十二分なほどに高い魅力を持っているのだから、相殺されて消えてしまうのではなく、きちんと効力があるのかもしれない。

 ――だとしても、ネーヴェより低い時点で、押し負けるよなぁ。

 もちろん、サイレースを口説く際の魅力の効果に関しての話である。

 そんなことを考えていたアルサルミンであるが、ふと、本日の本題を思い出す。

「って。そうそう。ネーヴェにお願いがあったの」

「アルサルミンのお願いだったら、なんでもきいちゃいますよ!」

「その言葉、真に受けちゃうよ」

「本気ですから。どうぞ、なんでも頼って来てください」

 身を乗り出すようにして訴えてくるネーヴェに、アルサルミンは頼もしさを覚えてしまう。

 さすが行動力∞。隠しステータスには『甲斐性』とかいうものも存在していそうだ。

 ――お金をかけただけあって、こういうところは本当に助かるわぁ。

 アルサルミンは本気でそう思いながら、ネーヴェに用件を伝えることにする。

「それでね。お願いっていうのは、今、生徒会で人手が足りなくて。ネーヴェにぜひ協力してほしいの」

「え? 平民の私でもいいんですか?」

「もちろんよ! この学園内にいる限り、貴族も平民もないはずよ。ぜひ、手伝ってちょうだい」

 初めてというくらい、貴重なネーヴェの躊躇う姿に、アルサルミンは逃げられてたまるかの一心で慌てて言葉を紡ぎ出す。

 ――って。あれ? これって……

 セチロルートに入るための、一番最初の、セチロの台詞だった。と、思ったが、セチロルートに突入させる気のないアルサルミンは、気楽な気分で「まぁ、いいか」と、先に言った者勝ちだと心の中で締めくくる。

 そして、目の前で感動しているネーヴェに、もう一度念を押すようにお願いをする。

「ね。お願いだから、助けると思って、生徒会役員の助っ人になってちょうだい」

「わかりました。アルサルミンがそこまで言ってくださるなら、ぜひ私に協力させてください」

 ぐわし。と、ネーヴェは両手のひらで、アルサルミンの両手を包み込むようにして、アルサルミンの手ごと、自身の手を胸元へ持っていく。

「アルサルミンのお役に立てるなんて、すごく幸せです」

「ありがとう」

 うっとりと語ってっくるネーヴェに、ちょっと腰を引かせながら、アルサルミンは心からお礼を言う。

 そして、ネーヴェに「今日からお願いしたいの」と伝えようと口を開きかけたところで、背後から伸びてきた手が肩を捕らえた。

「え?」

 慌てて振り返ると、当然だが、そこにはクレストールが座っていた。

「僕も協力させてください」

「でも。セチロが以前、生徒会へ立候補するときに誘ったら、クレストールは断っていたじゃないの」

「気が変わったんです」

 そう言いながら、見つめる先は、ネーヴェであった。なにやら、すごく警戒しているみたいである。

 ――めっちゃ高いカリスマの持ち同士だから、ライバル視し合ってるんだな。

 仕方ないなぁ。と思いながらも、クレストールの申し出を無下にもできず。また、ひとりでも多く助っ人が欲しい現状で、断る理由もないことから、アルサルミンは承諾することを心に決めた。

「それでは、クレストールも手伝ってくれる?」

「もちろんですよ。僕の婚約者が困っているのに、僕が助けないで誰が助けるというんですか」

 にこりと微笑み、アルサルミンを見つめてくるクレストールの本心は、きっと他にあるはずである。

 ――これだから、腹黒は苦手なんだよなぁ。

 早く婚約破棄してほしいのに。頼みの綱のネーヴェとの関係は、現在ライバルといった感じで、恋人とは程遠そうである。

 これをなんとか、色恋方面にもっていかなければならないのだと思うと、正直なところ頭痛がしてしまう。

 けれども、麗しの声を耳にした途端、頭痛なんて吹っ飛んだ。

「なぁ、アルサルミン。俺も生徒会の手伝い、してやろうか? 随分と困っているみてぇじゃないか」

「サイレース!」

 ゲームを始めたばかりのころのヒロインの声はとても気弱げだった。中盤に差し掛かると自信を持ち、はきはきとしてくるのだが、今は未だ入学二日目。なのだが、現世でのネーヴェの声はというと、ゲーム中盤に差し掛かったころと比べても、元気がいいと感じるくらいにとてもはきはきしていて、大きすぎる訳ではないのだが、よく通る声質をしているのだ。そのため、ここでの話がサイレースの耳にも届いていたのだろう。

 しかも、まさかの申し出に、アルサルミンは身を乗り出す勢いで、サイレースにお願いしていた。

「ぜひ。本当に人手が足りなくて。会長に助っ人を連れてきて欲しいって、懇願されてたの」

 とても助かるわ。と、サイレースに向かってお礼を述べてると、他の2人も話に加わってきた。

「そんなに足りないの? 3人も一気に迎え入れるなんて」

「本当ですよ。今の生徒会はどうなっているんですか?」

 ネーヴェとクレストールの問い掛けに、アルサルミンは困ったような表情を浮かべて「実は……」と現状を説明した。

 途端に同情してきた3人と、放課後一緒に生徒会室へ行く約束をしたところで、ちょうど朝礼が始まるチャイムがなったことで、話しをいったん終了させることになったのであった。

誤字脱字多発中。少しずつ直していきます。すみません。

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