孤高の野良『トラ猫』名無しの日常②
『トラ猫』さんの名前はなんでしょうかね。
あたいは孤高の野良猫だ。決してボッチでは無い。
孤高の『トラ猫』だ。繰り返すが、孤高の『トラ猫』だ。
前回も同じ事を言っただと? …… 気のせいだ 。
決してボケて来たのではない。親切心から繰り返してるのだ。
あぁ? やっぱり繰り返していたじゃないかだと?…… 気のせいだ 。
そんなことより、高台の屋敷から追い払われて街を巡回中に見かけた。
アイツがいたんだ。銀髪の不思議な奴だ。
高台に住む可哀想な天然娘が心奪われたアイツだよ。
不思議な気を放つアイツを見かけた時、これで大丈夫だと心が告げる。
『ポポ』も天然娘もみんな大丈夫。あたいも平常運転に戻れるね。
いや、戻りたい。下手な変装家政婦の視線がウザくてたまらん。
信者なのは承知しているが、視線がねっとり不気味だ。
油断していると、いつも傍にいて撫でまわそうとワキワキしている。
駄目だ。限界だ。空に広がった闇が消えたら帰ろう。
あの、穏やかな高台の屋敷へ。
『ポポ』と天然娘が待つあの穏やかな日常へ帰ろう。
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