表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
24/26

第22話 遠距離恋愛始めましょう

本編完結しました。番外編に『トラ猫』『その後の二人』編は各一話ずつ予定してますがアップ予定日は未定です。

契約解除後に久城家に入り込んだ悪魔族の完全排除後、ルディの広域診断魔法(エリアダイアグノ)で発見した精神汚染まで進んでいる長兄を含めた数人の親族は聖女リリエラの記憶を取り戻した梨里杏によって丁寧に治療が施され、完璧な状態を取り戻し、現代病を患っていた親族の病巣まで治療してしまうおまけ付きの治療(ヒール)で終わった。


全ての状況を健全的確に戻すことは記憶の操作に繋がり出来ないが今後は一族の自浄作用に期待することになりそうだが、梨里杏の兄、章時が梨里杏を安心させるように大丈夫だからと太鼓判をおしていた。全てが一応の解決を見せた事で、ルディは時の止まった中で動けていたメンバー全員を再び梨里杏の屋敷に転移させていた。


「ふう、なんとか終わりましたね。」


ルディは章時の魂が抜けて本来のフクロウに戻った『ポポ』を肩に乗せたまま梨里杏を抱き寄せようとして、二人の間に割り込んだ章時に邪魔される。


「…… この意図はいかに ?」


「君ね、意図も何も嫁入り前の妹に気安く触ろうとしてる輩に逆に意図を問い詰めたいね。いいかい、例え前世が君の奥方だとしても、ここは現代日本だよ ?輪廻転生でも、前世の記憶を二人が持っていたとしても、今現在、梨里杏は久城家の末っ子で私が命を懸けて守るべき妹だよ、君はその大事な妹に近寄る害虫以外の何者でもないだろう。」


「ルディ、今回はお前の方が俺たちのルールーに従うしかないだろうぜ。親代わりの兄貴たちに交際の許可を貰うところから始めろよ。わははは、ルディも今回は形無しだな。」


「カイト、貴方は誰の味方なのでしょうねー。しかし、言われてみればそうでした。今回は私が迂闊でしたね。章時さん、大変失礼いたしました。改めて自己紹介をさせて下さい。」


なんだかんだ言っても過去は勇者まで経験し、1千年分の記憶を忘れることなく有する次元をまたにかける賢者ルディである。しっかり自身の身分と異世界で暮らす賢者であることを説明し、改めて章時に梨里杏をもらいと訴えるが、章時の答えは、まずはお友達からなら許すと、四捨五入して四十路の二人には少々残酷な返答を生真面目な顔で返していた。


「お兄さま、それではルディ様とのお付き合いは許して頂けますのね。嬉しい、ありがとうございます。」


「「…………」」


梨里杏の嬉しそうな言葉に何故か無言で無駄に気の合うルディと章時だった。梨里杏にとって前世でルディの妻と言っても名前だけで本当の意味での夫婦生活は敵を倒した後にと言うことだったのだ。過去の世界でも普通の恋人同士みたいなデートも皆無だった梨里杏は兄からお友達からと言われた言葉だけで本当に嬉しそうに二人の今後を夢見ていた。


一方、お友達から宣言を受けたルディは地味に凹んで気持ちは複雑だが梨里杏の嬉しそうな様子にこれからゆっくり二人の絆を深めて今度こそ幸せにすると心に誓いを立てていた。


「ルディ、これからどうするつもりだ ?梨里杏譲を直ぐ連れて行くのか ?」


「カイト— 貴方は何を聞いていたんですか ?梨里杏さんのご家族もこれからですし、私が直ぐに異世界へ連れ去ることなんて出来ないでしょう。それにどうやら梨里杏さんはリリエラとしての記憶はあるようですが、久城梨里杏としての今の心が強いみたいですから、梨里杏さんのペースに合わせて進みますよ。」


「へぇー、ルディにしちゃまともだな。」


「…… その言葉そっくり御返し致します。それに私も前世を思い出したおかげでかなり心に余裕が出来ました。」


「ほう、そりゃまたどうして。」


「実は、この世界と私の世界の行き来が一瞬で可能になりました。と言うより、次元空間移動が何時でも何処でも可能になりましたね。さすがに千年分の知識は我ながらチートです。」


ルディは既に師匠マーロンを凌ぐ知識と魔法を扱える大賢者になっていた。ここだけの話、マーロンの師匠の師匠は過去のルディだったりする。


「カイト、やはりこの世界で暮らす家が欲しいです。それにこちらの世界で何か仕事をしようと思いますが何がいいですかねぇ。」


「えっ、マジ ?まぁ、お前なら何でも出来るだろう。家は任せろ、事務所付きの屋敷用意するぜ。」


「ルディ様!こちらの世界で暮らすのですか ?」


「梨里杏さん、そうしたいのは山々ですが、向こうでの仕事もありますので今のところ週一位で日本に来れると思いますが、しばらくは遠距離になります、許して下さい。」


「ルディ様が謝ることなんてありませんわ。元々わたしは向こうの世界の人間ですが、今となっては身内はこちらの世界におりますもの。わたしが我儘を言っているのですわ。」


「フッ、そんな事はないですよ。君が何処の世界にいても私は今度は直ぐに追いつけますからね。今しばらく二人で遠距離恋愛を楽しみましょうか。」


そして本当に始まる二人の遠距離恋愛、ある意味最新式の魔道携帯と週一ペースの健全なデートで恋を育ていずれ愛になるその時まで。



恋愛ものは難しいですね。リア充爆ぜろ。

すみません、発作が起きました。寝ます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
連載中の新作(改訂版)↓
「宇宙創造神のペットは規格外と評判です」(改訂版) もよろしく♩
ツギクルバナー cont_access.php?citi_cont_id=386187816&s
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ