孤高の野良『トラ猫』名無しの日常①
あたいは孤高の野良猫だ。決してボッチでは無い。
孤高の『トラ猫』だ。繰り返すが、孤高の『トラ猫』だ。
実はひっそり飼い主募集中。。。 詳細は後程。。。
仮住まいは高台にある洋館がマイテリトリー
10年前は年老いた老夫婦が暮らしていた。
今はその孫娘とフクロウ一人と1羽で絵を描いて暮らしている。
その娘は36歳独身の行き遅れだ。
人間にしては綺麗な顔立ちをしているが
身内に悪魔がいるから嫁にいけない哀れな女だ。
あたいはこの洋館にかれこれ20年は通っている。
20年も通えば飼い猫だろう ?それは絶対無いな。
この屋敷は悪魔が出入りするデンジャラスゾーン
あたいは23年生きているがまだまだ命は惜しい。
だがこの屋敷は危険だが、悔しいくらいご飯は美味しい。
絵を描く女は天然で悪魔に魅入られているがいい子だ。
最近のお気に入りはメガネフクロウの『ポポ』
人間なら108歳の超老猫を綺麗だと褒める可愛い奴だ。
そんな可愛い奴が悪魔に羽を毟られ怯えていた。
随分高い木に上っていたから慰めることも出来なかった。
いつも変な変装をしていた家政婦がいなくなった。
顔に似合わず猫好きで極上のご飯を貢ぐあたいの信者だ。
その後に来た奴らは悪魔の手先でご飯どころか屋敷から締め出した。
奴らにはそのうち神罰を食らうことになる、食い物の恨み思いしれ。
高台の屋敷を追い出され町をうろついていたら信者を見つけた。
嬉しそうに手招きするから仕方なく、そう、仕方なくついて行く。
貧乏くさいアパートだがやはりご飯は極上だから許すとしよう。
『ポポ』に何も言えずに追い出されてしまったが大丈夫だろうか。
『ポポ』は、まだまだ本当に子どもだから心配だよ。
天然娘が悪魔から守ってくれることを今は信じるしかないが。
なんだい、気持ち悪い顔でニヤニヤするんじゃないよ。
本当に猫信者は極端なやつが多いね、逃げやしないよ。
行く当てもないし、しばらくここにいてやるとしようかね。
ご飯の質を少しでも落としたら出ていくからね。
………… 飼い主募集は………… とりあえず停止中………… 詳細はまた後日。




