表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
犬との暮らし  作者: 椛餅
1/3

犬との暮らし 一

「お母さん犬飼いたい」

それがポンとの出会いのはじまりだった。

ある日、僕は学校で友達と話していた。

その話は犬の事だった。

「俺んちの犬可愛いんだぜ!」とか何とか、僕はイライラした。

家に帰ると、僕はお母さんに言った。

「お母さん犬飼いたい」僕がそういうとやっぱり

「そう簡単に犬なんて飼えないわよ。飼うのにお金はかかるし、

病院代だって高いんだから。どうせあんた世話しないでしょ」

お母さんの言葉にイラついた。

今日はイライラする事ばかりだ。僕は言い返した。

「ちゃんと飼うもん。世話もする。だから犬が飼いたい」

僕がそう言うとお母さんはため息をついて、「出かけるよ」と

言った。僕は嬉しくなった。もうすぐ夏休み、それまでに何とか

一緒に遊べるようになりたい。

そして、しばらくすると車が止まった。

車をおりたのはいいが、まったくペットショップとは違う雰囲気

がした。僕がボーッとしているのを見てお母さんは説明をした。

「ここはね、野良犬や飼い主に捨てられた犬がいるところだよ」お母さんの話を聞きながら、僕は建物に近づいた。

中から犬の鳴き声が聞こえる。

なんだか悲しい鳴き声だった。お母さんが管理している人に話を

している間も鳴き声は止まない。

気がつくと、奥から二匹程子犬が連れてこられた。

二匹共元気だった。

片方はチワワ、もう片方は、シーズー。

僕はどっち共飼いたかったがお母さんは、「この二匹から選びなさい」と言った。

僕はシーズーを選んだ。車の中でケージを「かりかり」と

ひっかく音がした。

家に帰ると、早速名前が決まった。

僕は「今日からお前の名前はポンだ」と言った。

ポンはすぐ家族皆に懐いた。

僕はできるだけ学校の皆にはポンの事は言わないようにした。

家に帰ると、ポンがしっぽを振り、待っている。

僕はそれが毎日の楽しみになった。

夏休みにはいると、庭にプールを出しポンと遊んだ。

時には、海辺でポンと走り回った。

お母さんもポンの事が気に入っているようで、たまに

遊んであげている。「ポン」と呼ぶと、すぐ走ってくる。

そして長い夏休みが終わった。

ある日の学校での事だ。「今日お前んち遊びに行っていい?」

と聞かれた。「用事があって」と言って断ったものの、

「じゃあ今度遊びに行っていい?」としつこく聞いてくる。

僕は言った。「僕んちじゃなくてお前んちで遊ぼ」と言うと、

「いやぁ俺んち散らかってるからさ。お願い」しつこく頼んで

くる。ポンの事は内緒だが、友達ならいいかと思い、

「じゃあ明日遊びにきてね」と言い、下校した。

次の日は休日で、昼から友達が来た。

「おじゃましまーすってお前んち犬飼ってたの?!」と友達は

驚いていた。「うん」僕は当たり前のように返事をした。

「でも俺んちの犬の方が可愛いけどな」自慢げに二回目の

自分の犬の話をしてきた。

「名前なんていうの?」いきなり聞いてきた。

「ポンって名前」そう言うと、「ポン、おいで」すぐに友達は

僕の犬を呼んだ。

「僕の犬なのに」心の中で僕は思った。

次の日の学校、友達とまた犬の話をしていた。

「あー、そいえばさー俺お前んちの犬の犬種かわいいなぁって思って飼ってた犬保護センターってとこに渡して、お前と同じシーズー飼い始めたんだ」と、友達はそのようなことを話していた。

僕は保護センターに覚えがあった。

「ここはね、野良犬や飼い主に捨てられた犬たちがいるところだよ」お母さんの言葉が頭にうかんだ。

「でも野良犬や飼い主に捨てられた犬たちはいくら保護センターでも、そう多くの犬は引き取れないはずだ」そう考えて、

家に帰るとすぐにお母さんに聞いた。

「お母さん、保護センターでも多くの犬は引き取れないでしょ」

「うん、引き取られた犬たちは5日たつと、殺処分と言って、二酸化炭素によって殺されちゃうのよ」

「今日友達が犬保護センターに渡したって言ってた」

保護センターに関した会話が続いた。

「ポン、今日友達がね、犬を保護センターに渡したって言ってたんだけどね、保護センターにいると5日で殺処分されちゃうんだって」ポンは首をかしげながら聞いていた。

夜になり、寝る前僕は考えた。「ポンみたいな子犬も殺処分されちゃうのかなぁ。友達も保護センターに渡したって言ってたし」

そう思うと、「犬が可哀想だなぁ」と思った。

色々と考えている内に僕は寝てしまった。

休日、ポンと遊んであげたり、買い物に連れて行ったりした。

ポンはよっぽど楽しかったのか、家に帰ってもぴょんぴょんしていた。

これから、気分で書いていきます。

椛餅です。

特別編で犬暮らしシリーズではない、物語も行事がある際に

書いて、出していきます。

投稿頻度が上がったり、下がったりすると思いますが、

よろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ