豪鬼戦・1
少し歩くと、ホールのような広くて開けたばしょにきた。そして真ん中に、人・・・?いや、鬼がたっていた。
「誰だ!貴様は!!」
ミコトが大きな声で鬼にたずねた。
「ん・・来たか。私は豪鬼。酒呑童子様に仕える四天王のひとりだ。」
豪鬼と名乗った鬼のレベルは90、たしかに強いが、二人ならいけるだろう。
しかし、鬼とは思えないほど人に近い体をしていた。身長185cmほど、髪を後ろで束ねている。
俺は静かに装備を体に装着した。なぜかここはゲームクオリティであり心で思うだけで体に装備できる。
「ほう、やる気か。」
「正気ですか。けんさん?」
「ああ、ここで倒しておかないと、あとで厄介なことになるだろうし、四天王といわれるくらい強いのだろう。」
しかもそれがあと3人・・・。
「・・・そうですね。わかりました。」
「どうやら・・決まったようだな。」
「ああ」
「それでは・・いくぞ!!!」
ドッッッ
「なに??!!」
50メートルくらいあった距離が一瞬でつめられた。そしてそれを・・
「くそっっっ!!!」
追えた。
「ほう、なかなかいい動きをするじゃないか」
右手に持っていた剣、「破壊斬」でうけとめる。
「おおっ!!!!!」
敵の剣を右にいなし、今度はこちらから切りつけた。
「フン」
それを豪鬼は軽々とうけとめカウンターをしかけてきた。
「くそ!!!」
やはり剣の腕では豪鬼のほうがあきらかに上か・・・。くそっどうすればいいんだ・・。