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MONEY MAGAZINE  作者: 哲太
12/21

第二章 超一流俳優犬と私     終


午前四時。


さくらは、目の前に広がる灰色の海をぼんやり眺めていた。


灰色と言ったのは別に海が汚れているというからではない。

ただ早朝だったために、周りの暗さでそう見えるだけの話である。


今日はポン太君が出演しているドラマの収録に同行するため、

さくらは千葉県の九十九里浜に来ていた。


もちろん、こんな時間に電車が通っているわけはなく、

さくらは昨日の終電で予め千葉駅まで来ており、

そこで約三時間ネットカフェで時間を潰した後、

更にタクシーで一時間揺られてここに辿り着いていた。


終電に乗ってからまた新しい目的地に向かうというのは、

さくらにとって初めての体験だった。


寝過ごすのが怖くて夜通し漫画を読んでいた反動なのか、

さくらはタクシーの運転手に目的地を伝えた後

直ぐに寝落ちしてしまっていた。


それでも充分な睡眠時間には達しておらず、

朦朧とした意識のまま海を眺めているのが正に今である。


当のポン太君と阿部はまだ来ていなかった。


彼女等は自宅から撮影スタッフの迎えの車に乗って

ここまで来る予定になっているはずで、

到着予定時間まで後三十分といったところだった。


さくらも事前に阿部から一緒に行かないかと誘われていたのだが、

そうすると必然的に彼女の自宅で前日に泊まらせて貰うことになる。


流石にそこまで迷惑をかけられないという思いから、

さくらは一人でここまで来たのだった。


そして、その結果として今はこうして暇を持て余しているというわけだ。


ここに着いた始めの頃は周囲を散歩でもしようかとも考えたのだが、

インドア派のさくらがそんな体力を持っているはずも無く、

ただボーっと座って時間を潰していた。


人っ子一人いない砂浜での行う体育座りは、

深夜に残業しているときと同様に、

なんだがこの世界に自分一人しかいないのではないかという

錯覚へと繋がりつつあった。


昔見た映画にもこんな題材のものがあったような気がするなぁ、

とさくらは半分意識が飛び掛かった状態で記憶を反芻し始めた。


その映画では大地震に襲われて意識を失っていた主人公が、

目を覚ますと自分以外の人間の姿が無くなっていたという

ストーリーだったので、

今見たらもっとあの話に共感できるのではなかろうかと、

やはりこれまた意味の無い結論に辿り着くだけだった。


予定の時間まで後どの位かをさくらが再び確認しようとしたとき、

さくらの目のが小さな光をとらえた。


さくらは、ハッと頭を起こしてそちらに目をやった。


どうやら少し離れたところから

三台のワゴン車がこちらに向かって走ってきていることが分かった。


さくらは慌てて腰を上げてスカートに付いた砂を払おうとしたのだが、

急な立ちくらみがしたためにどうにも真っ直ぐ立つことが出来ない。


倒れそうになる体を何とか持ち堪えると、

もうさっきの車はその姿をはっきり捉えられる位のところまで

近付いて来ていた。


せっかく苦労してここまで来たのだ、

挨拶ぐらいはしっかりしておきたい。


そう思ったさくらは、

砂浜に足を取られつつ道路へと上がる階段へと早足に近付いて行った。


ようやく道路に出ると、ちょうど車も来たところであった。


間に合った。


そう思いさくらが改めて顔を上げると、

三台の車は減速することなく目の前を通り過ぎて行ってしまった。


さくらが唖然とした表情で走り去る車の背中を眺めていると、

なんと車は数十メートル先で停車したのだった。


そして、何人かの人間が車を降りてなにやら話し始めたのがさくらの目に

入った。


しばらくその姿に目をやっていたさくらだったが、

直ぐに我に返って彼等の元へと急に走り出した。


と言うのも、やはりあの三台の車が撮影班のものだと分かったからだった。


外灯に照らされて薄っすら機材のようなものが見えたことが、

その理由の一つだったが、

そもそもさくらはこの海岸で撮影を行うと聞いていただけなので、

自分の直ぐ傍に停まってくれるなんて都合のいいことがあるはずもないことに

気付いのだ。


急激に活性化されていく脳に反して、

徐々に気分は悪くなっていくのを何とか堪えつつ、

さくらは全速力で彼等の元へと急いだ。


ようやく車の傍までさくらが着いた時には、

もう既に機材を降ろし終わるところだった。


息も切れてフラフラの状態で近付いていくさくらに、

その中の一人の男が気付いた。


その男は訝しげな表情でさくらの元へと近付き、

「何か御用でしょうか?」と不信感丸出しの口調で尋ねた。


「す、すみません。私、片桐出版の矢作と申します。

 ほ、本日は、ポン太君の取材をお約束させて頂いておりました件で、

 う、伺いに参りました」


さくらはあまりの息苦しさに膝に手を付いた状態でなんとか言葉を搾り出した。


すると男は、「あぁ」と小さく声を漏らした。


「話は聞いています。ポン太君ならこっちの車にいますよ」


そう言って男は踵を返し、さくらに背を向けて歩き出した。


どうやらポン太君の元まで案内してくれるらしい。


さくらは彼の背中に「あ、ありがとうございます」とお礼を言い、

付いて行った。


やがて男は先頭の車の横で止まり、

コンコンと窓ガラスを叩いてからそのドアを開けた。


「阿部さーん、お客様ですよ」


男は車内に頭を入れてそう言った後、また直ぐに頭を外に引っ込めた。


「じゃあ、私はこれで」


男は短い言葉を残し、元居た場所へと戻って行った。


どうやら、阿部が現場のスタッフから煙たがられているという話は本当らしい。


足早に立ち去っていくその男の後姿を見ながら、

さくらは比呂木に言われた言葉を思い出していた。


さくらは男の背中に小さく頭を下げた後、

ドアが開かれたその車の中にゆっくり入った。


車内には後部座席で携帯電話を触っている阿部、

その隣でおとなしく寝そべっているポン太君、

そして彼女等の前の席で手帳を開き

何やら確認している見慣れない男が座っていた。


二人とも車に入って来たさくらに見向きもしなかったが、

ポン太君だけは耳を立ててこちらの様子を伺うように顔を向けてくれた。


さくらは車の天井に頭をぶつけない様に気をつけながら

彼女達の元へと近付いた。


「おはようございます。本日もよろしくお願い致します」


早朝と言うこともあり、さくらは少し声を潜めて言った。


すると、その声を聞いた阿部がようやく顔を上げた。


「ああ、あなた本当に来たのね」


阿部は何だか不機嫌な口調で答えた。


もしかして、彼女はさくらが来ないと思っていたのだろうか。

だとすると少しショックだったが、さくらはめげずに明るい声を出した。


「はい。早朝から押しかけてしまい、申し訳ありません」


「それは別にいいのだけれど……。

 それよりも、何でわざわざこんな所まで連れて来られなきゃ

 いけなかったのかを、外の奴等に説明して欲しいわ。

 えっと、なんて言ったかしら。

 うーんっと……、あ、シージー?だっけ?

 撮りたい風景があるならあれで何とか効率よくやってくれればいいのに」


阿部は舌打ち交じりに悪態を突き出したが、

そんな彼女を見ていても不思議とさくらには嫌悪感が沸いてこなかった。


もちろんそれは、野呂の言葉を聞いた後なので、

彼女の言動がポン太君を思いやっての事だと

勝手に想像しているからだったのだが、

心の持ち様一つでこんなにも相手から受ける印象が違うものなのかと、

むしろそのことの方に驚きを感じていた。


さくらが黙っていると、ジロリと阿部が睨んできた。


「……なによ?」


「い、いえ、別に。大変ですよねぇ」


ハハハっと笑いながら取り繕うさくらを、

阿部は納得しない表情でジッと見つめ返した。


すると、再びドアの窓がコンコンと叩かれ、若い男が車内に入って来た。


「すいません、お待たせしました!スタンバイお願いします!」


その男は元気な声を車内に響かせた。


やれやれといった表情で阿部が腰を上げたので、

通路を塞ぐように立っていたさくらは

道を譲るために自分も横の座席席へと退いた。


目の前を通っていく阿部に「いってらっしゃいませ」と言いながら

頭を下げると、

さくらのその下げた目線の先をポンタ君がゆっくり横切っていった。


誰に合図される訳でもなく、

阿部の後ろを追随するかのように彼は真っ直ぐ歩いていく。


頭を上げたさくらは、

今度は彼女等が出て行くのとほとんど同時に

後ろのワゴン車からも何人かの人間が外に降りていくのが、車の窓から見えた。


その先頭を歩いていたのが、

以前に芸能ニュースでかなり年下のアイドルとの熱愛が発覚した大物男性俳優だったので、

彼等もポン太君同様キャスト人であることが分かった。


つまり、同じキャストであるのに関わらず、

彼等は阿部やポン太君達と違う車に乗っていたということになる。


そう考えると、

さくらは他人事ながら彼等と阿部の関係を心配せずにはいられない

気持ちになった。


彼等が何やらスタッフと打ち合わせし始めたのをじっと見ていたさくらの耳に、小さな咳払いが聞こえた。


さくらがその声のする方に目をやると、

車内に入った際に見かけたもう一人の男が

手帳を開いたままこちらの様子を伺っていた。


男はさくらと目が合うと、小さく頭を下げた。


「矢作さん、ですよね?

 私は彼女達のマネージャーの篠原健斗しのはらけんとと申します。

 恐らく撮影は長丁場になるでしょうから、

 どうぞ腰を下ろしてゆっくりしていて下さい」


篠原はさくらに座るよう促す形で、手を差し出しながら言った。


よく見ると、

その男は紺色のスーツを身に纏い、

細身ながら血色のいい端正な顔立ちをしていた。


もしかすると、彼は自分よりも年下かもしれないな、とさくらは思った。


「ありがとうございます」


さくらは言いながらゆっくり席についた。


「ご挨拶が遅れて申し訳ありません。

 昨日からポン太君に取材をさせて頂いております、

 片桐出版の矢作さくらです」


そう言ってさくらが取り出した名刺を篠原は受け取ると、

彼も胸ポケットから取り出したケースから一枚名刺を取り出し、

「篠原健斗です」と言いながらそれを渡してきた。


お互いがそれぞれの名刺を確認し合う少しの間を挟んだ後、

篠原が口を開いた。


「取材の件、伺っております。

 実際に会ってみて、ポン太君の印象はいかがでしょうか?」


「そうですね。やっぱりテレビで見ていた通り、

 いやそれ以上に賢い子だな、というのが率直な感想かもしれません」


「そう言って頂けると私としてもうれしいです。

 でも困ったことがありましたら、いつでもご連絡ください」


明言こそしないものの、

篠原が暗に阿部の性格を心配しているのが表情から分かった。


「ありがとうございます。でも、きっと大丈夫だと思います」


「だといいのですが……」


そう言う篠原の声は、やはりどこか気落ちしていた。


「大丈夫ですよ。ちゃんと私が誠意を持って話を伺うことができれば、

 きっと見応えのある記事が出来ると、そんな予感がしているんです。

 それに、彼女とポン太君はとても信頼し合っているのは

 見ていて分かりますので、

 こうやって現場の撮影風景を見学させて頂くだけでも、

 彼等の事について良い記事が作れそうです」


あまりにさくらから前向きな返答が返ってきたことに驚いたのか、

篠原はポカンとした表情でさくらを見ていた。


さっきの言葉はほとんど野呂の受け売りだったのだが、

そんなことを篠原は知る由もないだろうと踏んで、

さくらは使わせて貰ったのだった。


「あ、いや、申し訳ありません。

 彼女に始めて会った人は、あまり良い印象を持たないことが多く、

 意外だったもので」


言いながら照れ臭そうに頭を掻いている篠原を見ていると、

さくらも始めは自分も悪いイメージを受けていたことが

申し訳なく感じてきたので、話題を変えることにした。


「あ、でも篠原さんも阿部さんのことをすごく信頼していらっしゃるのですね。 じゃないと、彼女達だけで現場に向かわせたりしないと思います」


「ああ、それは信頼と言いますか、

 阿部さんも経験者だから大丈夫だろうと上の者が言っておりますので」


「経験者?」


「はい。ご存知ないのも無理はありませんが、

 阿部さんは昔、うちの事務所で女優として働いていらっしゃったのですよ」


「そうだったのですか!?」


さくらが驚くと、

篠原も「私も担当になってから他の社員に聞いて知ったのですが」と

肩を竦めながら言った。


「小さな役ですが、何本かドラマや映画にも出演していたみたいです。

 ただ、あまり売れることはなく、三十歳を過ぎたあたりで

 引退されたようなのですが……。

 ですので、撮影現場での作法は心得ていらっしゃいますし、

 何より本人が強く望むのなら任せても問題ないだろうと

 言うことになっております。まぁ、流石に全部という訳には行きませんが」


「へぇ!そんな経緯があったのですか」


意外、と言っては失礼なのだろうが、

阿部の素っ気無い対応とあのふくよかな体型からは

想像出来ない事実だったため、さくらは驚きを隠し切れなかった。


本当に野呂の言う通り、

目に見えるものだけを信じていては駄目なのだと、改めて実感していた。


そこで篠原はさくらから目線を外し、

窓から見える阿部の姿を見ながら言葉を続けた。


「だから、阿部さんは自分が経験した苦労をポン太君にはさせたくないと

 考えているんじゃないかと私は思っています。

 この世界に入ること自体を反対してらっしゃったと聞いておりますし、

 もし本気でやるのであれば、私のような若造ではなく、

 自分でサポートしたいと考えての言動だったのではないかと」


篠原は少し寂しそうな声で言った後、改めてさくらに向き直った。


「ですので、今回の記事では彼女のそんな優しさにも

 触れて頂くことは出来ませんでしょうか?

 ポン太君中心の内容になるのは当然だと分かっています。

 ただ、彼の活躍の裏にある彼女の存在を少しでもテレビを

 見ている人達にも分かって貰いたいんです」


そう言って篠原は深々と頭を下げた。


突然の彼の行動に、今度はさくらが完全に虚を突かれてしまった。


「あ、頭を上げてください、篠原さん」


慌てて言葉をかけるさくらの声に反応して、篠原はゆっくり頭を上げた。


そして、さくらは篠原としっかり目があったのを確認してから口を開いた。


「私は、最初からそのつもりです。

 どうしてポン太君があそこまで落ち着いて演技ができるのか?

 彼の一番のファンは誰なのか?ちゃんと理解しているつもりです。

 未熟者ではありますが、精一杯筆を執らせて頂く所存ですので、

 どうかお力を貸して下さい」


今度はさくらが頭を下げた。


そして、顔を伏せたそんなさくらの目の端に差し込んだ朝日は、

夜明けの知らせでもあった。


×××


「だからぁ、ちゃんと食べてるってば!」


何度も同じ話を聞かされているうちに、

さくらの声音もだんだん荒々しくなっていた。


千葉での収録を終えた後、

またタクシーと電車を乗り継いで帰るのは流石に骨が折れるため、

帰りは撮影陣の車に乗せてもらい、東京駅まで送って貰った。


結局、撮影は早朝から夕方近くまで続き、

さくらが家に着いた時には夜中の九時を過ぎたところだった。


かなりの疲労感が自分の体に溜まっていることを

さくらも重々分かっていたのだが、

どうしても久しぶりに愛犬の声が聞きたくなって、

今こうして実家に電話をかけているところである。


しかし母親という存在は厄介なもので、

さくらは最初っから犬を出せと言っているのに中々代わろうとせずに、

やれちゃんと食事はとっているのかだとか、

やれ睡眠は足りているのかだとか、

やれ結婚はまだしないのだとか、

あれやこれやと矢継ぎ早に質問を投げかけてきたので

いい加減に面倒臭く思えてきていたのだ。


ただ、こうやって地元の方言を聞くと

心なしか安心する気持ちになっていたのも事実であった。


『そんなこと言ったって、おみゃあもいい年なんだから、

 何時までもふらふらしとったらいかんとけに』


「分かったって。私は大丈夫だから。

 それよりもお母さん、ルーイに早く代わって」


ルーイとはさくらの愛犬の名前である。


飼い始めた当時に流行っていたゲームに出てくる動物の名前を

そのままつけたのが由来だった。


ゲーム内でその動物が他のキャラクターにされている様に、

さくらもふざけて彼のあまり大きくはないその背中によく跨っては、

彼を困らせたものだった。


母はまだなにやら物言いた気なようで、

電話越しにぶつくさ言っているのが聞こえてきたが、

やがて受話器をテーブルに置く音と、

母がどこかに歩いてく足音が聞こえてきた。


どうやらようやくルーイを呼んできてくれるらしい。


しばらくさくらがそのまま待っていると、

向こうから懐かしい鼻息が聞こえてきた。


「ルーイ?」


『……ワン!』


さくらのことが分かっているのかいないのか、元気な愛犬の返事が返ってきた。


だが、さくらはその声を聞けるだけでホッとすることが出来るのだ。


自分が中学に上がった頃に生まれた彼は、

人間の年齢で考えると相当なおじいちゃんのはずであり、

正直なところいつ別れが来てもおかしくなかった。


「元気にしてる?ご飯ちゃんと食べてる?」


『ワン!ワン!』


ルーイが自分の言葉に律儀に反応してくれるのが、

さくらはただただ嬉しかった。


だが言葉を掛けていくうちに、

自分がさっきの母と同じようなことを言っていることに気付いた。


似たもの親子というか、これが子を持つ母の心境というものなのか、

そこまではさくらにも分からなかった。


とりあえず彼の声が聞けたことで満足出来たので、

そろそろ電話を切ることにした。


「うん、じゃあルーイまたね」


『…クゥ~ン』


そんな声を出されたら、こっちもさびしくなるじゃないか、

全くかわいいやつめと内心ほくそ笑みつつ、

さくらは画面に映る「終了」ボタンを押した。


明日も今日と同じドラマの収録に朝から立ち合わせてもらうことになっており、起きる時間を考えればそろそろ寝たほうがいい頃合いだった。


しかし、マネージャーの篠原の話や、

久しぶりに聞いたルーイの声がさくらの耳に妙に残っており、

不思議と気持ちが高ぶって中々寝付けそうになかった。


こうなっては仕方がない。


さくらはふっと小さく溜め息を突き、

鞄からノートパソコンを取り出してそのスイッチを入れた。


気持ちが落ち着くまでは仕事を進めておこうと決めたのだった。


また寝不足になりそうなのは心配だったが、

今なら良い記事が書けそうな、そんな気がさくらにはしていた。


いや、気持ちだけではなく、ちゃんと良い記事を書かなければならない。


そんな使命感にも似た感情を抱きつつ、

さくらは最初の文字を打つべくキーボードに手を掛けた。



引き続きご愛読頂きまして、

誠にありがとうございます。


これにて第二章は終了となります。


残り二部、精一杯書かせて頂きますので、

今後ともよろしくお願い申し上げます。

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