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甘い夢を(スィートスィート)  作者: 山中由里
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 あたしはどうすればいいのかな。

 自分の初恋なんて、最早どうだっていい。

 だけど大親友の初恋は、絶対に実らせてあげたい。


 大親友として人間として、そう思うのは当然のこと。


 ……あたしのこの行動が、本当に大親友の為に? そんなことないよね

 そのことくらいは、あたしだって分かってるよ。



 もうヤダ。


 傷付くくらいなら、悩むくらいなら、恋なんてしたくないよ。

 彼氏なんてそんなもの、ゲーム内でアニメ内で十分。


 そっちの方が甘い夢を見ていられる。

 そりゃぁそうだよね。

 厳しい現実で? そんな必要はない。


 あたしには大親友がいるから、彼氏なんていなくたって寂しくなったりしない。


 でも、でも……。

 あたしがそう思ってるってことは、大親友の恋の邪魔なんじゃないかって。


 恋の邪魔はしたくないの。


 あたしが逃げることで、大親友を傷付けるのは絶対嫌だ。

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