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「もうちょっと静かにお願いできる? 声のボリュームを下げて」
叫びながら描くみゆみゆに、ゆきにゃが注意してくる。この先生、悉くあたしの妨害をしてきやがる。
「は~い、ゴメンね」
止められたのを不満に思ったらしく、不機嫌そうに謝ってみゆみゆは去って行くゆきにゃに可愛らしくあっかんベーをする。
やっぱりこの可愛い子の方が、カッコいい大谷先輩には合っている。
「そんじゃみゆみゆ、もっと静かに爆発させて貰える? 今度こそゆきにゃになんか、邪魔されないもんね」
不機嫌顔でパソコンを睨み付けるみゆみゆに、あたしは出来る限り優しく声を掛けた。するとみゆみゆは、笑顔を取り戻してくれたのであった。簡単! ビックリした。
「声を出さなきゃいいんでしょ? まだあたしのトモティーパワーは残ってる。ゆきにゃなんかじゃ、全滅しないもんねっ」




