10/52
J
そうだよね~、さすがはあたしとみゆみゆ。離れていても、やることは一緒ってことね。友情パワー! ってことにしておこう。
「早く行くよ、ゆいゆい急いで」
バスのドアが開いた途端に、みゆみゆはあたしの手を握って走り出す。
「みゆみゆ、早いよ」
本気で本屋へ猛烈ダッシュするみゆみゆを、あたしは何とか必死になって追い掛けた。
「あたしが先に引くね? 次はゆいゆいお願い」
そう言ってみゆみゆは、あたしの反論も待たずに購入してしまう。
「やったっ! 特賞が出たよ」
そしてみゆみゆは、なんとそう言い出したのであった。嘘でろ? 訳分からん。 しかし本当に一発で特賞を引いてしまっていたらしく、限定描き下ろしポスターを予想以上の低価格で手に入れることが出来た。
「さすがはみゆみゆ、引きの強さは天下一品だね」
あたしはお金を使わなかったな……。




