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第一号型特務艇シリーズ 編!!


何と粟谷は生きて居た!

インド洋にて水偵の上で漂流中だった所を味方の伊号潜水艦が拾ったのだ、

敵の空母に損害を与えた事は勲章物だったが、


「すまんねぇ、雑役少佐君、君には次の任務が与えられて居るんだよ、」

「は、はぁ、」

「またインド洋に行って来てくれないかね?」

「わ、分かりました、」

「それと、新しい船が君を待ってるよ」

「は、はい!」

流石に今度こそは駆逐艦と期待しつつ、

いつもの港に行って見たが、

この前の第一九号型掃海艇とは比べる事も無く小さな物だった、

何と、第一号型駆潜特務艇だった、


「ドケチ共メ!!」

「チー(不運ですね、)」

「こんな漁船みたいな木造船で、どうやってインド洋で戦果を上げるんだよ!!逆に潜水艦に狩られるわぃ!!」

「チー(頑張りましょ)」


しかし、

インド洋でたいした戦果を上げずに、

少佐は船を失い、帰って来た、


「やっぱ無理だ、(ボロボロ)」

「チー(無茶がありました…)」


ソードフィッシュ夜間雷撃隊の雷撃をまともに喰らった粟谷だった、






今日も少佐は叫んで居た、


「ドケチ共メー!!」

短8cm高角砲とかっぱらった13mm機関銃て現在、

イギリスの潜水艦とやりあって居る、


与えられた船は、

第一号型掃海特務艇、

通称:漁掃、

トロール漁船型の掃海特務艇だ、

本来の掃海と言う任務から大きく外れた、

インド洋作戦にて、

イギリス商船を撃破する為に投入されたが、

その武装面などの貧弱さが今回は仇となった、

粟谷はよく奮戦した、

しかし、結局、潜水艦に撃ち負けてしまったのだ、


「オノレ、犬コロメ!!」

「チー(もう船が持ちません、)」


バカスカボカーン!


「クッソー!!」

『チー(泣)』


粟谷、インド洋にて二連敗、







今日の少佐は、

諦めて居た、


「ドケチ、」

「チー(泣)」

「分かってる、俺も泣きたい」

与えられた船に、

上層部にたいする失望感すら覚えた、

第一号型敷設特務艇、

通称:漁敷、

そして今、ソードフィッシュ雷撃機から照明弾が投下された、


「全員飛び込め!!」

「チー(上層部の馬鹿野郎ー!!)」


粟谷少佐は始めての軍艦勤務での給料日まで、

果たして無事で居られるのか?


間もなく、

第一号型敷設特務艇をソードフィッシュ雷撃機が、

寄って集って雷撃し、

30秒としない内に海中へ没した、


少佐、インド洋にて三連敗、


大丈夫か?









今日は第一号型哨戒特務艇を与えられたが、

出撃と共に、

浸水で没した、


「コロシテヤル!コロシテヤル!」

「チー(コロシテヤル!コロシテヤル!)」


少佐、港で没す、





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