⑳出発の挨拶――旅
王都神殿の「祈りの間」は、朝の光に満ちていた。高い天井から差し込む光が、聖樹の葉を透かして柔らかな緑の影を床に落としている。
壁に並ぶ精霊の紋章が淡く輝き、空気には祝福の香りが漂っていた。中央に刻まれた魔法陣は、翠鳥の羽を受けて淡い青緑の光を放ち、まるで命の鼓動のように脈打っている。
メデルは小さな黒い外套を羽織り、兄のブランデットの隣に立っていた。ブランデットの背には、精霊と小人たちが丹念に編んだ柔らかな背負い袋。
その中には、帝国の記憶を抱く聖獣の卵が静かに眠っている。袋の蓋には聖樹の葉が重ねられ、翠鳥の羽が一枚、守りの印として結ばれていた。卵の微かな魔力が、ブランデットの背中越しに温もりを伝えてくる。
二人は小さな拳をぎゅっと握りしめ、震える声で共に言った。
「「……お父様、お母様、行ってきます。」」
その声は小さいけれど、澄んだ響きが祈りの間に広がった。父コクベックは膝を折り、メデルの肩に手を置く。赤魔法騎士団長だった男の瞳が、今はただ一人の父としての温もりを宿していた。
「メデル、ブランデット。道を恐れるな。だが、油断もするな。フーマ殿が共にある。それを誇りに、そして信じろ。」
ブランデットは唇を噛み、静かに頷いた。
「……はい、お父様。僕、守ります。メデルも、卵も。」
母マルタは二人を抱きしめ、薬草の香りを纏った手で髪を撫でる。
「食べるものに困ったら、森の声を聞きなさい。水を求めるなら、風に問いなさい。あなたたちの魔力は、命と共にあるのだから。」
ブランデットは母の胸に顔を埋め、かすれた声で
「……お母様、帰ってきたら、また薬草の煎じ方、教えてください」と言った。
メデルも母の胸に顔を埋め、宣言した。
「ちゃんと聞くよ……えっと……浮いちゃダメ、空とか土に声に出して話し掛けない……光らない、消えない……魔力の綺麗な人について行かない……処構わず寝ない!」
言い終えると、ちらりと兄を見て
「……あってる?」と小声で尋ねる。
ブランデットは笑って頷き、
「あってるよ、メデル。僕も守るから。」
その声には、卵の重みを背負う少年の決意が滲んでいた。
マルタは微笑み、
「ええ、約束よ。帰ってきたら、もっと難しい薬も教えてあげるわ。そして約束もちゃんと守ってね。」
兄姉たちも次々に声をかける。
ヴェルメールは剣の柄を軽く叩き、「剣を抜くときは、躊躇わずに抜きなさい。……いいな、ブランデット。」
「はい、兄様。」
エリザマールは笑って「帰ってきたら、騎士団で手合わせしてあげるわ。負けたら、私の荷物持ちね!」
「……負けません!」ブランデットが珍しく強気に返すと、エリザマールは満足げに頷いた。
ハクリスとココリスは薬草袋と小さな護符を渡し、
「これは僕が作った護符だよ。怖いとき握って」
「薬草は煎じて飲むんだよ、忘れないで!」
ミディットレースは涙をこらえて
「……ブランデット、メデル、頑張って。僕も強くなるから……次は一緒に行けるようにする!」と声を震わせた。
そのとき、神殿長が歩み寄り、深い声で言った。
「メデル様、ブランデット様。貴方達の歩みは、神殿の祈りと共にあります。恐れません様に、迷いません様に。精霊は貴方達を見守っていらっしゃる。」
リュスクマテルテス神官が微笑み、両手を広げて祝福の言葉を紡ぐ。
「風が道を開き、土が足を支え、光が心を守るだろう。――メデル、ブランデット、そしてフーマ殿、どうか無事に。」
侍者の少年が駆け寄り、メデルに小さな袋を差し出した。
「これ、庭で摘んだ花のお守りです! 怖いとき握ってください!」
メデルは笑顔で受け取り、「ありがとう! 僕、ちゃんと持っていく!」と答えた。
庭師の青年も一歩前に出て、ブランデットに声をかける。
「卵を守るのは重いだろう。でも、ブランデット様ならできます。……帰ってきたら、また鬼ごっこしましょう!。」
ブランデットは少し照れながら、
「……はい、約束します」と返した。
そして、王家のベルセル王子が進み出る。
軽やかな笑みを浮かべながらも、その瞳には帝国を背負う者の深い光が宿っていた。
王子は二人の前に膝をつき、静かに言葉を紡ぐ。
「帝国の未来は、こうして歩き出す。小さな足が、大きな理を運ぶんだ。――メデル、ブランデット、君たちの勇気を誇りに思う。」
メデルは王子を見上げ、無邪気に宣言した。
「ベルセル様、僕……帰ってきたら、もっと強くなってます!」
王子は微笑み、肩に手を置いて答える。
「その言葉、楽しみにしているよ。君の力は帝国の希望だ。そして、君の笑顔もな。」
フーマは銀狼の耳を揺らし、低く笑った。
「準備はいいか、坊主たち。ここから先は、俺の背じゃなく、お前らの足で進むんだ。」
ブランデットは深く息を吸い、
「……はい、フーマ様。」
メデルは兄の手を握り、
「僕も、頑張ります!」と声を弾ませた。
フーマは、低く笑った。
「……敬語に戻っているぞ(笑)。ま、いいか。礼儀は悪くない……だが、俺に“様”をつけると、毛が逆立つんだよな。次に“様”なんて言ったら、森に置いてくぞ。」
銀狼の尾がゆらりと揺れ、冗談めかした声に二人は吹き出した。
「「フーマ(笑)うん。がんばる。」」
魔法陣の光が、静かに脈打つ鼓動から、次第に強い輝きへと変わっていった。青緑の光が床を満たし、聖樹の葉が舞い上がる。
翠鳥が一声、澄んだ鳴き声を響かせると、祈りの間の空気が震え、精霊たちの囁きが耳元をかすめた。
「……始まるぞ。」
フーマの低い声が、光に溶けるように響く。
魔法陣の紋様が浮き上がり、輪郭が淡い銀光に染まる。床が消えたような錯覚が訪れ、足元に広がるのは深い蒼の虚空。
空間が歪み、祈りの間の柱や壁が遠ざかり、光の粒子となって崩れていく。
メデルは兄の手を握りしめ、息を呑んだ。
「……兄様、床が……なくなってる……!」
ブランデットは唇を噛み、背中の卵を守るように肩をすくめる。
「大丈夫だ、メデル。離すなよ。」
その瞬間、翠鳥の羽が宙に舞い、魔法陣の中心から光の柱が立ち上った。音が消え、世界が白と青の輝きに満たされる。重力が消え、二人の体がふわりと浮き上がる。
メデルの外套が風に揺れ、髪が光を受けて銀糸のように煌めいた。
「……わぁ……きれい……」メデルの声は震えながらも、驚きと喜びに満ちていた。
フーマは片手で二人を支え、銀狼の尾を揺らしながら笑った。
「目を閉じるなよ。これが帝国の外れまでの最短ルートだ。――ちょっと揺れるがな。」
次の瞬間、光が弾け、祈りの間の景色が完全に消えた。
代わりに広がったのは、星々の海のような空間。無数の光粒が漂い、精霊の声が遠くで歌う。風もないのに、頬を撫でる感覚があり、耳元で小さな笑い声が響く。
「……精霊が、笑ってる……?」メデルが呟くと、ブランデットは小さく頷いた。
「歓迎してくれてるんだ……きっと。」
やがて、光の流れが収束し、足元に再び感触が戻る。淡い木の香り、古い石の冷たさ――そこは帝国外れの町の小さな教会の礼拝室だった。床に刻まれた魔法陣が、最後の光を放ち、静かに沈黙する。
光が彼らを包み、祈りの間から帝国外れの小さな教会へ――旅の第一歩が始まった。
***
帝国外れの教会。
転移の光が静かに消え、足元に冷たい石の感触が戻った。礼拝室は小さく、古い木の香りが漂っている。壁には簡素な聖紋が刻まれ、窓から差し込む光が埃を金色に染めていた。
祈りの間の荘厳さとは違い、ここには素朴な温もりがあった。
「……着いたな。」フーマが肩を回し、銀狼の尾を揺らした。
メデルは目をぱちぱちさせながら辺りを見回す。
「ここ……神殿じゃないんだね。ちっちゃい……」
ブランデットは卵を前に柔らかな背負い袋の紐を肩にしっかり掛け、両腕で包み込むように抱え守るように立ち、静かに頷いた。
「でも、魔法陣は同じだ……不思議だな。」
そのとき、奥の扉が軋む音を立てて開き、一人の神官が現れた。白い法衣は少し古びているが、清潔に整えられている。柔らかな笑みを浮かべた中年の男で、声は低く穏やかだった。
「ようこそ、遠い王都から。転移の光が見えたので、急ぎ参りました。」
彼は深く頭を下げ、三人を迎える。
「私はこの教会を預かる神官、セルバと申します。――お二人が……メデル様とブランデット様ですね。そして、銀狼のフーマ殿。」
フーマは軽く顎を引き、笑った。
「殿はやめてくれ。毛が逆立つんでな。」
セルバは目を細め、くすりと笑った。
「では、フーマ様……いや、フーマさんで。」
メデルは一歩前に出て、小さな声で挨拶した。
「……こんにちは、セルバ様。僕、メデルです。兄のブランデットと一緒に……旅に出ます。」
ブランデットも深く頭を下げる。
「聖獣の卵を……精霊の森へ返すために。」
セルバの瞳がわずかに驚き、すぐに静かな敬意を宿した。
「――その使命、聞き及んでおります。ここから先は、帝国の庇護も薄い土地。ですが、精霊の加護は必ずあります。どうか、無事に。」
彼は小さな木箱を取り出し、二人に差し出した。
「これは旅の祈りを込めた護符です。道で迷ったとき、握りしめてください。精霊の声が届きやすくなります。」
メデルは両手で受け取り、目を輝かせた。
「ありがとう! 僕、ちゃんと持っていく!」
ブランデットも静かに頷き、護符を胸にしまった。
セルバはさらに言葉を続ける。
「この町には冒険者ギルドがあります。登録を済ませれば、旅の助けになるでしょう。……フーマさん、案内をお願いできますか?」
フーマは銀狼の耳を揺らし、笑った。
「もちろんだ。坊主たちをギルドに連れて行って、飯も食わせるさ。」
セルバは最後に、祈りの言葉を低く唱えた。
「風が道を開き、土が足を支え、光が心を守るように――精霊の加護を。」
礼拝室に静かな光が満ち、三人は深く頭を下げた。
こうして、旅の第二歩が始まった。
***
教会の庭。
古木の下、柔らかな影が草の上に落ちていた。風が葉を揺らし、遠くで鳥の声が響く。教会の礼拝室を出た三人は、しばし静けさに包まれていた。
フーマは幹に背を預け、銀狼の耳をぴくりと動かしながら口を開いた。
「さて――ここから先の道を決めるぞ。」
メデルは草の上にちょこんと座り、ブランデットは卵を前に抱えたまま、慎重に腰を下ろした。卵の温もりが胸に伝わり、彼の指先は無意識に袋の紐を確認する。
フーマは腕を組み、低く笑った。
「お前らの事情は聞いてる。母方の家から追い出されて、シンノ国の父の家に向かう途中――だろ?」
ブランデットとメデルは同時に目を丸くした。
「「えっ!」」
フーマは肩をすくめ、尾をゆらりと揺らしながら続ける。
「そういう設定にしないと、幼児二人が旅なんて怪しすぎる。俺なんざ、人身売買の誘拐犯にされちまうぞ(笑)。」
メデルは慌てて立ち上がり、両手をぶんぶん振った。
「そんなのやだ! フーマは悪い人じゃないもん!」
フーマは銀狼の耳を揺らし、くすりと笑った。
「わかってるさ、坊主。でも世間はそう見ない。だから“設定”が必要なんだ。」
納得したブランデットは視線を落とし、静かに頷いた。
「……はい。僕たち、帰る場所はそこしかないから。」
メデルは小さな声で続ける。
「でも……精霊の森に行かないと、カーロが……」
その言葉に、空気がわずかに重くなる。フーマは腕を組み直し、真剣な声で言った。
「そうだ。カーロを森に返さなきゃならない。卵もだ。――それが、お前らの使命だろ? だが、それを誰にも知られちゃいけない。解れば襲われる。だから、設定が必要だ。」
ブランデットは卵を抱き直し、強く頷いた。
「……はい。僕たちが守って、森まで届けます。」
フーマは銀狼の瞳を細め、冗談めかした声を混ぜる。
「俺にとっちゃ都合がいい。獣人国に帰る予定だったんだが、護衛の依頼が舞い込んできてな。精霊の森はシンノ国の手前だ。俺にとっちゃ、ちょうどいい散歩だな。」
メデルはぱっと顔を上げ、目を輝かせた。
「じゃあ、じゃあ、その設定で!」
「依頼が終わるまではな。」フーマは笑い、指で地面を軽く叩いた。
「ただし――道中の賃金は心配だろ? だから、こうする。お前ら、冒険者として登録するんだ。」
ブランデットは驚いたように目を見開く。
「……僕たちが、冒険者?」
「そうだ。」フーマは頷き、声を低くした。
「帝国と王都のギルドから許可証は取ってある。メデルは魔力が高いから問題ない。ブランデットも卵を守る力がある。二人とも、見習いとして登録できる。」
メデルは小さな拳を握り、わくわくした声を上げた。
「冒険者って、魔獣と戦うんだよね? 僕、やってみたい!」
フーマは笑い、指を振った。
「いきなり大物は無理だ。まずは町のお手伝い、薬草採取、ミニラビットやミニマウスの討伐だ。二か月くらい経験を積む。それでFランクからEランクに上がれる。」
ブランデットは卵を抱え直し、真剣な声で言った。
「……僕も、やります。卵を守るためにも、強くならないと。」
フーマは銀狼の耳を揺らし、満足げに笑った。
「いい返事だ。じゃあ、ギルドに行くぞ。登録して、飯を食って、寝床を決める。――旅は、ここから本格的に始まる。」
風が庭を抜け、古木の葉がさらりと音を立てた。三人の視線が交わり、静かな決意がその場に生まれた。
出発後の家族たちの祈り
王都の神殿の「祈りの間」は、深い静寂に包まれていた。先ほどまで光に満ちていた魔法陣は、今は淡い余韻だけを残し、床に静かに沈黙している。
翠鳥の羽が一枚、聖樹の葉の上に落ち、微かな光を放っていた。その光は、まるで遠くへ旅立った子供たちを追うように、やさしく脈打っている。
マルタはその羽をそっと拾い、胸に抱きしめる。
「……どうか、あの子たちを守って。」
声は震えていたが、瞳には強い祈りが宿っていた。
コクベックは膝を折り、剣を床に置いて深く頭を垂れる。
「精霊よ、風よ、土よ……我が子らに道を示せ。危うき牙を遠ざけ、命を守れ。」
その声は低く、騎士としての誓いと父としての願いが重なっていた。
コルベックも膝を折り、深く祈った。
「……あの子たちに試練を与えるなら、乗り越える力も授けてくれ。幼い彼らが、真面目で、強く、聡明に育つように……どうか。」
兄姉たちは円を描くように集まり、それぞれの手に護符や薬草を握りしめる。
ヴェルメールは剣の柄に手を置き、静かに呟いた。
「弟たちを守る力を……俺がここで祈る。」
エリザマールは目を閉じ、唇を噛みながら言葉を紡ぐ。
「帰ってきたら、笑って迎えるから……だから、無事でいて。」
ハクリスは胸に手を当て、声を震わせる。
「……怖いよ。でも、信じる。弟たちが帰ってくるって……僕が信じなきゃ、誰が信じるんだ。」
その瞳には、不安と決意が入り混じっていた。
ココリスは涙をこらえきれず、ぽつりと呟いた。
「一緒に行きたかった……でも、待つ。ずっと待つから。だから、絶対に帰ってきて。」
ミディットレースは小さな手を合わせ、涙をこらえながら声を震わせた。
「……ブランデット、メデル、頑張って。僕も強くなるから……次は一緒に行けるようにするから…」
祈りの間に、家族の声が重なり、静かな調べのように響く。
その瞬間、聖樹の葉がひとひら舞い、翠鳥の羽が淡く光った。光の粒子が空気に溶け、精霊の気配がやさしく応える。
その光は、遠く旅立った三人の背に、確かな加護を届けるように――。
古代の誓い
王宮地下聖堂は、深い静寂に沈んでいた。
冷たい石の床に、先ほどまで聖獣の卵を囲んでいた魔法陣の痕跡が淡く残り、空気には微かな魔力の匂いが漂っている。
高い天井に吊るされた燭台の炎は小さく揺れ、壁に刻まれた古代文字が淡く光を返していた。
コルベックは剣を握りしめたまま、膝を折った。
鎧の金具が床に触れ、硬い音を立てる。
「……聖獣様の卵も、あの子たちも、もう帝国の外だ。守れるのか……」
その声は震えていた。公爵家としての誇り、伯父としての不安――そのすべてが胸を締め付けていた。
幼い笑顔が脳裏に浮かぶ。メデルの小さな手、ブランデットの静かな瞳。
その肩に、力強い手が置かれた。
「お前が倒れたら、俺が支える」
低く、確かな声。
コルベックが顔を上げると、ベルセル王子の瞳が真っ直ぐに自分を射抜いていた。
「昔、風と土に誓っただろう? 二人で均衡を守るって」
幼き日の記憶がよぎる。
風に舞う砂、剣を交えた少年の笑顔――その誓いは、今も生きている。
王子は剣を抜き、魔法陣の残光にかざした。
その瞬間、古代文字が淡く輝き、床に刻まれた紋様がゆっくりと光を取り戻す。
青白い光が円を描き、二人を包み込むように広がった。
王子は古代語を低く唱えた。
「ヴァル=フラクシスの理に誓う。我ら、風と土の均衡を守り、命の道を護る者なり。」
その言葉に呼応するように、壁の古代文字が淡く脈打ち、低い共鳴音が聖堂に満ちる。
コルベックも剣を抜き、刃を胸の前に掲げ、同じ言葉を繰り返した。
「ヴァル=フラクシスの理に誓う。我ら、風と土の均衡を守り、命の道を護る者なり。」
魔法陣が強く脈打ち、紋様の中央に風と土を象徴する双紋が浮かび上がる。
その瞬間、翠鳥の羽がひとひら舞い、二人の剣に淡い光が宿った。
まるでその誓いを認めるかのように、羽は最後の輝きを放ち、空気に溶けて消える。
その光は、遠く旅立った幼い背に、確かな加護を届けるように――。




