2021/11/26 Etc
2021/11/26
料亭の座敷で、科挙が行われていた。あるいは仲間内でその練習をしていたのかもしれない。まず、トーナメント表のようなクイズが出た。四角の中にヒントから言葉を入れ、さらにそれをヒントに次へ次へと言葉を探すシステムだ。ほんの少し遅れてやってきた私は並んだいくつかの動物の共通点から「角」「奇蹄目」の二文字の動物がカギだと気づき、「サイ」を当てはめた。すると、誰かが「〇ケ浜公園」と答えた。思わず「速っ!」と言ってしまった。正解だった。
その後、一緒に受験する仲間に私はちょっとした謎かけをした。医師を目指し、落ちたら歌人にでもなると言っている仲間だ。「なに、君はどのみち落ちても受かっても変わらないさ。医学をやるか、医が句になるかでしかない」と。それから仲間は落第が決まったらしい。あろうことに、無神経な私はジョークを思いつくまま「まあ、医が苦になる毎日より気ままでいいじゃないか」などと言葉をかけた。
別のシーン。私は部下たちを引き連れて宇宙ステーションにいた。ここではサーヴァント同士が殺しあったらしく、最後に生き残ったアルトリアが血まみれで私のもとへ這いより、息絶えた。
我々はそれでも宇宙を目指すのだ。入職した我々はオフィスの席についた。私は社長という肩書になったが事実上は会長の手駒に過ぎず、下には野心家の副社長が控えている。「社長の椅子だけ新調されていますね」などと嫌味を言われながら、我々は宇宙探査の準備をした。資源は貴重だ。無駄な荷物や人員はすべて置いていかねばならない。
宇宙についてからも、厳しい選抜は続いた。それは隊長たる私も例外ではない。私ははじめ、異常環境下での色彩感覚を測られた。見事に満点だった。ことにこのミッションではオールラウンダーよりスペシャリストが求められるので、この一科目での満点というのはそれだけでほとんど採用を約束するものだった。私が浮かれていると、また誰かが嫌味を言ってきた。
宇宙服の圧迫感と呼吸の辛さは、人によっては耐えられないものである。何人かの隊員が脱走を試みた。闇商人の提供する粗末な脱出ポッドで地上を目指した彼らだったが、係員たちは彼らの末路を予想し、冷笑していた。
別のシーン。私は近所の家の留守に忍び込んだ。空き巣をしに来たわけではない。落とし物を届けるだかサンタまがいの行為だか、とにかく自分は考えなしの善意で李下に冠を正しているのだ。とはいえ見つかるとまずいことは分かっていた。住人の帰りに気づいた私はゲームのコントローラーなどが落ちるのにも構わず、コンセントを窓から垂らして脱出した。
私が家に帰った後、警察が近所の聞き込みを始めた。日頃から挙動不審な私はどうやっても怪しまれるので、何か上手い言い訳はないかと考えた。推理小説を書くので実際の犯罪が気になるとか、言語学を齧っていたのでその言い回しが引っ掛かったとか、噓にならない範囲での理由がいくつか思いついた。
2021/11/29
私は阪大に入学した。同期の学生たちと話してみると、ずいぶん変わった名前が多い。それから私は文芸部の仲間たちと屋上で記念撮影をした。その日はちょっとした嵐で、足腰に自信がないなら隅のほうには近寄るなと言われた。
ある日、私は一人の生徒が「大変だ」と走っていくのを見た。私は彼女に力を貸そうと、近道をして先回りをした。別棟のバルコニーだ。ここの植物の水遣りを忘れていたらしい。さて、彼女は友人たちを連れてきた。先回りしたものの、自分がいては怪しまれる。私は結局、出入り口を飛び越える形で彼女らに見つかることなく脱出した。
帰り道は過酷だった。ポケモンたちが襲ってくる洞窟を、恐ろしい速さで駆け抜けた。スライディングで穴を抜け、なんとか学校に戻る。図工室だった。知り合いのゲームデザイナーが、木工のコースを作っていた。上に球でも転がすのだろう。しかし一パーツだけ傾きが逆になっている。手伝いを頼まれた私はそのパーツを切り、削った。
別のシーン。私は廃倉庫で家庭環境に恵まれなかった仲間たちと出会った。エリート教育に潰された少年、毒を飲まされ育てられた少年、頭皮に腫瘍のできた少女。私は彼らに自分の過去を明かした。
私は破壊兵器として生を受けた。父もまた破壊兵器だった。私は父の虐待を受けつづけ、ある日地表を破って這い出した。今まさに追われている最中である。
それからシーンは町を見下ろす高所に移った。父は恐れる住人に「ほう、神に縋るか?」と尋ねた。住人が肯定すると、父は光線で彼と周囲の人間を焼き払い、「神とはこういうものだ」と言った。
私はその場にいなかったらしい。私より弱い仲間たちが、父に脅されるまま何かの賭けをした。仲間は負け続け、そのたびに父に巨大化の魔法をかけさせられた。気づけば父はとんだ巨人になっており、仲間たちは私の足を引っ張る罪悪感に苛まれていた。
2021/12/01
アークナイツの画面だろうか、グリッドで区切られたフィールドがある。ゴールは左に1か所。上下2レーンに分かれた進行を食い止めるマップだ。しかしこのゲームはアークナイツとは異なり、配置したオペレーターは合体できるようだ。私は合体に合体を繰り返した継ぎ接ぎの生命体で横の延長全体を抑えた。
何なら継ぎ接ぎはマスを越えて移動できたような気もする。
別のシーン。私は弟と従弟とともに森の中を進んでいた。先行した従弟が羽虫に集られた。私は弟と虫よけスプレーを撒いて従弟を救出したが、いよいよスプレーの残量が怪しくなってきた。これ以上の探検は危険だ。我々はあきらめて下山し、京都風の通りへ出た。わたしはそのとき『Sorrows』を歌っていた。
別のシーン。私は体育館で旧友とゴール前で一対一の球技をしていた。サッカーだったと思う。私は何度かいい角度を探してやり直したあと、全力の助走をつけてシュートを放った。ゴールのあと、私は歌舞伎のような大見得を切っていた。
さて、私はどうやらこのときグラビアアイドルの体を使っていたらしい。そしてそれはヤクザからレンタルしたものだった。返そうと思って下駄箱のあたりで待っていると、途端にどこからともなく湧いた書類の山で私は天井に押しつぶされかかった。
なんとか身をよじって別の部屋に転げ落ちる。同じような境遇のものが数人いた。どうやらオフィサーたちが猛烈な頑張りで書類を仕上げているらしい。はじき出されてきた人間たちには各々の適職が記されていた。私も含め皆、場所さえあればオフィスワークもできる人間ばかりだったが、ラップランドだけは違った。手持無沙汰になった彼女はその辺の床を掘り始めた。しまいにゾンビが出るぞと言っていた我々だったが、窓の外に敵影を捉えると話が変わった。何なら掘り当てたゾンビを戦力にしてもいいかという話も上がったが、所詮2/2程度では話にならないといって却下した。
私は仲間にモップやらを投げ渡し、外へ出た。どうやらオフィスからはじき出された我々は文明社会から外れるうちに一つの未開部族として認識されたらしい。より大きな部族の連中が、我々を包囲して踊っている。我々は彼らの文化に同化するか抗戦するかを選ぶ必要があった。
それから難を逃れた私は水場を渡り、未来都市についた。そこは環境に配慮したクリーンな都市を目指していたが、下水に害獣が住んでいて我々は駆除を任せられた。
2021/12/3
私は少し遠出して、いつもと違うカウンセラーの診療を受けていた。しかし、ずいぶん等閑なサービスだった。診療は予定より早く打ち切られ、次の客である子供がやってきた。子供たちは私に暴力をふるった。私は半ば追い出されるように部屋を出た。しまいには悪霊まで湧いた。私は黒い布を振り回して悪霊に抵抗した。
帰りの駅で、私は水平方向に落下した。駅員が危険行為を咎めにきた。私はカバンについていた名札を隠して逃げた。気づけば私はスルトになっていた。逆側のホームにロドスの仲間たちを見つけると、私はホーム間を飛び越えた。
それから、我々は夜遅くまで電車を待った。あまり電車が来ないので、周りの人間たちは談笑しはじめた。人々の輪の中心にいたのは有名ミュージシャンだという男だ。男は別のミュージシャンに「調子のいいことばかり抜かしやがって」と詰められていた。男は売れないミュージシャンの僻みだと言って笑って見せた。そして私のお菓子をみんなにシェアしろと言って断りにくい空気を作ってきた。そういうところだと思う。




